2018年8月14日火曜日

走行会用ヘルメットのこと

走行会に出るならヘルメットが必要です。レンタルができることもありますが、でもいつかは毎ヘルメットで参加したい。ちょっと走ってみたい程度ならともかく、今後もガッツリ走行会にいくつもりなら尚更。いつもレンタルできるとは限りませんからね。

そう思って色々探しているんですが、これがまた難しい。色んな部分で困ってます。


まず、ヘルメットってどこで売ってんの?という話。買うだけならネットが便利ですが、これだとサイズがわからないんですよね。なので「試着」したいんだけども、売ってる場所がわからないから試着もできない、とこういう具合。ヘルメットを買ったけどサイズミスってましたwwなんて笑い事じゃ済みません。ヘルメットは高いんです。だからこそ、確実にしたい。

バイク用のヘルメットならバイクの店に行けばいい。でも4輪用は?

一応、某スーパーオートバックスにアライのヘルメットが置いてあるのは見ました。でも1個だけ。色々試すほどの種類があるわけではなかったです。まぁ、そんなに種類があるものでもないと思うんですがね。


ヘルメットは装着感が大事ですから、もしかすると頭の形状などの理由で本来のサイズよりもちょっと大きめにしたほうがいいとか、あるいはメーカーの相性みたいなものがあってアライよりスパルコの方が良かったとか、そういうこともある・・・かもしれません。
なので色々試したい。「多分XLくらいじゃないですか?」みたいな適当な感じで決めたくないんですよ。スーパーオートバックスで無理ならじゃあどこだ?

プロのレーサーならスポンサーやらでどうにでもなることでしょうけどね。アマチュアはキツイぜ。


本格的なレースの場合は4輪用ヘルメットが必須、しかし走行会レベルならバイク用でもOKなことがあります。これは走行会にもよるんですが、2輪用(要するにバイク用)でもフルフェイスなら可だったりするんです。もちろん4輪用なら確実にOKですけどね。2輪用で妥協する方法もありますが、でも・・・どうなんだろう。

というのも、そもそもバイクのことはサッパリわからない私なんですが、それでも「あまり安物のヘルメットはマズイんじゃないか?」ということくらいはわかります。例えば3000円とか、5000円とか。まぁそういうヘルメットで走行会に参加している人も多いみたいですけどね。

安全性が疑問なことはもちろん、安物だと「内部の取り外しができない」「フィット感が怪しい」などのデメリットがあります。個人的には安全性よりもこちらの方が気になります。

中が洗えないのはダメですね。全開走行中はものすごく体力を消耗します。汗もかきます。夏場は特に・・・となると、中が洗えることは絶対条件です。安物ヘルメットの場合は内部取り外し不可なことが多く、ある程度汚れると捨てるしかなくなります。これだと長期的に考えれば損な気もしますね。内部取り外しができるなら、多少の汚れであれば洗って対応できますし、最悪の場合は交換もできます。


また、安物ヘルメットのレビューを見ると「首元がスカスカで安定しない」などの意見がたくさん。安さ故に妥協した部分なんでしょう。
安物ヘルメットは「フリーサイズ」がやたら多いんです。フリーサイズってのは要するにどういうサイズなんでしょうね。大きいの?小さいの?

フィット感は結構重要だと思います。シートポジションにしろ靴にしろグローブにしろ、「なんとなく」の違和感でも、なるべく減らしたほうがいいと思います。ただでさえ、横Gやら加速Gやら、他車の存在や自分の走行ラインなど、サーキットを走っている最中には耐えたり考えたりすることが非常に多いです。そんな時、ヘルメットにちょっとでも違和感があったりすると、それらに集中できないと思います。なるべくそういった違和感を減らして、目の前の走行集中できる環境を作ることがものすごく大事だと、これまで走行会に参加して感じました。

そのフィット感は「フリーサイズ」では対応できないと思います。伸び縮みするわけじゃあるまいし。

他にも、現在のシートはノートニスモS純正のスポーツシートのままなんですけどね。これだと横Gで結構振られるんですよ。普通に公道を走ってるだけなら「これで十分じゃね?」とか思ってたんですが、そんなことないです。これをレカロなどのスポーツシート+4点式シートベルトにすれば、安全性の向上ももちろんのこと、横Gを気にせず目の前のことに集中できる、そういうメリットもあるんだな、と走りながら考えていました。身体の姿勢を保つことで精一杯の状態で、コンマ何秒の争いなんかできませんよね。

要するに、気になる部分があるなら妥協したくない。3000円でも丸々無駄になったら大損ですから。

となると、これだけでヘルメットの値段は上がります。ヤマハの2輪用の低価格品でも1万円前後。まぁ最低限と考えるとこの辺りが妥協点かもしれませんね。やっぱり3000円はちょっと・・・。
しかしこの値段差で、清潔感やフィット感を得られるならやむを得ないのかなぁと。これがひとつ。



次に、4輪用と2輪用ヘルメットの違いについて。走行会の参加については「2輪用でもいい」とのことですが、どうせなら4輪用の方がいいじゃないですか。じゃあ何が違うの?って。




並べると違いがよくわかります。見た目で分かる大きな違いはバイザーの開口部の広さ。2輪用は視野を広く取るために広く、4輪用は耐火性能重視+上下の視野は重要ではない、ということで狭め。なるほどね。

また、バイザーの厚みも違うそうで、これも耐火性能の問題。内部の素材も耐火性能を重視したものになっているとか。
HANS装着のためのアンカーがあることも4輪用ヘルメットの特徴。本格的にレースに出るなら必須でしょうけどね。走行会レベルにどこまで要求しましょうか・・・。


4輪用ヘルメットといえばアライですが、そのカタログを見ると、ジュニアのカート甩で36000円。普通の4輪用で54000円など。困ったことに「廉価品」がない。この場合、価格=安全性なので、アライとしてはそこを妥協したくないんでしょう。それでこの値段、なのかな?

まぁつまり、高いんです。「普通の4輪用」で既に5万円超え。これを選んでおけば確実なんですけどね。どうしよう・・・。


「走行会用」という名目で、何かを妥協しているらしいヘルメットならもう少し手頃です。スパルコ製のフルフェイスヘルメット。4輪用。20000円弱。でもこれも高い・・・。


ちなみに、グローブはカート甩で妥協しています。耐火性能がないからその分安い。じゃあヘルメットもそれでもいいのかな、というのが現在の心境。今後うっかりラリーに出たりすることがあるなら買い換える、でも遅くないのかなぁと。だって”普通の”ヘルメットと走行会向けヘルメットの差額で、ブレーキパッドとタワーバーが買えちゃいますから。
それと、ノートニスモが走行中に炎上して脱出できなくなってしまう確率・・・どうせ服がシャツ+Gパンですからねぇ。首から上だけが燃え残っても・・・縁起でもない話ですが。


案外高くて選択肢の少ないヘルメット。これが「必須装備」ですからね。グローブやシューズ、レーシングスーツまで揃えるとなると、それはそれは凄まじくお金がかかります。


だから、レースゲームってスゴイ。プレイシートでもせいぜい3万円。ヘルメットより安い!


しばらく走行会に行く予定がない(お金と精神的な余裕がない)のでヘルメット購入は延期。しかし、実際に買う想定であれこれ考えていると、予想以上にハードルが高いですね。本当に想定外。

どこかのタイミングではちゃんとしたヘルメットを買うつもりです。何にしようか、どこで買おうか、しばらく検討してみます。