ノートニスモSは前期・後期の違いが少ないです。e-powerは後期型だけなのでわかりやすいですが、Z33のようにエンジンが大きく変わるわけでもなく、見た目の違いのみで中身はほぼ同じだったりします。実は部品の型番が違う、とかだと私にはわからないですが・・・。
私の知っている前期型・後期型の違いは、
①前後バンパーの形状
②テールランプのデザイン変更
③ルーフライニングの色(グレー→黒)
本当にこれくらいです。パワーも同じ、ブレーキも同じ。特に「S」のグレードは改造車扱いなので、ベースグレードのマイナーチェンジから影響される部分が少ないんでしょうね。
なので、中古車でノートニスモを選ぶなら、単純に見た目の違いだけで選んでも特に支障は出ないと思います。Z33なら間違いなく後期型ですが、そういう意味では選びやすい。
ただ、地味ぃな違いはあります。それも結構心臓に悪いやつ。タイトルにあるとおりトランスミッション関係の「とある部品」が違うんです。
私は普段から運転が丁寧な方だと思っているんですが、少し気になっているのが「シフトチェンジがやたら早くなってしまう」ことです。イナズマシフトってやつですね。よくそんな早さで入れられますね、と言われたこともあります。まぁ私は器用な方なんで、とか言って誤魔化していましたが、多少どころかカッコ付けでそんなシフトチェンジになっているのは間違い無いと思います。
サーキット走行時でも意外とシフトミスをしないのでイナズマシフトでも気にしていなかったのですが、ある日のサーキット走行中にそれは起きました。いつもどおり2速から3速へシフトアップしたところ、「バキッ」と音がしてシフトチェンジができず。その後もたまに何かが引っかかるような感触でシフトチェンジができず。内心、「まさか壊した?」と焦りまくり。
走行後にこのトラブルについて周囲に話したところ、「あ!取ってなかったっけ!」との反応。取る?何を?
で、「取った」のがコレ。何これ。
コレの正体は「シフトにぶら下がっている重り」。シフトフィールを良くするために付いているらしいんですが、別に速さに影響する部品ではないので、無くても問題ないらしいです。
そして、一気にシフトチェンジをするとこの部品が外れることがあるんだとか。私の例だと走行中にバキッと音がしたときに外れてたんですね。
そして中途半端に外れたこの部品がシフトに引っかかってしまう、と。だからギアが入らなかった。こういう理屈です。
実はこの部品は前期型にしか付いてなくて、後期型からは無くなっているそうです。まぁ意味のない部品ですし、外れるトラブルが多かったから無くなったんでしょうね。当然っちゃ当然。
ですが、プロドライバーの運転でこの部品が外れることはないんだそう。そういえば松田選手の走行動画(R33)を見た際に、やたらシフトチェンジが丁寧だなぁ、とは思っていました。正確で、丁寧。カッコつけてイナズマシフトでぶっ壊してる誰かとは大違いです。ど素人ゆえのトラブルなのかもしれません。
この部品は現地で取り外され、私のノートからはなくなりました。外しても特段変わったことはないです。シフトチェンジの際にソリッド感?が出たくらいで、これもしばらく乗っているうちに角が取れたのか気にならなくなりました。
とりあえず教訓としては、シフトチェンジは丁寧にやりましょう。それだけです。
前期乗りの方はご参考までに。