2021年12月6日月曜日

ニッサンZ GT500

ニッサン/ニスモ、2022年からの新型GT500車両『ニッサンZ GT500』をお披露目

ですよねー。



Z好きとしては非常に嬉しい発表である反面、サプライズ皆無なのが悲しいところ。もはや「次はZ」なことは既定路線で、一応隠してるけどバレバレな状態だっただけに、正式発表されたところで反応に困ります。

来年の活躍を超楽しみにしているのは間違いないんですけどね。あふれ出る今更感。


auto sportの記事を見ても、自分が妄想で作ったような記事そのまんまの文章が並んでいるような気がしてしまいました。嘘ニュースで半年くらい前に「次期GT500車両・新型Zをお披露目」って作ってもほぼ同じ内容になったかもしれない。


ただ、実際に走ってるシーンを見ると現実感が出てきました。新しいZが走ってる。非常に重要な部分です。

クルマはやっぱり走ってナンボですね。静止画だけ見て色々知った気になるのは良くないと思いました。


地味ぃに、タイヤはミシュランですね。タイヤ供給が1台だけということはなさそうなので、ニスモは2台体制でしょう。

#12も走るでしょう。#24は・・・監督が落ち着いてくれ。



まぁ次期車両はさておき、そのほかの部分で個人的に気になっていることを。


・来年のドライバーは?

来年の参戦体制についても何か発表されるかな?と思っていたんですが、確定の話は何もなかったですね。

ただ、イベントに来ていたメンバーが「意味深」と言えなくもない。こんな場面に適当に呼ぶわけないですし、来年の参戦体制に関わりのあるメンバーなのは間違いないはず。

#23のロニーさん・松田さんと、#3の平手さん、現在はGT300で参戦中の柳田さんが出ていました。この4人が開発ドライバーと思われますが、少なくともロニー・松田・平手の3人は来年のGT500ドライバーとして数えていい・・・と考えるのはまだ早すぎますかね。

GT-RとZの世代交代を象徴するようなシーンで、GT-R(#23)に平手さん、Z(#230)にロニーさん、という組み合わせで走行していました。#23に平手・・・何か意味があるのかな?


ここで逆に、Z=平手・GT-R=ロニーだったら大変でしたが、でもそうじゃない。まだまだロニーで行くぞ!というアピール・・・そんなことまで考えてない?

そして、その後の「ニスモドライバーを代表して」のシーンでは、松田さんが代表で色々話していました。ライブ配信後の走行も松田さんがドライブしていたとか。

この場面で代表としてスピーチするなら、普通に考えたら松田さんは来年も#23になりそうですけどね。

まぁ#3もニスモみたいなもんですし、少なくともこの3人は「ニスモ2台・4人のどこかには入る」ということだと思うんですが、さてどうなるかな。



・「フェアレディ」じゃない

新型マシンは『ニッサンZ GT500』とのこと。これまでもauto sportの記事は、細かい表記などもメーカー側の意図を汲んだ内容になっていると思うんですが、あえて「フェアレディZ」と表現していないように感じました。

先代?のZを「Z34」と表記していて、新型を「ニッサンZ」と明確に使い分けてますね。自分みたいな適当な人間が執筆すれば、絶対に混同すると思うんです。そこが大人の事情でちゃんと区別されている。あれは大人の文章です。


これってつまり、新型の国内向け正式名称も「ニッサン・Z」になるのかな、と。世間的にどう呼ばれるかは別にして、世界中で正式名称を統一してしまうのかもしれません。

車体のロゴも「Z」のみ。リアエンブレムも「Z」とだけ書いてあります。非常にシンプル。

プロトタイプの時点では、トランク上部にナナメで「Fairlady Z」と書かれていたものが、GT500仕様ではテールライトの間に「Z」のみの表記に変更。北米向け市販車と同じエンブレム。マーケティング的にこの部分は市販車のデザインと揃えるはず・・・ということは?


テールライト横の「Z」エンブレムを見て「あ、”フェアレディ”じゃないんだな」と思いました。

ま、個人の想像ですので悪しからず。というか、私はいずれ買うので、自分のクルマがどうなるか?が気になるだけです。名前って大事でしょ?



・「新しいZ」

既出情報の通り、新型のZはたぶん車検証的には「Z34」なんでしょう。ただ記事では区別のためか「ニッサンZ」と繰り返し書かれています。それはもうしつこいぐらいに。

Z32・Z33・Z34は国内では「フェアレディZ」なので、「ニッサンZ」と表現してもこれまでのZとはイメージはカブらない。現行のスープラが「GRスープラ」になっているのと似ている気がします。

新しいZは「ニッサンZ」、もしくは「Z」。これでクルマに詳しくない人に「フェアレディって何?」と聞かれることもなくなる・・・かもしれない。



・小さい

R35型は14年前の設計。市販車の元の設計が良かったために、アップデートを重ねた14年後でもトップクラスの性能を維持していますが、その間に変わりまくったGT500のレギュレーションに適応できてなかったですね。

今のレギュレーションでベースモデルと関わりがあるのは車体のデザインだけ。そのデザインで空力の良し悪しが決まるなら、空力面を考慮してベースを選ぶのは当然。ただニッサン的にGT-R以外にするわけにもいかず、気づいたら14年も経っていた、ということなんでしょう。だからって2年前にZ34にするのも変ですし。


当然そのあたりを考慮したであろう新型車両。GT-Rと並ぶと小さいことがわかります。現行のレギュレーションで勝つことを意識しまくっているのは明らか。元々車格的にGT-R>Zなので、小さいのは当たり前ですけどね。2シーターだし。

来年は鈴鹿以外でも活躍できそうです。というか、これでようやくフェアに勝負できる!って感じですね。



・市販車の国内仕様がまだ未定

新型Zは北米仕様が既に発表済みで、2022年春に発売予定。その際に「国内向けは2021年の冬に発表」という報道でしたが、市販車の方の続報がないまま、季節的には冬になりました。

先にGT500仕様が発表されてしまいましたが、国内向け市販車の発表に手こずってたりするんでしょうか。なんだか日本の法律は面倒なことが多そうですし、そのあたりの微妙な調整に苦労しそうではありますが・・・。

モーターショーが軒並み中止しているので、発表のタイミングが非常に難しいですが、どちらかというと市販車のほうが重要ですので、そちらの正式発表にも期待したいところ。


一応オートサロンは1月にやるっぽいので、何もなければそこで発表されそうですけどね。オミクジポンとかいう変なのが大流行してまたイベントが全部中止とか嫌ですよ?



いよいよ「新型Z」が現実世界に進出してきたので、本格的に資金面の心配をしなくては、と少し焦ってます。

楽しみであると同時に、とても不安。どうしよう。



2021年11月28日日曜日

最大の敵は味方だった【SUPER GT】

優勝候補がクラッシュでほぼ壊滅してスタンレー完全有利な状況だったのに、まさか300クラスARTAに撃沈されて終わるとは・・・。

「スタンレーがリタイアでもしないとチャンピオンになれない」が条件だったauが優勝し、大逆転でチャンピオンに。こんなこともあるんですね、って去年もとんでもない決着でした、そういえば。

最後まで諦めなければチャンスがあるかも、と口では言いますけど、本当にそうなることってあんまりないじゃないですか。順当というか、普段起こらないような大ハプニングでもない限り・・・。

でも実際そうなったと。それもGT500同士でバチバチに競り合った結果、というわけでもなく、完全にドライバーのミスっぽいクラッシュでしたからね。「自分だったら」とか考えなくないです。どっちの立場であっても。



これで2021シーズンは終了。GT-Rは今年度限り、次はおそらくZ。個人的にはクルマよりドライバーが気になるんですけどね。あっさり継続ならいいんですが?


ということで、また来年。



2021年11月22日月曜日

”R35ではない何か”になるらしい【SUPER GT】

SUPER GTシリーズGT500クラス参戦車両の変更について


2022年度から、ニッサンのGT500車両が変更されるらしい。「参戦車両は後日発表」とのことですが、何になるんでしょうね。大予想してみました!


①Z

②Z

③Z


・・・いや、予想もへったくれもないんですが。


もはや隠す意味もないと思うんですけどね。「R35ではない」として、じゃあZでないなら何なのかと。ステージア?


ニスモの公式発表で「なお、2022年シーズンの参戦車両については、後日発表する予定です。」と書かれている部分、私なら「なお、2022年シーズンの参戦車両はZですが、まぁ正式には後日発表します。」くらい書いちゃいますね。この方が目立って宣伝になりそうですし、結構ふざける方なので。(冗談の通じない人にはよく怒られます)


実は次期Zは「Z34型」のままらしいですね。新型式ではコストがかかるとか色々理由はあるようですが、こうなったら次のやつは何て呼びましょうね。Appleみたいに「新しいZ」とか?400馬力だから「400Z」みたいな名称も海外では予想されていたようですが。

まぁそのうち誰かがちょうどいい名称を考えてくれるんでしょう。個人的には「FC」「FD」の収まり具合が非常に羨ましいです。「新しいZ」は冬に発表。待ち遠しいですねぇ。


GT500の(形だけとはいえ)ベース車両として、R35を本当に長い間使ってました。その間にトヨタ(レクサス)はSC430・RC F・LC500・スープラの4世代、ホンダはNSX(先代)・HSV・NSXの3世代があったのに、ニッサンだけ意地でもGT-R。もちろん中身は全然違うとはいえ、ここ数年はベースモデルの影響で不利と言われていたので、まぁ車両変更は順当ですね。特に今年は厳しかった・・・。

市販モデル自体も随分長く売ってますし、モデル末期?という噂もあるので、GT-Rの今後も少し気になるところです。


ニスモフェスティバルがあれば間違いなくそこで発表だったのに、例のウイルスのせいで今年も中止なので、どのタイミングで発表されるのか。最終戦でもいいですけどね、いつになるかな?


2021年10月25日月曜日

ふるさと納税、コスパを取るか?欲で選ぶか?

 私はコスパ!(米、トイレットペーパー、タオル・・・)


多分そういう性格なんです。1万円でいいお肉もらっても、金額(実質一万円)が気になって味がよくわからないに決まってます。だったら消耗品をガンガン買っちゃおうって話。ちょうどタオルが買い替え時だったし。

とあるお笑い芸人の方(かなり金銭感覚がルーズそうな人)がテレビでふるさと納税の話をしていて、こりゃやばいなって思いましたね。節税対策としてそれほどのレベルとは思わなかった。

ふるさと納税が総務省の説明通りの仕組みなら、こんなに露骨な節税もないと思うんですけどね。どうせ納める税金なら、その金額で何かもらったほうがマシ。その辺の露骨さが合法なのかが直感的に理解できません。聞いた通りの仕組みなら、そりゃやらなきゃ損って言われますわ。しかもお金がある人ほど得をする。本来納めるべき税金で、下手したらパソコンが貰えたりする。私だってパソコン欲しいですけど、自腹で買ってます。でも収入が多い人は、節税ついでにパソコンがもらえる。そんな不公平があっていいのか!・・・また僻みが出てしまった。



さて、ふるさと納税の返礼品を考えているのはおそらく役所の職員なんでしょうけど、ふるさと納税の本質的な部分をわかっていそうなところと、「とりあえず地元のPRを!」としか考えていないところと、はっきり分かれていますね。

仕組み的に仕方ないんでしょうけど、地元の特産品だと全国的に内容がカブるので、美味しい食べ物系の返礼品でランキング上位を狙う場合、相手が非常に強力で難しいと思います。農産物ならどうやったって北海道みたいなところが強いし、米ならコメどころの地方が圧倒的に強いに決まってる。

こういう時、人口が多いことしか取り柄のないベッドタウンは、豊富な自然パワーに後押しされた地方勢の主砲一撃で爆沈待ったなし。そこらへんのお菓子屋さんのミルフィーユで北海道に勝てると思うなよ? 菓子はいいから米を食え米を。


・・・それはともかく。

ふるさと納税の返礼品を探していると、とことん自分が無欲なことを思い知らされます。

みかんもイチゴも好きだけど3個でいい。キロ単位で欲しいわけじゃない。お米も好きだけどツヤツヤのお米じゃなくていい。なんなら白けりゃいい。多分麦ご飯でも区別がつかない。

お肉も黒毛和牛や神戸牛じゃなくていい。別にオージービーフでもいいけど、オーストラリアはふるさと納税の対象ではないので・・・。


どこぞの街みたいに商品券を返礼品にして総務省に怒られた例もありますが、狙いは正しいと思うんです。露骨にやるからダメなのであって。その辺の「狙ってる感」がまだまだ足りないと思いました。節税狙いの人を効果的に集められるような返礼品。

返礼品ランキングでは、やはり美味しそうな農産物が上位独占のようですが、美味しそうな農産物に興味がない人(普通の農産物で美味しさのリミットに到達する貧乏舌)は、返礼品の選択に困ります。



とりあえず、来月にはトイレットペーパーが大量に届きます。これで拭き放題。美味しいものはそこまで求めていないんで、自分みたいな無欲・オブ・無欲な人間に刺さるような返礼品がもっと増えてほしいですね。


2021年10月21日木曜日

Dirt5、見送り

んーやっぱりコレジャナイ。


Dirt5が発売。ラリー好きとしては是非押さえておきたい・・・と思いきや、以前見たトレーラー動画の時点でちょっと違う感が満載。正式版でも同じ印象でした。

私はラリーが好きなだけで、「ラリークロス」に関してはそうでもないらしいです。サーキットでのレースは好きで、閉鎖路でのラリーも好きなのに、それが合わさったラリークロスはそうでもない。

何も知らない人からすると違いなんかなさそうなものなのに。別にぶつかったり大クラッシュしたりが見たいわけじゃない。


確かDirt4には標準的なラリーもあったように思うんですが、Dirt5ではオフロードでの複数台でのレースがメインに。車もラリーカーではなくアストンマーティンのようなやつ。違う、そうじゃない。

全体的にかなりカジュアルですね。路線変更の意図でもあるのかなと。「Dirt Rally」シリーズもあるので、あえて別路線にしたんですかね。WRCのようなラリーが好みならDiRT Rallyをどうぞ、とか。


分類で言うなら「GTA5」のレースの感じに近いですね。DiRTにミサイルとかは出てこないでしょうけど、雰囲気は非常に似ていると思います。


ま、DiRT Rallyの次回作待ちですかね。今のところ2.0でも特に不満はなく、あえて言うならリバリーデザインが少ないくらい。GT7みたいにオリジナルで作れたら完璧。



ただ、「次世代機のレースゲーム」として見るなら、やっぱりすごいなぁと思います。正直、風景だけならPS4でも十分綺麗だと思っていますが、「雨」や「水」の表現はさすが次世代機。PS4のDiRTで雨が降ると、窓ガラスに水飴のような粘度の高い液体がくっついて、何も見えなくなります。

水の表現はゲーム機の性能をよく表すと聞きますけどね。PS4でもこの程度しかできないのか?とも思います。変な表現になるくらいなら水なんかなくてもいいですけどね。


当分は2.0で凌げるので問題なし。その前にPS4が死にそうなんですけどね。最近調子悪い・・・。



2021年9月18日土曜日

今年は4台食われました

 


菅生のマモノ、大暴れ。


GT500は4台食われました。

#4 エンジントラブル

#19 炎上

#14 エンジントラブル?

#38 サスペンショントラブル?


2機目エンジンに替えたばかりなのにエンジントラブルが出たチームは、仮に再エンジン交換だと次戦厳しいかも。しかしGT500だけでここまでトラブルが出るレースも珍しい。


その他にも様々なトラブルが出て大荒れ。複数台を巻き込んだ大クラッシュがなかったのが幸いですが、何故菅生は荒れるのか。もはや伝統になりつつありますが、炎上はコース幅の狭さとは関係ないですよねぇ。本当に何故?


GT500ではリタイアがらみ以外にもトラブルが。

#23 決勝前にエンジントラブルで載せ替え(ペナルティ)

#8 1位走行中にピットミスでペナルティ+連携ミスでドライブスルー2回+赤信号無視でペナルティ追加

#37 接触の影響?でリタイア



凄惨。


8号車のミスはちょっとやらかしすぎですが。ARTAでもそういうこともあるんですね。ちょっとお粗末。


23号車はペナルティ覚悟で3機目のエンジンに交換。しかし大量リタイアのお陰で7位まで上がってポイントゲット。運が良いのか何なのか。


結果はカルソニックGT-Rが5年ぶりの優勝だったのが良かった。地味にGT-Rは2連勝。こんな未来があるとは思わなかった。疑ってすみません。今年は完全に終わったと思ってました・・・。



2021年8月23日月曜日

1、2、3

 

死んだと思っていたのに何故だ・・・。


実質第4戦の第3戦鈴鹿で、GT500クラスはGT-Rが表彰台独占。前レースまでかなり悲しい状態だったのに急にどうした。もしかして全部取り替えたか?(規定違反)

例えば、シーズン中にスペック2エンジンが投入されて息を吹き返す、ということはたまにありますが、23号車のエンジンはレース中の出火でやむなく交換しただけ。なのでその線はナシ。


日産が元から鈴鹿狙いだった、というインタビューもありました。もちろん車両によって得意・不得意はあるはず。でもだからって、他のサーキットとここまで極端に結果が変わるものか。昨年はセーフティーカーのドサクサで1位でした。今回は正真正銘の1位。すごい。

しかも、よく考えてみると、これで23号車は鈴鹿3連勝。鈴鹿で勝てるなら他でも善戦できそうですが、難しいんですかね。


ついで?に3号車と24号車も表彰台。3号車は23号車と同じタイヤなので調子がいいのは当然。24号車は・・・19号車も調子よかったですし、ヨコハマが頑張ってるんでしょうか。ダンロップもフロントロー独占で速かった。ブリヂストンは全体的に何か外したんですかね。

トヨタは日産の逆で、全車がQ1落ち。サクセスウエイトの影響にしてはちょっと極端です。


次は菅生。比較的狭いコース。富士が苦手なら菅生は勝とう。



ところで、同日にル・マン24hも開催でした。久々にル・マンをじっくり見ましたね。レース自体は「何事もなければトヨタ」で、実際トヨタが勝ったんですが、中々危なっかしいシーンが多かったです。勝てるレースで自爆リタイヤは最悪。

小林可夢偉選手の乗る7号車が総合優勝。中嶋選手の8号車は燃料系トラブル?で失速したものの完走。ワンツー。まぁ順当ですかね。

そして毎年思う。ノーパワー事件の年に勝っていれば・・・。


ル・マンには次年度からプジョーが参戦。羽なしハイパーカーでガチレースになる・・・かもしれない。


グリッケンハウスのSCG007も、速さ的にはそこそこ。ワークスでもないのに参戦初年度でここまで走れたら上出来だと思います。これまでもP4/5などでレースの実績はあるチームなので、経験は豊富です。


↑P4/5


グリッケンハウスのSCG007は市販も予定しているとか。実際にSGC003でレースカー兼ロードカー仕様の車を作ってしまったことがあるので、可能性としては十分ありえます。

トヨタのGR010は市販されない?という噂もありますが、もしSCG007が本当に市販されたらすごい。要するに「採算度外視ならなんでもできる」だけかもしれませんけどね。


久々にレース漬けの週末でした。楽しかった。




2021年8月18日水曜日

Z(2023)

 


新型Zが正式発表。既出の情報以外に、いろいろ新情報がありました。出典はこちら。語学力の限界に挑戦してみました。


・「2023」のアメリカ仕様

これ、2023モデルらしいです。アメリカでの発売が2022年の春、日本仕様の発表は冬とのこと。まぁほぼこの仕様で出るでしょう。

しかし、最近の車の「2023年仕様」みたいな言い方はよくわかりませんね。2022年の春に出るなら2022モデルではないのか?と思うんですが、そうではないらしい。3月に発売される「4月号」の雑誌みたいなものですかね。


・車名は「Z」

日本では「フェアレディZ」ですが、これまでアメリカでは排気量+Zの名称でした。例えばZ34型は「370Z」。3700ccだから。

今回の新型Zは、「Nissan Z」。非常にシンプルになりました。まぁ排気量を元にした名前だと限界がありますからね。「180SX」も1.8Lエンジンのアメリカ仕様シルビアの名称でしたが、日本では2.0Lでもそのまま180SXの名称で売られていて、ややこしいことになっていました。「ワンエイティ」の語呂の良さは好きですけどね。


発表会でオッチャンが言っている通り、「Z」の一文字で車名を表すことができるのは、結構すごいことですね。これもZが長年積み上げてきた歴史があるから。「i」とか「E」は全業界で取り合いになってます。そこにある資産は活かすべき。


日本では「フェアレディZ」になるでしょうか。今回発表された仕様では、リアに「Z」一文字のロゴが付いています。シンプルでとても良い。



・400馬力

3.0L・ツインターボなのは既出の通り。しかし馬力は400馬力だそうです。思っていたよりも多かった。

スカイライン400R搭載の400馬力仕様エンジンが使用される噂はありましたが、Z34でいうところの「ST」のような上位モデルにだけ搭載されると思っていました。

日本でもベースグレードから400馬力になるでしょうか。


・「スポーツ」「パフォーマンス」の2グレード+「プロトスペック(240台限定)」

グレードはシンプルに2種類。ベースグレードの「Sport」と、アップグレードされた「Performance」だけ。Proto Specは生産台数の通り240Zにインスパイアされたデザイン。黄色いキャリパーや、内装にも黄色が入るらしい。エンジンやパフォーマンスはプロトスペックでも同じ。

「Sport」では18インチのタイヤに黒スエードと布張りのシート、「Performance」にはスポーツマフラー、スポーツサス、クラッチタイプのデフ、RAYSの19インチタイヤ、大径ブレーキ、シートヒーター、レザーシート、「Homelink garage controller」が付いています。付けまくってますね。

「Homelink garage controller」ってのがよくわかりませんが、多分そういう名称の商品なんでしょう。車内から直接ガレージの扉を開閉できるようなシステムが車に内蔵されている感じだと思われます。


これが日本でどうなるか。Z34では「ベースグレード(名無し)」「S(ブレーキなどスポーツ走行向け仕様)」「T(革シートなど質感重視)」「ST(全部入り)」の4グレードでした。アメリカ仕様の2つは、「ベースグレード」と「ST」に近いと思います。

個人的には革シートのような装備は特に求めていないので、アメリカ仕様の「Sport」でも十分かも。たくさんグレード分けされるよりもシンプルな方が良いです。内装くらいなら後からどうにでもなりますが、「そもそもエンジンが違う」という場合だと載せ替えたりできませんから。お金がないからってGTOのNA仕様を買うようなことは避けたい・・・。


・「6MT」か「9AT」

どのグレードでも6速マニュアルと9速オートマチックが選べるとのこと。MT仕様は既出の通り。Z34から引き続きシンクロレブコントロール搭載のMTです。

ATは今流行りの多段AT。GT-Rデザインのパドルシフト付きだそうです。サーキット走行では圧倒的にATの方が楽なので、実はちょっと迷ってます。まぁMTにするでしょうけどね。


・0-60mphは3.5秒

時速60マイルまで3.5秒。いわゆる0-100km/hです。結構速い。Zに加速が速い印象はないんですが、400馬力もあるなら当然ですかね。


・色は色々

ツートンの場合、ルーフは黒でボディカラーは6色。

  1. Brilliant Silver(シルバー)
  2. Boulder Gray(グレー)
  3. Seiran Blue(青)
  4. Ikazuchi Yellow(黄色)
  5. Passion Red(赤)
  6. White Pearl(白)

モノトーンの場合は3色から。

  1. Black Diamond Metallic(黒)
  2. Gun Metallic(グレー)
  3. Rosewood Metallic(濃い赤)
単色はバリエーションが少ないですね。基本的にはツートンを選ぶことになりそうです。

Zプロトはイエロー推しで、正式発表ではブルー推し。何色にしようかな・・・。


・$40,000

4万ドル・・・。


インフレを考えると、これまでのZと価格は変わっていないそうです。2003年の350Zは27,000ドル。

よく言われていますが、「長期間お給料がお値段そのまま!」なのは日本だけの話で、基本的に物価が上がれば給与も上がるもの。失われたX年間が延々と続いている日本では、物価だけ上がって給与が変わらないために、相対的に車が値上がりしたように感じるだけです。(まぁそれにしてもe-powerの価格設定は強気だと思いますけどね。)


日本ではいくらになるでしょうか。現時点で4万ドル=440万円。ここに「おま値」が追加されて・・・ああ、悲しくなってきた。


・ドライバーアシストなど

デジタルモニターにタコメーターやスピードメーターが表示されるのは既出の通り。GT500ドライバーの松田次生選手が開発に関わっているそうですね。

そのほか、クルコン、レーンはみ出し警告、後退時衝突警告、前面衝突警告、歩行者検知機能付きの緊急ブレーキを装備。ただ、アラウンドビューモニター的な機能は付いておらず、オートハイビーム、後方の自動ブレーキも付いていないとか。


・スープラと競合?

400馬力の2シーターということで、同じ日本車ならスープラが競合ではないか、とのこと。スープラの2.0L仕様が43,000ドルで、価格と性能なら圧倒的にZの方がお得ということになりますが、さてそんなうまい話がありますかね。

最上級のRZ(3.0L・直6)は日本なら731万円から。仮にNISMO的な仕様が追加されるならコレくらいの値段でもいいですけどね。何らかの奇跡が起こってZのベースグレードは450万円くらいに収まっていてほしい。



金額に関しては自分の稼ぎをどうにかしないと解決しないので諦めるとして、そのほかの仕様は中々のもの。てっきりベースグレードは300馬力?とか思っていたので、ハイスペックなのは非常によろしい。

私ならベースグレード。ホイールだけ替えて、マフラーもできれば替える、くらいでもう十分です。あとは金だ!




2023 Nissan Z Debuts: 400 Horsepower, Twin Turbos, 2 Seats, $40,000

↑日本の記事では無い情報もたくさんあって助かりました。ありがとう、ビル。



2021年8月17日火曜日

オーラ・ニスモ

 

新型はノート・ニスモではなくオーラ・ニスモだった。なんてこった。白と赤のオーラが見えます!


E13ノートのニスモ仕様が出るだろうことは既定路線でしたが、まさかオーラの方でニスモを出すとは。まぁそもそもノートとオーラで極端に違いがないので、実質ノートニスモなんですけどね。


発表会でも明言されている通り、e-powerのみの設定。フォーミュラEからインスパイアされた・・・という紹介もあるので、間違ってもハイオクのMT仕様は追加されません。フォーミュラEはMT車を滅ぼす存在ですからね。レース自体は好きですけどね。


見た目はE12よりもスポーティさが増して良いんですが、逆に言えば見た目だけでもある。これは先代のe-powerと同じです。

そもそもE12型でもエンジンスワップ+MT化という標準グレードにはない強引な仕様変更をしていたのに、e-powerありきのE13型で同じことは絶対にないだろうなぁと。e-power降ろして何かのエンジンを乗せてMTにしてブレーキ改造して・・・そんなことはあり得ない。残念ですがね。


なお、オーラは「FE13」だそうです。E13はノート。


先行試乗した方のレビューから、木下氏のものを。どこぞのシロウトよりもプロが信用できます。


内装はアルカンターラ張りのハンドルやオプションのレカロシートなどはE12型と同じ方向性。各所に赤いアクセントが入っています。シートベルトも赤色。

外装の細かいところでは、E12ではダミーだったフロント・リアのエアダクトが、穴が空いて本物のエアダクトになっています。何故先代でもそうしなかったのか。自分で穴開けてやろうかと思ってた時期もあるくらいなのに。

ボンネットには黒いステッカーが貼られています。E12のブラックエディションのよう。レーシングストライプと言えるのかはわかりませんが・・・自分ならステッカー外してもらうかな。

また、「NISMO」バッジはフロント・リア共に下の方に貼られています。もっと目立つところでよかったと思うんですけどね。E12の初期型の「NISMO」バッジは存在感がありました。

リアのフォグランプもカッコいいです。フォーミュラE風。Zにもつけて欲しい。


出力は137馬力で、車重が1270kg。MT仕様のE12型ニスモSより200kgほど重いのは先代e-powerニスモと同じ。モーター自体はベースのオーラと同じで、パワーの出方が違うんだとか。徐々に出るか、一気に出るか。最大値は同じ。


見た目とか内装とか、全体的にはこのパッケージで「S」があったら確実に迷ってましたね。ないので迷わないですけどね。


やはりネックになるのは価格でしょう。ベースがノートではなく高級仕様のオーラなので、ただでさえ高い価格設定がさらに高くなることは必至。E12のe-power NISMOでは「なんだかんだで300万円」でしたが、プロパイロットなどの先進装備が満載のオーラでは乗り出し価格が更に上がる予感。なんだかんだでコミコミ350万円ですかねぇ。カタログ価格はギリギリ200万円台の287万円です。

まぁ街乗り用途だけなら比較の必要もありませんが、少なくとも400万円のGRヤリスよりは安いかな?という程度にはなりそうです。


この場合はE12型のニスモS(MTで230万円)が奇跡的な存在だっただけなんでしょう。マーチの販売継続が怪しまれている中で、日産のコンパクトカー+MTのパッケージはこのまま消えていくのか。複雑でお高いのは好みじゃないんですけどねぇ。


少なくとも、ノートニスモSの中古価格は上がりそうです。まぁ内装の質感がE12型はあまり良くないので、そこはFE13型優勢。MT不要でサーキットにも行かないなら、オーラ・ニスモも良い選択肢です。価格は知らん!



2021年8月15日日曜日

お願い神通力

 世の中はCOVID19のせいで大荒れ。コウモリ許すまじ。


既に1年以上。みんな疲れて、政府の「自粛要請」を無視しだした。まぁ1年以上もこんな生活をしていると疲れますわな。


お盆の直前になって帰省の自粛とか色々言っているようですが、一方で議員はいつもどおり地元入りしていたりむちゃくちゃな状態。でもそうなるのも当然だと思うんです。だって「要請」であって強制力はないから。別に従う必要は法律上ないし、究極的には裁判で負けることもない。どうしようが自由。「要請されているのに従わないのは何事だ」みたいな雰囲気で縛るのは間違ってる。

まぁ「帰省を中止して」と言ってる人が地元に帰っていたら、統一感はなく説得力も消え失せますが、それでもお上が強制力を持った行動をする気がないのなら、お願いを聞かなかったからって文句を言われる筋合いはないと思うんですが?


要請する側は別に損しないですからね。「お願い」をすると、「やった感」が大変よく出ます。たくさん出ます。

「ちゃんと要請しました」と言えますし、しかもお願いしただけだから責任も取らなくていい。


要請された側は、予定してた行動のキャンセル料とか人間関係の悪化とかストレスがマッハとか、何も得しないですけどね。そんな状態が1年も続けば、当然「お願い」されても無視するようになる。

お願いに従っても得がないですからね。得もなく強制力のないお願いを聞き続けるって、それができる人ばかりなら世の中こんなに殺伐としてませんて。

「目が合った」というだけでケンカを売ってくるような野性あふれる方、店員にはタメ口で高圧的に話さないと損という謎の損得バランスの方、「年上に対して失礼だ」と年下に対してだけ主張する方・・・全体的にアンガーマネジメントができていない人ばかりにも感じますが、とにかくこんな人たちが「お願い」を素直に聞いてくれるわけないでしょ。


「緊急事態宣言」とか言ってますが、言葉の割に緊急感は非常に薄い。なんか「緊急」と聞くと、常にヘリが上空を旋回しているとか、警察官があちこちで警戒しているような感じがしますが、別にそんなことはなくいつもどおり。

ただ「緊急」と言っているだけ。本当に言ってるだけ。緊急事態だからそれを踏まえた行動をしてくださいね、とお願いしているだけ。法的根拠は何もなし。「緊急事態」ってのは、そんなにぼんやりとしてていいんですかね。まさか海外からの武力行使みたいな緊急事態の時にも、今みたいな感じの「お願い」で色々進める気?


これに限らず、日本の慣習?にはそういう「お願い」で解決してきたことがあまりに多すぎる気がするんですよね。日本人は権力に弱いので、上の立場の人から「お願い」されると反発しにくい。社会の仕組みがその心情を利用して成り立っているように感じます。

「法的根拠のないお願い」だけど、お願いすれば従ってくれる人ばかりなら、これほど便利なシステムもないんですよね。明確に法的根拠がある命令だと、もしその命令の根拠となる判断が間違っていたり、命令の結果何かしらの損害が出た時に誰かが責任を取らないといけないかもしれない。

でも「お願い」なら、それに従った人の自主的な判断ということにできるので、お願いする側は特に責任が発生するわけでもない。柔軟に対応できるし、「お願いしない」場合でも違法ではなくなる。「お願いが効きそうな相手」にだけお願いすることもできるので便利便利。


自粛要請に従わない飲食店に対し、都の職員が繰り返し「お願い」に行って要請に従ってもらった、という報道も見かけましたが、本当に姑息なことするなぁと思いましたね。言う事聞かなかったら何度でも来るって、それってただの脅迫。匿名で暴力的な張り紙をする自粛警察と何が違うんですかね。

あくまで「法的根拠のないお願い」なので、無視されても違法ではない。もし無視されたら、またお願いに行く。お願いを受け入れてくれるまでお願いに行く。何度でも行く。相手が折れるまでお願いに行く。

これも「お願い」だからできる話。法的根拠のないお願いを何回しに行こうが別に法律違反じゃないですから。どんな形で、何人で、何回お願いに行こうが、それに法的根拠はないですから。

ただ、何回も何回も真摯に丁寧にお願いしに行っているにも関わらず従わない人がいたとして、その人は周囲にどう思われるんでしょうね!・・・みたいな。


本当に強制的に命令したいなら、法的な根拠を作って粛々とやればいいと思うし、ルール作りはできると思うんです。でもやらないし、やる気もない。代わりに「お願い」のバリエーションで対応して「命令したような雰囲気」だけ作る。その考え方が姑息だと思うんです。

「やった感」という言葉は天才的ですね。本当に日本のク○みたいなところをよく表している。



政府は強制力のある行動を取る判断をして責任を取りたくないから、原則はそれぞれの自己判断でやってもらうけど、国民にふんわりと「こうしてほしいなぁ」という願いを半ば強制的に押し付けることで、結局思い通りにさせる。そういうやり方。


まぁそもそも日本の法律とか条例にはそういう「お願い」で進めることが前提の内容が多いんですよ。みなさまの良心と共通認識を中心にして、たまにいる「困ったさん」には「お願い」で納得してもらう。あえて法規制で強制はしない。「お願い」の際のトラブルは、現場で対応している人が潰れることで吸収する。

ご近所トラブルで警察を呼んでも効果がなかった!みたいな話は多いですが、そういう案件はだいたい「お願い」レベルでしか対応できない話なんですよね。

警察官も違法行為でない事に強制力は使えないので「お願い」をする。でもご近所トラブルを起こすようなお困りさんはお願いなんか聞くわけないので何も解決しない。その繰り返し。警察が何もしてくれないんじゃなくて、システム上できることに限界があるだけなんです。


今まで「お願い」でどうにかなってきたのも良くないんでしょうね。災害時に軍隊が出動しなくても、お願いだけである程度統制が取れるじゃないですか。まぁそれでも買い占めは防げないようですが、暴動が起きないのはすごいことです。

ただ、もうその神通力が効きにくくなっているのは実感します。「お願い」みたいな柔らかいものじゃなくて、ショットガンを見せないと話を聞いてくれないような、猛烈に偏屈な人が増えました。増えたというか、元々潜在的にあったものが、もう隠れきれずに表に出てきちゃった感じ。

違法と合法の間のぼんやりした空間で自分勝手に生きてるような人。大きな声を出してなんでも自分の言うとおりの世界にしようとする人。言い方は色々。「お困りさん」というのは人道的な言い方です。


本来なら、そういう理不尽には暴力めいた強制力が必要なんですけどね。逮捕とか懲役とかそういうの。究極的にはピストルかアサルトライフルみたいなの。要するにナメられてるんですよ。自分がぶん殴られることがないとわかっているから強気に出ているだけ。相手が強いとわかるととたんに弱くなるのがこの手の輩。

お困りさんへ即座に特殊部隊でも投入するようにしたら、すぐに言うことを聞くでしょう。本当はお上にそれくらいの気迫が、何に対しても必要だと思うんですが、その判断をする気がない。

結局「お願い」を真面目に聞いている人が損なだけで、言うことを聞かない自分勝手な人は自由に生きてるだけじゃないですか?


「お願い」のナメられっぷりは、特に日本vs海外になると顕著ですね。日本はとにかく外圧に弱いし、物事をハッキリ言う海外の方にはとにかく弱い。私も、別に海外の人に限らず、強気な人に圧倒されてしまうと、後で反省するんですがね。

まぁ普通に考えて、諸外国との交渉で大した根拠もない「お願い」なんか通用するわけないじゃないですか。ちゃんと根拠となる法律とか条例とか、個人間でも契約みたいなものを示して交渉しないと上手く行くわけがない。

力って大事ですよ。相手に言うことを聞いてほしいなら、根拠なり理屈なり法的根拠なり、相手を従わせるだけのパワーがないとダメ。「お願い」みたいなナメられて当然な態度”だけ”で挑むことがそもそもおかしい。

普段からそういうパワーを前提に人と対峙している国と、そうでない国と。そりゃ差は付きますよね。


「お願い」でもやり方次第では効果はありますけどね。例えば、身長165cm・体重45kgの人の「お願い」と、身長200cm・体重120kgの人の「お願い」では全然違うはず。どうせ「お願い」するならバキバキの体でお願いをするべき。

もちろんお願い以外の強制力を持った上での話ですが、並行してこういう「お願いパワー」もあると更に説得力が増すかもしれない。


しかし、最優先すべきは「お願い」に頼らない強い力で要請すること。要請に従わない人の家にレーザー誘導爆弾を落としますと宣言するとか、効果てきめんじゃないですか?

まぁ爆弾でなくても、やっぱり「根拠のある強制」って重要なんじゃないですかね。諸外国のロックダウンには当然強制力あり。外出禁止令を出して違反者は逮捕するとか、現実的な強制力で対応したいなら当然の行動だと思うんですけど。

日本もてっきり外出禁止令みたいな話になるのかと思ったら、ついに1年以上「お願い」だけで戦ってるもんだから、さすがに呆れましたね。

ワクチン接種も全く進まず、どれだけダブルチェックをしても冷凍庫のコンセントは抜ける一方、自粛の「お願い」が効かなくなったら「どうすれば要請を聞いてもらえるか?」を延々議論しているだけ。誰も何も決められない。もはや現時点の”誰か”の問題ではなくて、これまでに蓄積した総合的な体質の問題ではないのかと。

交通機関を止めたり出勤停止を命令したり、外室禁止令を出して罰金なども課している国がある一方で、人の人生におけるあれこれを「お願い」だけで制御しようとしたり、街中を見回りして「路上飲み」を注意(当然強制力なし)しているとか、同じ地球上の話とは思えません。もしかして、本当にもしかしてですけど、バカなんですかね。


COVID19が流行る前から「お願い」にはうんざりしていましたが、歴史的な非常事態でも何も改善されない現状に、いよいよ限界を感じてきました。

いい加減現実を見なさいってね。人の行動を制限したいなら、ちゃんと誰かが責任を持って法的根拠のある命令をすべき。しないなら黙ってろ。それだけです。



2021年8月14日土曜日

ノッテグラ2022


2022年に新型のインテグラが出るらしい。NSXの販売終了と入れ替わりのニュースでしたが、まさかここでインテグラとは思わんかった。


まぁまずはNSXの販売終了ですよね。ずっと期待(というかファンの強い要望)をされていた「タイプR」はついに出ず、代わりに「タイプS」を限定発売して終了するようです。一応、タイプSは鈴鹿で2秒くらい速くなっているらしい。


2代目のNSXはついにパッとしないままでした。ハイブリッドのためにサーキットの連続走行が難しいとか、そもそも重さの関係でスポーツ走行に不向きだったりしましたが、個人的に一番の欠点はやっぱり内装がイマイチなこと。2000万円超えの車であれはちょっとね。内装はシビックRとそんなに変わらない気もする。


NSXのタイプRは、雑誌などでは「既定路線」「絶対に出る」みたいな感じで扱われていましたが、個人的には無理じゃないかと思っていました。ハイブリッドを下ろすわけにもいかないし、そもそも元のNSXが特段速いわけでもないので、ホンダ的にも「タイプR」を付けるグレードは出さないだろうなと。

それでも限定とは言えタイプSを出してくれるのは良いですね。デザインもステキ。最初からこの見た目だったらもっと印象が違ったかもしれません。


2代目のNSXはチューンドカーがほぼなかったので、スポーツカーが欲しい層の反応が微妙だったのは間違いないと思います。R35やWRX、86はなんだかんだで色々選択肢があったのに。

そういえばNSXは走行会でも全く見たことないですね。フェラーリやポルシェみたいな路線なら絶対に一定の層には売れたはず。会社の偉い人がそういう方針だったんでしょうね。


ノートニスモのe-powerも同様で、「ハイブリッドのスポーツカー」はサーキットでの実用性が本当に低いんですよ。数周で電池切れになってしまう。パフォーマンス命の車なのに、そのパフォーマンスが持続しないのは致命的。せめてスポーツ走行枠の30分くらい全開走行ができないと・・・。

CR-Zと合わせて「ハイブリッドが次世代のスポーツカーの形」みたいな雰囲気もありましたが、結果的にはどちらも微妙だったのかなと。理想はともかく、要するに重くて複雑だっただけ。最初からわかっていたことなので今更ですけどね。



で、インテグラ。NSXがなくなるとホンダのフラッグシップがまたしてもレジェンドになるのかと思いきや、ここに来て「インテグラ」。ちょっとこれは予想外。

ホンダ、新型「インテグラ」を2022年米国導入へ アキュラブランドから復活宣言(Car Watch)


チラ見せ画像では情報が少なすぎてよくわかりません。私のイメージするインテグラは「DC2」「マフラーの音がうるさい」「シャコタン」「確実に盗難される」という偏見しかないんですが・・・新型らしき画像は「セダンです」と言われても違和感のない感じ。

インテグラはシビックと似たようなものを作るわけがないんで恐らくクーペになる思うんですが、全体的に正体不明な感じがします。

「インテグラ」のイメージに捕らわれているだけで実はMRなのかもしれないし、S2000的な要素と統合してFRかもしれないし、そもそもガソリン車ですら無いかもしれない。NSXですらハイブリッドでしたし、ガソリンオンリーの車ではないような気がする。「完全電動のスポーツカー」だったらすごくインパクトがありますが・・・。


値段もわかりませんね。DC2はタイプRでも200万円台前半でしたが、シビックRでも450万円の時代に、一体どの価格帯になるのやら。「プレミアムコンパクトのパフォーマンスモデル」とのことなので、86みたいな値段にはならないと思うんですけど。とりあえずプレミアムなお値段なんでしょう。

今回の発表では情報不足。「パフォーマンスモデル」というからには数字上の性能は高めなハズ。ただしスポーツカーに分類するような車ではない可能性もあります。



しかし、90年代の人に「2022年の日本のスポーツカーは[トヨタ=スープラ+86+ヴィッツ][ニッサン=Z][ホンダ=インテグラ]になってますよ」って言っても信じてもらえなさそうですね。形は何であれスープラが残ってるのは結構すごいことだったのかも。


R35も2022モデルまでは少なくとも出そうな雰囲気ですが、NISMOの2022モデルだけ先行で発表されている不思議。普通逆だと思うんですけどね。何かあるんですかね。



2021年8月6日金曜日

違法ピットイン?【Formula E】

 

Fomula-Eのラウンド13・ロンドンで、いつの間にかトップになっていたディグラッシ。実はセーフティーカーラン中にピットロードを爆走して隊列を追い越していただけ。

んなもん、どう考えてもルール違反・・・かと思ったら、「それ自体は問題ない」というザルルールだった!なんてこった!


結果的にディグラッシは「ペナルティ」で、ペナルティを無視した挙げ句に「黒旗=失格」になってしまい、抜け駆け作戦は失敗したわけですが、「違法ピットイン」が成功していたとしても後味悪かったでしょうね。


ディグラッシがペナルティとなったのは「ピットで完全静止してなかったから」。ちゃんと止まっていれば「成功」だったので、実は危ないところでした。

チームは「止まっていた」と言い訳してペナルティを無視したものの、最先端のレースならカメラが無数にあって、その瞬間を捉えているカメラも当然あったわけで、「止まった」「止まってない」は誤魔化しようがなかったと思うんですけどね。何故チームがペナルティを無視したのかがよくわからない。


どう見ても止まってませんよ!

・・・一時停止違反で警察に捕まる人の「停止した」っていう主張も、現実はせいぜいこんなもんなんでしょうね。私はちゃんと1秒は止まります。


せめてペナルティで降格くらいで抑えておけば良かったものの、言い訳できない瞬間を撮られていた挙げ句に「失格」だと、ちょっとドライバーがかわいそすぎる。理由はさておき「黒旗を受けたドライバー」になってしまうのは、ドライバーのキャリア的にどうなんでしょう。黒旗が出たレースってあんまりいいイメージ無いですよね。IDEさんの件とか。(あれはペナルティどころか黒旗も無視してましたね)


ただ、今回の場合はルール上「ピットで完全静止していれば合法だった」らしく、それはそれで問題アリアリなんですけどね。これが合法ならみんなピットインしますって。当然ルールは改定されると思いますが。



そんなつもりはなかったんだろうけど、結果だけ見ると天罰が下ったみたいになってしまったディグラッシ。悲しいことに、こういうレースはたまーにあると面白いですね。いつかの菅生のピット大渋滞とか。

まぁ原則はクリーンなレースで勝敗がつくべきなんですけど、根本はザルなルールのままにしていることが問題なだけ。Fomula-E自体がまだまだ発展途上なことがよくわかるレースでした。


2021年8月1日日曜日

翼はいらない

 

2022年からWECに参戦するプジョーのハイパーカー「9X8」がついに公開。しかしなんとリアウィングがない。レースカー=リアウィングがあって当然、という時代が終わるのか?


そういえば市販車でも標準ではリアウィングがないことが多くなりました。昔と比べて技術が進んだためにリアウィングのようなエアロパーツがなくてもダウンフォースが確保できるから、という理由らしい。

レースカーでもダウンフォースはほとんどが床下で発生させていることが多いと聞きます。低速では役に立たず、高速ではダウンフォースを生む半面空気抵抗にもなるリアウィング。別のアプローチでダウンフォースを稼げるなら無いほうがいいんでしょう。ぶつかったら取れるし。


90年台のスポーツカーにはリアウィングが必須?みたいな感じで、GT-Rやインプレッサには当然のようにでっかいウイングが付いていて、それがステータスみたいになってました。

「スポーティ=ウイング」のイメージが拡大しすぎて何故かプリメーラにもウイングが付いていましたが、実はロードカー程度ならウイングは付いてても無駄では?という疑惑もありました。まぁサーキットでは効果があるとして、「高速道路での安定性が違う!」という意見もあるようですが、逆に言えばそれ以外では意味がない・・・。

ロードカーの速度領域=100km/h程度ではダウンフォースによるメリットも少ないですし、ウイングの設置場所を強化しないとダウンフォースで車体が凹むこともあるとか。ウイングのせいで後方視界は絶望的。


最近の車では、スープラ(A90)も標準ではウイングレス。トランクにリップスポイラーが付いているので、ここにあえてウイングを付けるのも変な感じです。WRXのウイングも実はオプション。

アストンマーティン・DB11はCピラーでダウンフォースを発生させて、リアウィングと同等の効果を出しているらしい。「ウイングが出ている=高速域で走っている=速度違反」でお馴染みの可変ウイングすら不要にしてしまうのが21世紀の技術。


実は私は「車にGTウイング付けたい派」だったんですけどね。最近のウイングレスの車のほうがスマートな気がして、もしZを買ってもウイングを付けないほうがいいのかな?とか考えていたんですよ。スープラみたいにリアウィングなし前提のデザインなら、むしろGTウイングを付けてもダサいだけかも。


プジョーのウイングレスレースカーは果たして成功するのか。プリウス(ハイブリッド)やリーフ(BEV)はかなり空気抵抗を意識していますし、時代の流れとしては正しい。こういう面白い発想の車は歓迎ですよ。

「WECのレギュレーションを追求した結果前輪駆動になった挙げ句にLMP2よりも遅くなった車」もありましたが・・・まぁ多分そんなことにはならないでしょう。多分。



2021年7月22日木曜日

Clarkson's Farm "2"

 

やるんかーい。


高評価にも関わらず打ち切りが決定した、という噂もあった「Clarkson's Farm」。この度、正式にシーズン2の作成が決定!、という発表がありました。一安心です。


まぁ実際の放送は少し先の話になりそうですが、シーズン1の内容が良かっただけに、シーズン2でどういう展開になるのかが気になるところ。ジェレミーは「同じメンバーで」とも言っています。


しかし、シーズン1があれだけ高評価だったのに、シーズン2の決定までにひと悶着あったらしいのは何故なんでしょうね。

地元とのトラブルなど考えられることもありますが、どうでもいいのに続いている番組も多い中で・・・まぁそれはいいか。



最近オカネモチが宇宙に散歩に行くのが流行っているようですが、その数十億円の散歩代で番組の数本でもできそうなもんですけどね。優先順位が不明。

それに、ガッツリ月くらいに行けるならともかく、ちょっと成層圏の上を飛んで地球の丸さを確認する程度なら、別に直接行かなくてもYouTubeでいくらでも見られるのに。


金持ちの感覚はよく分からんです。


2021年7月20日火曜日

終戦?(SUPER GT 第4戦)

 

色々あって第3戦と第4戦が入れ替わっているので、「実質第3戦」なSUPER GTの第4戦。結果はスタンレーNSXのポールトゥウィン、何故か(というと失礼かもしれませんが)19号車・Wedsが絶好調で、1位も狙えたものの惜しくも2位。Wedsが速いとちょっとうれしい。


・・・で、やっぱGT-Rは全く絡んでこない。3号車が練習走行でトップだったものの、予選・決勝ではイマイチで、結果6位。これでも日産勢最高位。23号車は9位、12号車は11位、24号車は12位。悲惨。


気づけばニスモはチームランキング最下位、ドライバーズポイントはたったの2P。ここまで調子が悪いのも近年稀に見る状況です。ドライバーの実力は間違いないはずなので、まぁ車が・・・ということなんでしょうけど、それにしてもねぇ。

状況的には去年もかなり酷かったですが、何故か23号車が優勝2回を取っていたせいで「まだ何かありそう」な感じがあったものの、今年はそれすらない。一応の日産党にはちと辛いですね。


NSXとスープラは拮抗していて、チャンピオンシップ争い自体は面白くなりそうです。でもGT-Rが絡むことは今年は無いんじゃないかと。良いところがないからレース中継でもまるで映らない。富士で23号車が燃えてましたが、基本的にはクラッシュやスピン、深刻なマシントラブルなど荒れた様子も無いですよね。堅実に完走して、それで下位。

ここまで目立たないとすごく寂しいです。いつかのNSXコンセプトみたいに全車リタイアでもしてみます?



しかも、困ったことに前向きな情報もない。これは本当に打つ手がないか、隠し球を隠しているかのどちらかでしょう。現状の様子だと、本当に噂レベルでしかない「新型車に切り替え」くらいやらないと挽回できないような気もするんですけど。

今のGT500規定では元の車の形状が重要で、GT-Rはデカいために不利だとずっと言われていて、だからこそ「噂の新型車」になるんじゃないか?という話。確かに辻褄は合いますが、最初「次はZ」との噂を聞いたときは絶対にガセだと思ったんですよね。本当にあるんだろうか。


新型Zは8月に正式発表される予定。あくまで「発表」であって、発売されるのは少し先になりそうですが、もし本当に日産のGT500車両が変更されるなら、その辺りで「次期型車両」についても発表されるような気がします。次戦の鈴鹿は8月末。ちょうどいい時期ではある。もしかするともしかするかも?



2021年7月18日日曜日

「ホワット」なんて言葉は無いんじゃないか問題

 Apple Musicに加入したくなかった理由の大きな一つが、「洋楽の曲名やアーティスト名が変になるから」。モノによってアルファベットだったりカタカナだったり。せめて英語表記か日本語表記のどちらかに統一できないんですかね。混ぜるなよ。


さも「日本では当たり前」みたいに、楽曲名をカタカナ英語だったり日本語版のタイトルだったりにしてくれてますけど、言語なんかどうせ翻訳したところでニュアンスまで完全に変換できるわけないんだから、そのままアルファベットで書いてくれたほうが良いと思うんですけどね。


最近、諦めてAppleMusicに加入したものの、その辺りの懸念は「案の定」でした。例えば、ローリングストーンズの「You can't always get what you want」が聴きたくなった時のこと。何故かこの名前で探しても全然見つからないんですよね。

どのアルバムだったっけ?とか思いながらようやく見つけたのが、「無情の世界」というタイトルに変換されていた1曲。え、日本語だとそんなタイトルだったのか、と2021年になって知りました。


これ、もはや意訳ですらないんですけど。文章の示す意味の「大まかな方向性」が同じってだけで、言語の翻訳としては間違っていると思います。歌詞も「無情」ってほど深刻な内容じゃないし、一体「世界」はどこから来たのかと。

「You can't always get what you want」なんて、各単語は中学で習うレベルなんだから、翻訳として微妙に間違っている日本語を当てはめるよりも、そのまま表示してくれたほうが絶対に良いと思います。そんな難しくもないだろうに。


まぁApple Musicの場合、再生すると"本来の"タイトルが表示されるので、再生中はその辺の違和感を気にせずに済みますが。


1968年のライブ演奏版。ミック・ジャガーがマイクスタンドを蹴っ飛ばすシーンが好きです。



洋楽でも古めの曲はこの被害に遭っていることが多くて、検索する際に苦労します。ビートルズなんかも酷い。

そのままカタカナになっているやつはまだ良いとして、意訳?されたせいでもはや何の曲だかわからないものもあります。「みんないい娘」って何?


曲名がカタカナ英語になっていると、なんだかマヌケな印象がありますね。別に日本語がダサいとは全く思っていませんが、映画の日本語版タイトルが死ぬほどダサくて元の雰囲気をぶち壊しているのと似てます。


日本語は英語と比較すると文字あたりの情報量が少ないので、カタカナにすると曲名が長ったらしくなるのも困りどころ。ホント、どうにかならないですかね。




で、本題。Apple Musicのカタカナ英語タイトルの一覧を見ていて、「もういい加減ハッキリさせたい」と思った問題が「what」の発音の件。中1当時から英語の授業でも「絶対におかしい」と思っていたやつです。「そう発音する」と教えられる割に、ネイティブが「ホワット」と言っているのを聞かなかったから。例文の音声ではどう聞いても「ワット」と言っているような気がする。リスニング能力がほぼゼロだった中1時点でも違和感アリアリでした。

他にも「Where」とか「Why」とか、「Wh」で始まる単語の発音が、カタカナ英語だと「ホワ」になっている。「what」なら「ホワット」。「where」なら「ホウェア」。なんだそのマヌケな発音は。

ビートルズの曲でも、「What You're Doing」が・・・カタカナにするとなんか長い。英語だと「what/you're/do/ing」の4音で済むんですけどねぇ。「ホワット」に「ユーアー」って、なんじゃそりゃ。


まぁそれを言い出すと「正しい英語ってなんですか?」って話になりますけどね。アメリカ英語とイギリス英語でもだいぶ違いますし、訛りがひどいと何を言っているかわからないこともあります。


ちなみに、私がYoutubeなどで英語リスニングをしているなかで、ちゃんと?「ホ」と言ってるように聞こえたのは、ジョージ・ブッシュの湾岸戦争開戦時の演説くらい。逆に、何故パパ・ブッシュはそういう発音なんでしょう。

「Why」を「ホワイ」と言っている。初めてこの演説を聞いたときは、「ホワイって言ってる!」とちょっと感動しました。全く本筋ではないですし、F-117とかが爆撃している中での深刻な演説なので、実際は何も楽しくない内容なんですが。

「開戦の演説」だから、全国民に伝わるよう、ゆっくり丁寧に話している感じもします。アメリカンでも普段話すときはこんな言い方しないのかも。


ただ、「What」の場合は発音記号でも「(h)wət」と、「ホ」の部分は括弧書きで書かれている。カッコで囲むくらいなので、発音しないのが基本と読み取れます。


結局、英語のことはネイティブに聞いたほうが早そうなので色々探してみたところ、「ホワット」が正しいと教えてくれているものは見つからず。


例えば、この方は「ワット」と言っている。「h」は発音しない、とも言っている。誰だ、「ホワット」なんか言い出したのは。

(動画が日本のYoutuberみたいな過剰演出でないのがステキですね。)


ネイティブの他にも、英語が話せる日本人の方々も、「ホワット」なんて発音は間違いだと断言しておられます。hは無視していいと。中1の自分は間違っていなかった。


【結論】    what=ワット


パパ・ブッシュの例はよくわかりませんが、もしかするとアメリカの一部地域や年代では「wh」の発音で、小さく「ホ」と言う人”も”いるのかも。この辺りの真相は謎です。


まぁそもそも、カタカナで英語の発音を表現しようとしているのがおかしいんですけどね。「ア」と「エ」の間、みたいな音がいくらでもあるんだから、もっと違う表現にできなかったのか。


日本人の英語力が極端に低い理由は、カタカナ英語が原因だと思います。この世からカタカナ英語を排除するだけで日本人の語学力はいくらかマシになるんじゃないかと。

最近思うところがあって中学生英語から学び直しているんですが、当時テストのために覚えたカタカナ英語が本当に邪魔。学校で勉強した英語の発音は、今の私の英語学習には何の役にも立ってません。

Oasisの楽曲の方が数億倍役に立ちます。だからみんなもOasisのアルバムを買おう。いいね?



そういえば、ビートルズ楽曲の日本語版でダントツの珍妙さを誇るあの曲は、Apple Musicでさり気なく修正されていました。

ま、意味不明すぎたので当然ですよね。アルバムタイトルはアルファベットで楽曲はカタカナ英語と、よく見るとなんかチグハグしていますが・・・。


2021年7月16日金曜日

クラークソン農園

 

ジェレミー・クラークソン 農家になるというAmazon Primeの番組が非常に面白かった。全8話。一応「ドキュメンタリー」という分類で、本業?の車とは無関係のように見えるこの番組。オススメに出てきて気になっている人も多いのでは。

元々ジャーナリストでドキュメンタリーやコラムには定評がある人ですが、この番組でも「農業」をジェレミーらしい視点で映していて面白かったです。

農園面積が4平方kmもあるのに「Diddly Squat Farm」(大したことのない農園)というネーミングなのも非常に彼らしい。直営店の名前は「Diddly Squat Farm Shop」で、看板を付けた店のドアを開けると「Squat Shop」(スクワット屋)になるという、いつもの看板ネタも健在。


ジェレミーはAmazon独占の「The Grand Tour」で車番組も続けていますが、これまでの本業とは全くジャンルの違うこの番組は飛び抜けて評価が高く、Amazon Primeの番組での過去最高記録なんだとか。なんと現時点で☆5。インチキレビューの食べログの店でもここまでにはならないでしょう。

まぁジェレミーは迷惑おじさんでもあるので、イギリスでは嫌われもの的な立ち位置でもあるようですが、ジェレミー嫌いのガーディアン紙でも「認めたくないが、ジェレミー・クラークソンの農業番組は本当に良い番組」と非常に嫌々ならがら認めざるを得ないらしい。


もちろん番組の内容は「相変わらず」なんですが、意外と大爆笑するような場面は少なく、農業の現実や苦労、大切さを痛感するような内容でした。番組の収録を始めた2019年は、大水害に日照りで農家には辛い1年だったらしく、その後の例のパンデミックで更に大打撃・・・という、そんな1年が濃縮された番組です。

番組はあくまで「ドキュメンタリー」という体ですが、何かしら演出もあるんでしょう。何が演出で何がそうでないかを見分けられるほど私は詳しくないですけどね。

農業にかかるお金の現実、補助金、申請手続きの面倒臭さ、悪天候、農園管理などなど、普段スーパーで売っている野菜や肉が当たり前のように並ぶまでにどれだけの苦労があるのか、知っているようで知らない農業のリアルの一部分が、ジェレミーらしい視点で見られる良い番組だと思います。

個性的な出演者もジェレミーに負けず面白いです。ジェラルドは何を言っているのか全くわからないんですが・・・。

「世の中キレイ事言ってる人ばっかりだなー」というのが個人的な感想。農業に対して、理想とか希望とか、社会的にどうあるべきとか、そういう上辺だけで争うのも大変結構ですが、現実もちゃんと見るべきですね。



で。ここまで高評価だと、当然シリーズ化も期待されるわけなんですが、どうやらAmazonはシーズン1だけで打ち切ることを決定したらしい。ファンは「是非とも続けるべき」と抗議活動も起こっていますが・・・一方では色々問題もあったようです。


まず、ジェレミーが超有名人であること。番組でも紹介されたDiddly Squat Farmの直営店には、SNSでの宣伝もあってかとんでもない数の客が訪れ、ド田舎の農道を2時間以上渋滞させているとか。当然近隣住民は嫌がりますよね。


他にも、直営店ではDiddly Squat Farmの生産物など地元の農産物を販売しているんですが、最近では「公式Tシャツ」なども販売しているらしく、「農産物直営所ではない」という批判もあるんだとか。公式ファンショップみたいになりつつあるのは、どこの有名店でも通る道だと思いますけどね。


人気店になれば周辺は混雑するし、迷惑客も増えるでしょう。Google Mapsで現地の写真を見てみると、直営店には人だかり。でももし自分がイギリスに住んでいたら絶対に行くと思います。

Diddly Squat Farmのある場所は、人口5000人ちょっとのチッピングノートンという街。衛星写真ではほぼ農地か草地しか存在しない。そんな場所に734万人のTwitterフォロワーを持つジェレミーが直営店を作ったら、そりゃ混雑もします。人の少ない田舎町が急に大観光地になってしまったら、長く住んでいる地元の人も良くは思わないでしょう。

まぁこれまでのジェレミーの「評価」も多分に影響しているようですね。番組の中でも直営店の設置に反対する住民の意見が出ていましたが、「何をするか分からん」「この前家を爆破していた」など、非常にもっともなご意見がたくさん。ジェレミーは確かに猛烈な人気がある人ですが、根本的には迷惑おじさんであることも否定できない事実。ご近所さんだったら確かに嫌かも。悪い人じゃないのは間違いないんでしょうが・・・。


ジェレミー自身は農場経営がとても気に入っているようなので、どこかが手を上げれば2シーズン目も作られるでしょう。

1シーズン目が中々のハプニングだらけだったので2シーズン目でどういう構成にするのか、少し難しいような気もしますけどね。何事もなく大豊作だったら、農業としては良いことなんですが、ドキュメンタリー番組としてはあまり良くないかもしれません。

だからってリアリティ番組みたいに”明らかに雰囲気の違う空気の読めないお調子者”を放り込んでひと悶着を起こさせる演出をするわけにもいかないし。


それに、「1シーズン1年」だとすれば、番組制作にかかる手間がすごいですよね。番組の最後でも紹介されていますが、Diddly Squat Farmの1年間の収益は、金額的にあまり良くなかったことが報告されています。(ネタバレになるので具体的な金額には番組をご覧ください)

確かに良い番組ですが、長期間の収録にかかる手間など、番組の費用対効果的には微妙だったかもしれません。加えて地元住民からの反対や周辺への影響も考慮し、「番組を継続しない」ということになったとすれば、まぁ仕方ないような気もします。コンプライアンスも厳しい世の中ですしね。

でもやっぱり2シーズン目が見てみたい。私は期待しています。



ちなみに、The Grand Tourの新作も発表されました。楽しみです。まぁこちらの内容も相変わらずのようですけどね。



・追記

シーズン2が決定しました。


2021年6月11日金曜日

何かのパートナー

 「BBSジャパン」がFIA GTチャンピオンシップ 2021 シリーズのオフィシャルパートナーに

へぇ。


あくまで1シリーズのパートナーらしいですが、パートナーになることでBBSにメリットあるんですかね。チャンピオンシップのホイールは強制的にBBSになるとか?私はレイズ派なんですが、もしかしてチャンピオンシップ出禁になったりしないだろうか。

タイヤのシミュレーションなら何となく理解できますが、例えばゲーム内でホイールにシミュレーションとかもしてるんでしょうか。そこまで細かいことするなら他にやることあるような気もしますけどね。


他に、グランツーリスモは時計屋の「タグホイヤー」とパートナー。肝心の時計はあまり存じ上げませんが、名前は知ってるタグホイヤー。サルトサーキットにも看板がありますね。

しかし、レッドブルを支援しているタグホイヤーの現在の立場が「公式タイムキーパー兼ウォッチ・パートナー」という、長年レース業界に関わっている割に結局何をしているのか不明な存在に成り果てています。文字通りの解釈なら、タグホイヤーの人がストップウォッチを持って車の横に立ってそう。タグホイヤー製のストップウォッチがあるとは思えませんが。

というか、スポーツの世界での時計屋は全体的にそんな感じですよね。名前だけ。特に時間的な何かをしているわけではない。スポーツの世界で本当に時間を計っているのは、陸上競技場のゴール横に置いてあるセイコーの黄色い巨大時計くらいじゃないですかね。


HPによればタグホイヤーは一本20万円とか50万円とからしいので、どうせならタグホイヤーの時計よりもファナテックのハンコンが欲しい。せっかくGTで名前を出してもらって恐縮なんですが、ゲームのユーザーと高級時計の親和性があまりよろしくないように思います。


まぁ時計に関しては十万円単位なら良いほうで、プロドライバーの「パートナーシップ」には超高級時計屋さんが多くて、それも500万とか1000万のパートナーシップばかり。タグホイヤーやロレックスが可愛く見えるレベル。

あれに対してかなり引いているのは自分だけなんでしょうか。あのPRで良い印象を与えられる人類はかなり限られるように思うんですが。



自動車メーカーの立場なら、時間が正確じゃない上にオシャレすぎて今が何時だかよくわからない時計にウン百万使われるくらいなら、その金額で車を買ってほしいはず。その辺は競合しないんですかね。

用具メーカー(アルパインスターとかプーマとかレカロとか)ならチームに物品が提供されていて当然ですし、レースを通じた商品へのフィードバックもあるでしょう。なのでリターンはあるし、絶対に商品の販売にも繋がっている。私もレカロ買いましたし。

対して超高級時計は・・・リターンはあるんですかね。大人の世界のパトロン的なやつが、自分の思っている以上に闇が深いってことなんでしょうか。



なお、プロドライバーにも色んな人がいて、谷口NOB選手はスポンサーとしてカシオのエディフィスを提供してもらっているとか。ブログなどにもよく出てきます。カシオなら時間の正確性が超高級機械式時計よりも上ですし、何故か同じ時計でも嫌味がない。比較対象の金額がアレなせいでしょうか。

エディフィスの公式サイトによると、「谷口選手装着モデル」は46,000円+税。すごい普通で逆にびっくり。100倍以上の金額の時計を提供して応援?してもらってる人もいるのにね。ドライバーの人気と時計の金額が逆じゃないのかと。100倍応援されている割には・・・。


あと、エプソンは会社自体が時計メーカーでもあるとか。実はプリンター屋は仮の姿で、社名も「セイコーエプソン」が正式だと最近知りました。ここの時計も大概高い方なんですが、それでも10万円前後。まぁタグホイヤーよりは安いか。



全体的に話が迷走しています。要するに、超高級時計の「パートナー」が謎。プロドライバーとのパートナーシップについての広報記事の「パートナーシップの理由」が一言一句理解できない。どうせならもうちょっとこじつけて欲しい。と、思いました。



個人的にレーススポンサーの提供品でステキと思ったのはマクドナルド。いつかのルマンでコルベットのスポンサーになっていて、チームへビッグマックが無限に提供されていました。

いいですよね。ビッグマックなら栄養が取れるので、硬くて食べられない上に時間もよくわからない物体よりも役に立つ。非常に有意義なパートナーですよ。




2021年6月7日月曜日

ペナ誤爆の話【GT Sport】

 GTのオンラインレースはGT5の頃からずっとペナルティ判定が怪しいままで、GT  Sportでも進化なし。相変わらずのようです。

ちゃんとログとって開発に活かしたりしてないんですかね。してないんでしょうね。して欲しいですけどね。


例えば、先日のとあるレースでこんなシーンがありました。

少しだけ編集に凝っている部分が私のガッカリ具合を表しています。何事もなく1位フィニッシュなら格好良かったのに。
しかし本当に2秒ペナルティなんだろうか。多分違うと思うんですが?

この場面では、相手が立ち上がりでイン巻き→その結果押し出されて→壁で跳ね返って→「相手にぶつかって」→コースアウトさせた、という最後の部分がペナルティと判定されたんでしょう。全体の経緯がペナルティに反映されていない。国語のテストなら減点です。ちゃんと物語の経緯と登場人物の思いを反映させないと。

もし右側のガードレールがなかったらこちらが押し出されてコースアウトして、そのまま順位を下げていたんでしょう。どうせなら2位だったとしてもキレイに終わりたかったですねぇ。



他にも困る場面として、相手に後ろへ付かれた時にわざと早めにブレーキを踏まれて"追突してしまう"ことがたまーにあります。自分はぶつけられてもコースアウトせず、単純に相手にペナルティを押し付けられる、ある意味ノーリスク?なインチキ。私が食らったのは全員海外勢が相手でした。日本人相手でこれをやられた経験はないです。(日本人はミサイルのほうが怖い)

このため海外勢の後方にいる時は少し慎重に走ります。もちろん海外勢全員がアレなわけではないですが、信用できる相手じゃないと後ろに付きたくないですね。


スリップストリーム圏内だとやられる可能性アリ。かといってスリップストリームを使わないとオーバーテイクはかなり難しくなりますが、それは仕方ないことと諦めています。最終順位よりも、変なペナルティを食らって他の人に「ペナルティをもらっている人=危ない人」と思われる方が嫌なので。


そんな疑惑の瞬間を捉えたのがこの動画。奇跡的に回避していますが、疑惑の車と前の車との間隔も結構開いてますし、個人的には「いくらなんでもブレーキ早すぎ」という印象。看板一個分間違えたとか?

なんか器用に避けていますが、改めて振り返ってみると、私はどうやらそれまでの挙動からなんとなく怪しんでいたらしく、本能的?に相手から半身ずらして走っていることに気づきました。「そんなこともあろうかと!」の準備をしていたから避けられた、とも言えます。こういう技術がどこかで役に立つことはあるんでしょうか。高速道路での玉突き事故回避とか?

なお、この件については「わざとではない」という可能性もあるので、真相は闇の中です。


ちなみに、実際の走行会やレースでも、参加者中の「ヤバいやつ」はマークされて、例えば他の参加者と「あのローレルは上手い」「あのR32はそうでもない」「あのシビックは××だ」とか、走行会ではよく話してました。
ヤバイ本人は周りに避けられていることに気づかず自由気ままに走れるんですが、他の参加者からすればコース上に機雷が走っているようなものですし、ゲームと違ってリアル出費、もしくは命に関わる可能性もあるので、正直たまったものではないです。(そういうヤバイ人に限って高級車だったりするんですけどね)



GTのオンラインレースでも、相手の挙動などから一瞬でヤバい雰囲気を感じ取って回避する謎テクニックが必要なのかも。ペナルティ判定にあれこれ言うだけ無駄なので、それだったらペナルティの可能性があるような近接攻撃を避けた方が手っ取り早んですよ。



人のことをあれこれ言う一方で、自分は実際のところ他の人から見てどういう印象なんでしょうね。以前はフレンドに聞いたりできましたが、最近全くご無沙汰なもので。

あのレクサスはヤバいとか言われてないことを願うばかりです。リアルの走行会でもいい評価だったので多分大丈夫。多分。(焦ってインカットして豪快に砂を撒いたことはあります!)



ところで、GT Sportのリプレイには参加者のオンラインIDが表示されますが、一度撮影モードにしてから戻るとIDが消えるらしい。こんなブログをやっている以上、自分のIDが表示されようがどうでも良いですが、他の人のIDを晒すつもりはないんで、ID非表示の機能は標準装備してほしいですね。


2021年5月31日月曜日

続・A〜Zまで+Zのメーター

 日産のYouTubeチャンネルに、以前投稿された動画の答え合わせとでも言うべき動画が投稿されていました。新型Zの”存在を発表”したあの動画ですね。

イニシャルにしてもバレバレだった各車。Aのアリアもそろそろ発売時期だったはず。Zは言わずもがな。年明けですかねぇ。

日本では売られないパスファインダーやキャシュカイもありますが、マグナイトは売られるかも?みたいな話もあり、ローグ(エクストレイル)はモデルチェンジ待ち。一時期モデルチェンジを渋っていたせいでまぁまぁの客離れが起こっていると聞きますから、ここは一気にいきたいところ。


マグナイトはインドで売られるそうですが、日本に導入するという噂もあります。キックスは金額的に微妙な立ち位置になってしまい、ノートはe-power化による高額化で、ヤリスの廉価版やスイフトとの同グレードがありません。本来ならマーチが担うんでしょうけど、日産はマーチを絶賛放置中なので、当分は何もされることはないでしょう。「マイクラ」は大きくて日本導入は難しいですし。

マグナイトはSVU風ながらコンパクトで、邪悪なセンスを持つワタシの感覚ですが、デザインも良いように思います。日本でも出るかなー。




で、Zですよ。徐々に開発が進んでいるようで、松田次生氏によると、最近デジタルメーターの開発をされたとブログに書かれてました。
デジタルだとメーターの配置などの調整は非常にやりやすいでしょうね。画面内ならどこでも配置を修正できる。

なんでも、サーキット走行で重要な速度表示、レブカウンターの表示、タコメーターの”位置”を色々やってくれたそうで、例えばタコメーターの位置は、真上にレブリミットが来るようは配置にしてくれたんだそう。非常に気の利いた、現場のことがよくわかってるレーサー氏ですよね。伊達にGT-Rなどをコレクションしているだけある。



メーターのかっこよさは大事ですよね。出せなくても260km/hまで刻んでるとか、そういう心意気が重要なんだと思っています。
個人的には背景の・・・銀河みたいな模様はいらないんですけどね。単色にするか、自分で選べるようならOKなんですが。

この画像になにか面白い情報が隠れていないかチェックしたところで大したものはなく。大きく「M」と出ているのは、このメーターはAT車のものなんでしょうか。マニュアルモードのMだとか?



Zって基本MTじゃないですか。ワタシも当然MTで買うつもりなんですが、たった1年の間に世の中の車事情が大きく変わってしまって、正直ATだMTだを言ってられるような状態ではなくなりましたね。
あと、走行会で走るときにはATが圧倒的に楽。MTだとクラッチ操作がなかなか上手くなりません。今のところGT Sportも全部セミATで操作していて、圧倒的に楽であることに困っています。

公道ではMT操作で何も問題ないんですけどねぇ。Zももしかすると7速ATにしちゃうかも。今の所は9:1でMT。でも1が入ってきただけで、自分的には大きな心境の変化です。

あと、日産は大丈夫なんですかね。ちゃんとZが発売できるくらいに回復してくれるんでしょうね。トヨタは業績給回復中らしい一方で、ほかは相変わらずコロナのせいでひどい有様です。

すぐに潰れることはないでしょうが、ますますトヨタ一人勝ちみたいな状況だとちょっと困る。


それに、最近GT SportでRC FのGT3をよく使っているので、「V8のレクサス」も非常にありだと感じてきました。まぁこれもレクサスだけに相当お高いんですが。
RC Fは8速AT。新車だと1000万円超えです。まぁとりあえずZにしますよ。安いしね。



電気自動車の猛攻勢が続く中、ガソリンのモデルチェンジが今年〜来年に続くでしょう。メーカーによっては2030年までにガソリン車の新車販売をやめるところもあるそうなので、Zを買った人が本当に時代遅れみたいな扱いになりそうで怖いです。


現在ワタシはZ貯金に向けて頑張っておりますが、ゼウスの妨害的なやつで中々上手いことできておりません。徐々に徐々に、必要なものは買いつつ出費を抑えて、粘るしかないです。



2021年5月30日日曜日

チキチキ燃費比較

 GT Sportの公式戦では燃費走行の技術も必要らしい。本来はその辺りの戦略を「ドライバーの一人だけ」で考えるのは少し変なんですが・・・。


例えばマニュファクチャラーズシリーズ・Race3の富士SPW(20周)では、ピットインなしの燃費走行+タイヤ無交換作戦で「完走」したものの、フィニッシュ直前のガス欠ペナルティ・1分追加で12位・・・と散々。もう少し節約していれば、と思うと非常に悔しいレースでした。


特に事前調査もせずにレースに参加していましたが、過去にプロドライバーが話していた「燃費走行をするには直線を頑張らずにコーナーで頑張る」という一言を忠実に実行しただけで、ほぼ完走くらいまでできていました。もっとちゃんと調べていれば、もう半周くらいは走れたはずなんです。だから悔しい。


今後のために燃料消費について少し調べたかったんですが、さすがに20周も走る時間がない。なので手っ取り早く「燃料消費50倍」でテストしたところ、富士では2周も走れない。

ピットアウトして、アウトラップの1周後の1コーナー手前でガス欠する始末。消費50倍はカートコースくらいでしか使い道がなさそうですね。


一方、個人的経験則の「なんとなく燃費走行」の場合は、どうにか100Rの先までは到達できました。まぁどうせ2周もできてないんですが、1.5倍程度は燃費走行で距離を伸ばせるようです。

ちなみにたまたま今シーズン”契約”しているレクサスのGr.3マシン・RC F GT3には、全車共通の燃料表示とは別に、車内視点の計器中にも燃料消費量らしき表示がありました。この表示は全車にあるわけじゃないようです。

燃費については直線しかないスペシャルステージ・ルートXでテストしました。そういえば他の「スペシャルステージ」はどこに行ったんでしょうね。解雇?

まず車種ごとの違い。RC F、マスタング、488など、たまたま手持ちにあったGr.3マシン(BoPあり)を使い、ピットアウト→全開走行→ガス欠したらフルブレーキ、の流れでどこまで走れるのか試してみました。

フェラーリ488

スープラ

マスタング

NSX

見たところ違いはなさそう。全車「1800m手前」で止まりました。Gr.3では車種ごとの燃料消費の差はない・・・かな?

個人的な推測ですが、もし車種ごとに違っていたら一部の車種が実質使えなくになってしまって不公平なので、フルタンクで走れる距離はクラス内では同等になるように、設定されているハズ。あくまで推測ですが。

GTの世界では初期燃料は100L。RC F GT3の場合は最大120L、650S GT3では最大90Lと車内視点で確認できますが、この数値は見た目だけで中身の差はないと思われます。



ここからはRC Fでのテスト。燃費を抑える方法としては、「高回転まで回さない」か「アクセルオフの時間を長くする」のどちらかかなーと予想できますが、さてどちらが良いのか。

ただ、レース中はできるだけ全開にしないと遅くなるので、「速く走りつつ燃費を抑える」必要がある。難しいこと言いますよね。速く走るだけでも難しいのに、どこまでハードルを上げるのか。

RC Fの燃料消費50倍では、全開だとこんな感じ。燃料がものすごい勢いで「減って」います。数字は「増えて」いますが、これについては後述。


さて、燃費走行では要するにアクセルを開けている時間を減らせばいいと思うんですが、じゃあどこでアクセルを開けないようにするのか。コーナー?直線?

昔、どこの番組かは忘れましたが、とあるプロドライバーが燃費走行の秘訣として「直線は頑張らないでコーナーで頑張る」と言っていたことを覚えています。
実際、RC Fで富士を走っていた際に、直線で260km/hを超えた辺りから速度が伸びなかったので、260km/h以上でアクセルをベタ踏みする意味がないように感じました。大して加速しない直線末端で燃料を使いまくるより、もっと別の部分で速さを稼いだほうが効率は良さそうです。

どこでアクセルを抜くかはコースによっても違いそうですが、今回のテストでとりあえず260km/hでアクセルを緩める方法で走ってみたところ、2700mを超えた辺りまで走ることができました。


260km/hになった時点でアクセルを緩めて速度を維持。それだけで結構伸びる。


実際、富士での17周レースでも260km/h制限なら”ほぼ”17周走ることができたので、考え方は間違っていなかったようです。
他の直線でも上手い具合にアクセルをコントロールできれば、もっと燃費は伸ばせたはずですし、ゴール直前でガス欠することもなかったはず。

コーナーでアクセルオフも意味はありそうですが、アクセルオフの時間が非常に短いので、効果の幅は少ないのかな、という印象でした。もちろん細かい積み重ねも大事なので、究極的にはコーナー部分でもアクセルコントロールで燃費を稼げることが理想かもしれませんけどね。


例えばサルトサーキットのような全開区間が長いサーキットでは、どの程度抜くのが良いんでしょうね。サルトサーキットの場合、260km/h制限ではアクセルオフの時間が長すぎて1周10秒くらい遅くなっていたので、270km/hかそれ以上に上げても良いのかも。

あるいは、いっそ1ピット前提で走ったほうが速いのか。ほら、こんな話になる。限られた時間の中で毎週毎週「1時間のロングラン練習を複数回」なんかできませんよ?



あと、燃費走行ではコーナーを頑張ることが秘訣だそうですが、富士での公式戦ではコーナーを頑張りすぎて突っ込み気味からのオーバーシュートが多発していました。これは良くない。そんなところで時間を無駄にしてる余裕なんかないはずなのに。



結論として、直線末端で加速をやめるだけでもかなり燃費は伸びる。ハーフアクセル程度でも全開走行の時間を減らせば燃費は伸びる。ちょっと見えてきた気がします。富士での失態を次こそは取り返そう!!(Race4・Race5は体調不良により棄権済み)








さて、以下はどうでもいい余談です。



RC Fの車内計器にある燃料表示ですが、なんで走るごとに「増える」んでしょう。普通逆でしょ。

上の動画でもわかる通り、走ると数値が増えますし、給油すると減る。タンク内の空気の量でも表示してくれてるんですかね。

これが燃料消費ありのレースで撮った、RC Fのピットイン直前の燃料。あと1周も走れないギリギリの状況ですが、「109.6L」と表示されています。

給油すると「45.0L」に回復。せっかくの計器が役に立ちませんね。



この部分がRC Fの実車でどうなっているか知りたかったんですが、YouTubeには計器がうまく写っている動画がありませんでした。アセットコルサのプレイ動画は見つけたものの、同じゲームの動画をを正しいとするか難しいところです。


アセットコルサでは「走れば燃料が減る」。恐らくこれが正しい。

相変わらずGTにはものすごい数のバグがあるらしく、指摘されても修正されていないので、RC Fのこれも修正されることはないでしょう。まぁ走行に影響はない部分ですが、もしかしなくてもモデリングを作ってる人が車のことをよく知らないのかも。



これは488の実車。こんな感じで誰かRC Fでも撮ってくれないかなぁ。


RC Fの場合はこれが精一杯。遠くてよく見えない。SUPRT GTのオンボードは計器部分にモザイクがかかってますし、RC F実車の燃料表示がどうなっているかは結局確認できず。


副産物として見つけたのがこの動画。SUPER GTにも参戦している吉本選手が投稿した動画です。

5:00付近で燃料の表示(1.5L)も写ってますが、走行中ではないので数値が増えるか減るかはわからず。まぁ普通に考えたら「残り1.5L」ですよね。動画の撮影時(恐らく予選前日)に満タンなわけないですし。

本筋とは無関係な部分で、動画中の「トラクションコントロールの使い方」が勉強になりました。「タイヤが減ってきたら強める」ね。なるほど、今度試してみよう。



ちなみに、車内視点の燃料表示は、手持ちの車ではNSX・WRX・AMG GT・650S・RC Fで確認。RC F以外はちゃんと「走ると減る」燃料計です。走行中の目安になりそう。
気づいていないだけで実は488にも付いているんでしょうか。「FUEL」とは書いてある部分はあるんですが、数値が動いていませんでした。


以上、どうでもいい余談でした。



2021年5月28日金曜日

大規模国際スポーツ大会コラボイベント[GT Sport]

 とある大規模国際スポーツ大会とのコラボイベントが開催されていました。まぁどこの何とコラボしようが、GTである以上、やることは「タイムアタック」と決まっているんですがね。

※画像は処理済みです。

大規模国際スポーツ大会は本来なら昨年実施される予定だったはずなので、今回のイベントは延期した後から決まったことなんでしょうか。あの大会はオフィシャルサポーターじゃないと商標と使ってはいけないとか細かい決まりがあるので、「ちょっとコラボしましょうよー」みたいなノリではないんでしょう。FIAと組んだ時点で結構大規模なのになかなかやりますね。

ところで、そもそも大規模国際スポーツ大会はやるんですかね。進むも地獄、引くも地獄・・・。


コースは東京のやつ。車はスープラのレースカー。グレードで言うとGr.3。なんと大規模国際スポーツ大会の特別塗装です。

このイベントに参加したら4000万クレジットをプレゼント。GT  Sportでは特に資金に困っていませんが、まぁ一応「参加することに意義がある」ということで・・・。


上位ランカーは1分35秒。私はどうにか1分37秒後半を出すのがやっとで、世界3000位程度の微妙なところに収まりました。せめて2桁ならなぁ。

もう少し頑張れば36秒台は出せそうだったんですが、ここのコースは2車線の高速道路をモチーフにしているためコース幅が全体的に狭く、高速コーナーが多いくせに壁に少しでも当てると即タイム抹消になるため、タイムを出すことが非常に難しい。

結果的に周回の7割くらいは無効タイムだったんじゃないですかね。コース自体がオンラインレースでも多重事故必至の作りだと思います。


イベント内容自体は特に言うこともないんですが、個人的には大規模国際スポーツ大会の「規約」がゲームのくせに非常にしっかりしていて面白かったです。

参加しようとすると英語でいろいろ言われます。いきなり英文が出てくるとは思わんかった。

最初に言語を聞かれてその後はネイティブな言語で進む・・・というわけでもなく、そのまま英語で進行されました。自分で忘れているだけで、実はどこかで「言語:英語」とでも設定していたんでしょうか。


英文の内容を読むと「規約の承諾」についての項目もあるので、おそらく問題ないとはいえ「よくわかんないけどOK」で進めない方がいいと思うんですけどね。少し不親切かなと。(ここには「ワタシ実は英語読めるんですよ」という熱いメッセージも込めています。)

英語読めない人は、スマホで使えるGoogleレンズがオススメ。カメラで外国語の文章を写すだけであらビックリ、自動で翻訳されます。日常生活にあふれている、”ただのデザイン”で使われている珍英文が日本語に直訳されるので結構面白いです。「極度乾燥」も実はあんまり笑えない。



この英文規約が結構しっかりしていて、IOCが噛んでいる以上は当然の「世界アンチドーピング機構」(WADA、和田ではない)などの文言も出てきます。このイベントはドーピングしちゃダメらしいですよ。

どこまでガチなのかよくわかんないですよね。いきなり家に検査員が来たりして?


名前などを入力する画面も。これであなたも大規模国際スポーツ大会の代表選手・・・かもしれない。


あと、個人的に時代を感じたのが「社会的性別」の項目。回答候補は4つもあって、お馴染みの2つ以外に「rather not say」(できれば言いたくない)も回答として存在します。もはやジェンダーについてあえて聞いていること自体が失礼、とでも言わんばかりな設定の仕方ですね。

まさか自分の生きている間に「性別」の回答がここまで複雑になる時代に変化するとは思ってませんでしたよ。身近にも実は"rather not say"な人が居るんでしょうか。見えてないだけで。



上位の方は代表として世界大会的なことをやるらしい。日本からのメンツはどこかで見た感じでしたが。というか、やってることが同じタイムアタックである以上、急に知らない人が飛び出てくることもないんですよねぇ。

そういえば国体のイベントもありました。こちらも同様にタイムアタックです。まぁやるだけやっときますかね。


2021年5月17日月曜日

マニュ Race1[GT Sport]

ずっと参加したかったGT Sportのマニュファクチャラーズシリーズ。2021年は少し頑張って参戦してみることにしました。とりあえずマニュファクチャラーズシリーズを全戦参加を目標にして、他は時間次第。多分時間的に無理でしょうが。


なお、私個人は日産党ですが、今回は裏切ってレクサスからの参戦。Zで参戦できないのが悪いんです。(個人的にRC Fの見た目が好きなのもあります)


さて第1戦。一応の事前練習で本番コース(カタルーニャ)を走ってみるものの、ラップタイムが遅い、遅い、とにかく遅い。具体的には上位ランカーから5秒くらい足りない。ちょっと流石に遅すぎる。

F1やGr.3マシンのオンボード動画で勉強したり、挙動の違うProjectCars2でも走り込んでみたり。


やっぱり音が良いですよね。GTももっと頑張れ。

ただ、Project Carsは挙動がシビアで、練習中にまともにタイム計測できたことは一度もなし。走行中の雰囲気はいいんですけどね。速くなるための練習にはなってません。

そういえば”3”のレビューは散々でしたね。ちょっと買うのが怖いくらいの評判でした。GTがもっとレース中の雰囲気作りを頑張ってくれたら他所は気にならないんですけどね。



GTに戻ってタイム計測をやり直しても、相変わらずタイムが良くならない。実はその理由は単純で、「タイヤはソフトまで使えるのにハードで走っていた」という衝撃の真実。そりゃあ遅いわ。(理風は不明ですが、ソフトスリックがグレーアウトしていて選択できなかった)

このミスに気づいたのは本番当日の予選開始直後。自分以外がソフトスリックで予選を走っている衝撃的失態に気づいたら予選どころじゃないですよね。予選ではみんなソフトなのに一台だけハードを使っているという、戦略ミスどころか「付け間違え」に近い状態。

とりあえずハードスリックでタイムだけ出してから、ようやくソフトに切り替える方法を”発見”して数秒落ち込んだ後、本番のタイヤ戦略をどうするかを決勝直前まで悩んでました。

17周のレースでも燃料消費とタイヤ消費が多めに設定されているからハードでも1ピットかな?とか、案外ソフトでも1ピットで17周持つのかもとか・・・。

そして決勝開始2秒前になって「ソフトは持たんハードじゃ!」と判断して急遽ハードに戻しスタート。驚異の準備不足ぶりを露呈しました。



慌ただしくスタートした割に、結果は3位でした。11位スタートでこれは上出来でしょ。

しかし、これは開始2秒前の判断がたまたま良い方向に行っただけ。実はハードからソフトまでタイヤが選べた中で、ハードスリック+ピットインなしの方が堂々の一位。同じくハードでスタートしたもののガス欠で1ピットの私は、これが非常に悔しかった。絶対に1ピットは必要だと思っていたので、ここがわかっていればもっと走り方を調整するなどしていたはず。

もっとしっかり戦略を練っていれば2位は狙えた。もしかすると1位にも届いた、非常にもったいないレースでしたね。


・今回の反省点

①使えるタイヤを把握しておきましょう。

②燃費走行をもっと勉強しましょう。

③もっと走り込みましょう。



以下レース当日の模様です。


世間では「GT Sportはリバリーを作るためのゲーム」と言われているようですが、間違いじゃないと思います。非常に豪華でよろしい。


タイヤ選択は皆さんバラバラでしたが、ソフト勢はかなり序盤からピットインしていたので、結果的にはハードで正解だったらしいです。

偶然にも「ハードで走り込んでいた=ロングランの練習をしていた」ということになっていたらしく、ソフト勢に対してもハードで十分対抗できました。最初からソフトで走り込んでいたらこうはならなかったかも。


つまり、ちゃんと戦略まで考えて走っている人が少ないということでもあるので、私みたいな中途半端な腕前でもランキング上位になれる可能性もある、と思いました。ちょっとだけモチベーションアップ。


その後、11周目で燃料切れの警告が出たので緊急ピットイン。この時点で2位。11位スタートから超挽回していた。

タイヤはGT Sportで恐らく初めて使用するソフトスリック。予選でも使用していないぶっつけ本番のソフトがここで火を吹く。


勢いそのままに2位争いまで復帰したものの、2位のペースが他より少し速く、「絶対に強引なオーバーテイクをしない」とマイルールを課していたので結果的に抜くタイミングがなかった。

予想よりもソフトスリックの持ちが悪く、そのまま攻めると最後まで走れない可能性があったので、最低でも3位を維持したい気持ちもありました。諦めも肝心。

相手からどう見えていたのかはわかりませんが、一度もぶつけなかった辺りで察してくれたんじゃないでしょうか。

前半もっと考えて走っていれば2位が見えただけに残念。

さりげなく、ソフトスリックにしてからのラップにて、事前練習での最速ラップをあっさり更新し、決勝レースのファステストラップまで取ってしまうハプニングもありました。苦労と時間を返してほしい。

とはいえ、開始直前の2秒で決めたレース戦略で表彰台圏内は奇跡。どうして。



GT Sportsの発売から約3年半、PS4 ProのオマケとしてGT Sportsをタダでもらってから約2年、ついにチャンピオンシップに本格参戦したわけですが、今更レース戦略とは?みたいなことを考えています。本当に今更すぎる。

燃料消費やタイヤの摩耗が多めに設定されているとはいえ、単に「可能な限りの全開走行でぐるぐる走るだけ」では勝てない仕組みになっているのが面白いですね。タイヤのチョイス、燃費走行の技術、ピット戦略。ここまで本格的なことを要求されるとは思ってませんでした。

と同時に、楽しんでやってることは間違いないんですけど、要求されるガチさが強まってませんか。本格的なのは良いことですが、人によってはハードルが上がりまくりで、気軽にやってみようとは思わないような。実際、予選上位者でもタイヤ戦略なんかク○喰らえで全開走行していた方もいたので、「ゲームごときにそこまでガチで考えて走れるか!」って人も多そうです。


オンラインのチャンピオンシップは、今回の場合だと予選+本戦17周で1時間はかかります。GT5とオンラインレースでは1レース5周程度の部屋が人気でしたが、これは1回の手軽さがちょうど良かったのもあると思うんです。1時間も集中を切らさずに走るって中々しんどいですよ。序盤でミスったら終了ですし。

さらに本番想定の戦略も含めて準備するならもっと時間が必要。予選に備えたタイムアタックと、本番想定のロングランと、タイヤ・ピットの戦略と。やることがいっぱいありますね。

とりあえずマニュファクチャラーズカップは頑張るとして、他のチャンピオンシップでも同様にコース攻略やレース戦略まで練るのは無理。毎日GTをやり倒してようやく形になるくらい?他

にもやりたいことがあるんで、そこまで深い戦略までは無理かもしれません。


あと、地味に「水曜日開催」ってのがキツいですね。翌日も仕事があるという絶望感の中でのレースは、精神的に辛いものがあります。例えばもっと愉快で稼げる仕事なら、あるいは家賃収入のようなチート収入で生活が充実していれば、心身ともに万全の状況でレースできるんですけどねぇ。


そういえば、第1戦の際にはハンコン(T150)の不具合がかなり深刻で、何故かボタンの接触不良はなくなったものの、パドルシフトの片方が壊れており、今回のレースでは仕方なく「AT」で走っていました。シフトミスがなくなったのは良いことですが、やっぱりつまらないのでこれを機にG925に買い替え。次戦以降は新たな環境です。


2021年4月27日火曜日

T150→G923


買っちまいました。

経年疲労からかハンドルからバリバリと異音がしてきたT150からG923に交代。これでハンコンは3代目。

開封の儀。ペダルが大きいため、箱がT150よりも大きくなっています。


当初本命だったG29(3万円台)は壊れやすいとのレビューが多かったので、後継品で最新型で2万円くらい高いG923にしました。壊れやすい弱点もきっと改善されているに違いない。

もちろん国内純正品。並行輸入品は見た目が同じで安くて「問題なく使える」というレビューがあるのでつい買ってしまいそうになりますが、消耗が激しく当たりハズレの多いハンコンは、保証が効く純正品のほうが良いと思います。



今回、Amazonのポイント還元セールの時に買って少しでも被害を和らげる予定が、根拠のよくわからない割引クーポンでさらに安く買えたので、ポイント込みで実質4万円台後半で買えてしまいました。

金額的には良いタイミングだった。しかし割引の理由がよくわからないので不安です。


で、新ハンコンの感想。まずG923はとにかくブレーキペダルが硬い。ペダルの反発力がかなり高く、T150のフルブレーキの感覚で踏んでも約2割しかブレーキがかからないほど。どうやらG29から同じ仕様らしいですが、T150と比べると倍どころじゃないくらいの力が必要です。この場合はT150のペダルが無抵抗すぎるだけかも。

ブレーキフルードで圧力をかける実車のブレーキと似ていると言えば確かにそうなんですがね。ハンコン用シート&フレーム(Playseat製)のペダル台にビス止めしている状態でも、ブレーキ時に力強くペダルを踏んだら、何かが壊れそうで怖いです。ビスが折れたら永久に修理できなくなるので超不安。大丈夫なんですかね、これ。

パドル台裏には無数の穴があって、各社のハンコンに合った場所でビス止めできるようになっています。

基本的にハンコンのペダルや台はビス止めしたほうが良いと思います。滑り止めシート程度では絶対にズレる。特にG923はペダルを踏む力がかなり強いので、固定なしではそのままペダルがどこかに行ってしまいそうです。固定していてもちょっと怖いのに。

ハンコンを固定できるハンコン用シートがあれば絶対に快適。まぁ出費と家族の理解は必須ですが・・・。


とりあえずGT SportとDiRT Rall 2.0で試してみたところ、ハンドルの動きはかなりなめらか。まぁキャリブレーション時に異音がしていたT150と比較したらG923が良いに決まってるんですが、最大トルクを強めにしてもスムーズに動くのはすごい。あまりトルクを上げるとハンコンの寿命が減りそうなので控えめにする予定です。

ちなみに、G923はハンコンにもデカデカと印字されている「TRUEFORCE」が売りらしいのですが、先代のG29を使ったことがないので比較のしようがないことと、対応ゲームはGT Sportなど一部だけなので、その違いがよくわかりません。なおDiRTはTRUEFORCEに非対応。


ハンコンを買うといつもそうなんですが、ハンコンをより良く遊ぶための周辺の環境が気になってくるんですよね。モニターの高さとか、Playseatの場合はハンコン台の下に棒があって若干気になること、など。気軽に買えるものじゃないので、ハンコン込で「間違いないセット」があれば嬉しいですね。



G923を買ったからには、本格的にGTもDiRTもやるっきゃない。G923のデビュー戦として、ラグナセカでのスープラレースに参戦しようと練習していたんですが、猛烈な眠気で気づいたら棄権してました。(最近体調が不安定でね・・・。)


まぁハンコン変えた程度でレベルアップすることはないと思いますが、安定して走れるようになったら買った甲斐がありますよね。あとは壊れなければマル。どうせ外出できないんでたくさん遊ぶ予定ですよ。



2021年4月22日木曜日

がんばれニック

あららー・・・。


フォーミュラEの第4戦で急にPPを獲得したニック・キャシディ選手。もちろん決勝も大期待・・・と思ったら、セーフティーカー先導で始まったレースの開始直後にスピンしてしまい、その後のミサイル被弾であっけなく終了。 悔しいなあ。



やっぱり応援しちゃいますね。スーパーGTの時は色々ありましたが、フォーミュラEでもさりげなく「37号車」に乗っているところを見てしまうと応援せざるを得ない。気持ちだけじゃなく、ちゃんとファンブーストも投票してますよ。


フォーミュラEはF1と比べてどうだ、みたいな話もありますが、私は結構面白いと思います。まぁ確かに速さはないですが、細かいことは気にしない。

市街地レースは全体的にコースが狭く、ほとんど「接触=死」になってしまうことと、実質のオーバーテイクポイントがかなり限られてしまうことがネック。日本では市街地レースは実質不可能なので、いっそ鈴鹿でやって欲しいけどすけどね。どうせ富士になるんでしょうけどね。


というわけで、がんばれニック。次こそは・・・とささやかに応援しています。



2021年4月19日月曜日

突っ込み大魔神

「突っ込み大魔神」とは、とある走行会にゲストで来ていた小林可夢偉選手から頂いたありがたいお言葉。特定の誰かを指した表現ではなく、アマチュアのドライバーは基本的に大魔神なんだそうです。

お言葉の意味は要するに、「コーナーでギリギリまでブレーキを遅らせて突っ込む走り」のこと。レイトブレーキとかミサイルとか表現されるやつですね。すごく”らしい”表現で私は好きです。


同じくプロドライバーの藤井誠暢(とものぶ)選手からも同様の指摘がありました。こちらはもう少し具体的な話で、「もし同じコースをプロとアマチュアが走った場合、コーナーのボトムスピードはプロが一番遅いはずだ」とのこと。ブレーキをギリギリまで遅らせる=上級者ではなく、むしろサーキット初心者がやりがちな初歩的勘違い。しっかりと減速して、素早く車の向きを変えて加速することが大切なんだと、丁寧に解説してもらいました。

サーキット走行についてわかったつもりになっている私のような人間が思う、「プロなんだからコーナーでもどこでも全体的に平均速度が高いはず」というある種当然のような考えが、実はアマチュア特有の勘違いなんだそう。私も意外だと思いました。


実はプロドライバーの講習会では、アマチュアはみんな突っ込み過ぎだと言われることが結構多いんですよ。少しでもブレーキングポイントを奥にして、少しでもコーナリング中の平均速度を上げよう!みたいな、そんなイメージを捨てろと。

実際プロの方が(当たり前ですが)速く走れているわけで、向こうの言ってることは間違いなく正しく、誰もが突っ込みすぎであることは事実のハズ・・・。


でも言われたからって実行するのは簡単じゃないですよ。その後コーナーで”突っ込みすぎないこと”を意識して走ってみるんですが、わかっていてもやっぱりゴリゴリに突っ込んじゃうんですよねぇ。なんででしょ。走行ラインやアクセルワークについて細かく考えるより、ブレーキで頑張って突っ込んだほうが簡単に速く走れる気がするからですかね。まぁ気のせいなんですが。

ギリギリまでブレーキを遅らせたところで、当然オーバースピードからのアンダーステアが出るのでタイムは出ず。わかっているけどやめられない、それが大魔神。



GTのオンラインレースでも、特にテール・トゥー・ノーズでもない遠ーく離れた距離から、超強引なレイトブレーキでインに突っ込んでくる大魔神ミサイルを多く見かけます。特にレースの中位〜下位ほど多い印象です。

困ったことに、レイトブレーキ対策で下手にブロックすると、追突や接触で弾き出されてレース自体の勝負権を失うので、実質こちらには打つ手がなくやられる一方。抜かれるかふっとばされるかの2択はひどいですよね。相手に大ペナルティがついたところで、大クラッシュしたこちらの順位が戻るわけでもないですし。

しかも下手すると何故かこちらに幅寄せなどの誤爆ペナルティが付くこともあるので、結果よりもキレイなレースがしたい私は無理をしないようにしていますが、まぁ順位は犠牲になりますよね。もうレイトブレーキでやられるのはいつものことなので諦めてます。DRを上げれば大魔神のいない世界に行けるんでしょうか。(現在DRはC)


以前は私もレイトブレーキに頼りがちだったんですが、リアルの走行会でブレーキを酷使し過ぎてフェードさせて死にかけた経験があり、ゲームでもブレーキがビビりがちで、大魔神化は若干抑えられるようになりました。

しかし、走行会ではブレーキに気を使ってフルブレーキができないのも良いことじゃないんです。ブレーキに関しては「突っ込みすぎ」が良くないだけで、強いブレーキでしっかり減速して曲がることは重要(藤井選手曰く「どうせABSが付いてるんだから床まで踏み込め」)なので、ゆるーいブレーキで減速しても意味ないんですよね。おかげでブレーキパッドは減らなくなりましたが!

GTのオンラインレースでも同じく、ふと気づくとブレーキを少し緩めて”節約”していました。後でロガーを見ると「フルブレーキの3割くらい」でしか踏んでないことも。こんな緩ブレーキで勝てるわけがない。


GTではどれだけブレーキを踏んでもフェードなんかしないのに、リアルでの恐怖体験で変な癖がついてしまったようです。ブレーキを壊さない程度に、出せる最大限の性能を引き出して走れるのがプロ。悔しいですが、こういうところが「違い」なんでしょうねぇ。


ただ、一度ブレーキのフェードを経験すると誰でもビビるんじゃないですかね。直線の末端でギリギリまでブレーキを粘ってフルブレーキ・・・と思ったら踏んでも全然減速しない一瞬の間。せいぜい100km/hくらいだったからコースオフせず止まれましたが、岡山国際の裏ストレートならノートニスモでも170km/hくらい出るので・・・。

今では「逆に安全意識が高まってよかったのかな?」とも思いますが、二度と体験したくないです。寒気がしてその枠は走るのを止めたくらい。走行会からの帰路でもずっとブレーキが効きが悪かったので、交差点で止まる度に前の車に追突しそうになった・・・ということもあります。(翌日整備に出したところ、ベーパーロックも起こっていたようでした。いずれにしてもブレーキの酷使が原因。)


その後、走行会では基本的にビビリブレーキになったため、ブレーキがフェードすることはなくなりましたが、「ブレーキで頑張らない分は他で補う」という方針で走ったところ、以前と同じくらいのタイムでは走れるようになったんですよ。タイムは同じでも、車を壊さず安定してラップを刻めるなら、突っ込み大魔神のメリットなんか何もないですね。


まぁゲームでは大魔神であっても大した実害はない(せいぜいレースをぶっ壊す程度)ですが、少なくともリアルの走行会では止めましょう。私みたいにゲームの世界から現実のサーキットに入ってる人間のほうが、中途半端な自信があるだけに余計危ない気がします。


あなたも私も大魔神。気を付けましょう。



2021年4月16日金曜日

EF15 120号機+0系



JR東海の鳥飼基地の近く、名前そのまんま「新幹線公園」に行ってきました。お目当ては0系・・・ではなくEF15。

新幹線公園はとにかくアクセスが微妙。まぁ川沿いにあるんで当然なんですが、最寄り駅からそれなりに歩きます。トラックの交通量が多い道沿いを歩くのでうるさいのなんの。

この公園をPRするなら「安全第一」の柵はやめた方がいいと思うんです。見栄えって大事でしょ?


多分サクラと思われる並木道(当時は1月)を少し歩くと0系が見えます。新幹線といえば白+青ですが、やっぱり0系と100系がこの色のイメージ。300系以降は同じ色でもちょっと違う。N700でもこういう塗装には・・・ならないか。


で、その奥がEF15。「新幹線公園」とか言うからには新幹線がメインで置いてあるわけですが、実はELも置いてあります。新幹線公園の隣は貨物ターミナルで、フォークリフトが動いていました。

・・・というか、写真でうっすらわかると思うんですが、今回は何故か夜に行ったんですよ。写真撮るなら昼に行けよって自分自身でも思うんですが、ちゃんと家出る時は明るかったのに、道中トラブルがあったために着いたときにはしっかり日が暮れていました。

まぁ実はスマホを買い替えたので、これまでになかったナイトモードが使えるようになり、お陰で助かりました。使いこなせているかはわからないですが。


さて、先に見えた0系の方から。夜でも貨物駅の明かりに照らされて白い車体がよく目立つ。









最近の新幹線は空気抵抗を減らすためにどんどん窓が小さくなって、リニアの窓はハガキくらいのサイズらしいと聞きます。多分空気抵抗だけを考えるなら窓なんかなくしてしまいたいんでしょうけど、流石にそこまではできないので仕方なく窓を付けている感じ。


さらに、この0系には「非常脱出口」がありました。


バスに非常脱出用のドアがあるように、新幹線にもそういう非常事態を想定していたらしく、初期の0系には脱出口があります。

もちろん非常脱出口を使うような場面はなくて、そのうち新造車からも非常口は消滅。実はN700系の非常口は屋根にあるとか。へぇ。


そしてEF15。本命はこっち。





先台車のゴチャゴチャ感が旧型の機関車らしくていいですね。


写真ではナイトモードのおかげで明るく見えますが、実際の現地(夜)はかなり暗いです。

そのせいで失敗したのが、暗くて足元がよく見えなかったために謎のコンクリ柱が路上に生えていることに気づかず、足を強打して転びかけたこと。コンクリ柱は形から察するに三角点でしょうか。

一応「公園」を名乗る場所のこんなド真ん中にコンクリ柱を残すなぞ正気の沙汰ではないと思うんですが、わざわざ残しているあたり「大人の事情で撤去できない」と考えるのが自然。三角点もそういう事情に含まれそうです。まぁコンクリの正体なんかどうでもいいですが。

このコンクリ柱、ちょうど貨物ターミナルのライトの影にあるため非常に見えづらく、スネを3回ほどぶつけて超痛かったです。
ただ、「足をぶつけた程度」で済んだだけ良かったとも言えます。つまずいて転んでスマホをぶっ壊すとか、大ケガをする可能性もあったと思うんです。誰かこっそりユンボで引っこ抜いてくれませんかね。昼でも危険には変わりないでしょ。ブランコよりもよっぽど危険。










床下は真っ暗で何も見えず。やっぱり昼に来るべきだった。




憎きコンクリ柱の見えづらさを写真に納めようとした一枚。見えないでしょ?0系の階段前に生えてます。あれは絶対に危ない。

元はEF15だけだった場所に新幹線が来て公園の名前を乗っ取られたらしい。まぁ集客力が違うから仕方ないよね。

入り口にはこういう看板もありますが、交通量の多い中央環状線の高架下にあるので、こんな公園があることを知らずに通過している車がほとんどだと思われます。


ついでなので鳥飼基地にも立ち寄りました。なんだか昔よりも随分見えづらくなったように感じます。大きなお友達対策でしょうね。


今やN700系ばかり。古株になってしまった700系レールスターなど、少しだけ別の車両が見える程度。昔ここに立ち寄った時は、0系・100系・300系・500系・700系がずらっと並んでいた記憶があります。


急に思い立って行ったために夜になってしまいひどい目に会いましたが、これも無計画ゆえ。遠出するならちゃんと計画を立てて行きましょうってことですね。




さて、次はどこに行こうか。別にELとか電車関係でなくてもいいんですけどね。でっかい人工物が好きなだけなので。自動車ミュージアム的な施設もいいですよね。

世界事情的に現在は旅行は自粛ムードですが、そんな時代でもなければ四国などにドライブがてら行ってみたかったんですよねぇ。ホント、つまらん時期ですよ。