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2022年2月1日火曜日

半分引退した人 vs かなり引退した人【WRC 2022】

 

ラリーファンなくせにシーズンはあまり追いかけていない私。SUPER GTみたいにリアルタイム観戦が物理的に厳しいレースなので、基本的に結果を見るだけになることが多いんですが…。


もちろんYouTubeでダイジェストを確認しています。2022シーズンの第1戦モンテカルロも結果を確認しています。3日目の暫定順位はこんな感じ。








…ん?これ本当に2022年シーズン?


野球ゲームのおまけ要素で「世界の王選手」を加入できたりするやつ、あるじゃないですか。あんな感じですね。もうマキネンとかソルベルグも入れようぜ。ラトバラも走っちゃえ。

しかも最終的に「最終日にオジェがタイヤバーストしてローブが約20秒差を逆転」という謎展開でローブが逆転。2022年の話です。「規程変更で全車ハイブリッドになった新シーズンのWRC」の第1戦がこれ。


いくらレジェンド的な選手でも、新しい規定に対応できずに若手選手に勝てなくなる、なんてことはよくあります。ハイテクへの順応性は若い選手ほど高いと聞きます。

…みたいなやつはないんですか。2人とも現役の時はえげつないくらい速かったですが、過去形じゃなくて今でも速い。そういうことなんでしょう。



一応、現役?の選手がみんなトラブルで離脱したからこうなったみたいです。結局トラブルなしでまとめられているのも実力の内なのかもしれませんが、今回は現役組に運がなかったということにしておきましょう。


地味ーに、フォードが「新規定での初優勝」です。思い出参戦じゃなくてガチで優勝を持っていくローブ。さすが。



今年こそはラリージャパン行きたいですねぇ。せっかくクルマも買ったんで、ドライブがてら行くにはちょうど良い用事です。

個人的にもDiRT熱が大炎上してる今日この頃。静まれ、世界…。


2021年8月23日月曜日

1、2、3

 

死んだと思っていたのに何故だ・・・。


実質第4戦の第3戦鈴鹿で、GT500クラスはGT-Rが表彰台独占。前レースまでかなり悲しい状態だったのに急にどうした。もしかして全部取り替えたか?(規定違反)

例えば、シーズン中にスペック2エンジンが投入されて息を吹き返す、ということはたまにありますが、23号車のエンジンはレース中の出火でやむなく交換しただけ。なのでその線はナシ。


日産が元から鈴鹿狙いだった、というインタビューもありました。もちろん車両によって得意・不得意はあるはず。でもだからって、他のサーキットとここまで極端に結果が変わるものか。昨年はセーフティーカーのドサクサで1位でした。今回は正真正銘の1位。すごい。

しかも、よく考えてみると、これで23号車は鈴鹿3連勝。鈴鹿で勝てるなら他でも善戦できそうですが、難しいんですかね。


ついで?に3号車と24号車も表彰台。3号車は23号車と同じタイヤなので調子がいいのは当然。24号車は・・・19号車も調子よかったですし、ヨコハマが頑張ってるんでしょうか。ダンロップもフロントロー独占で速かった。ブリヂストンは全体的に何か外したんですかね。

トヨタは日産の逆で、全車がQ1落ち。サクセスウエイトの影響にしてはちょっと極端です。


次は菅生。比較的狭いコース。富士が苦手なら菅生は勝とう。



ところで、同日にル・マン24hも開催でした。久々にル・マンをじっくり見ましたね。レース自体は「何事もなければトヨタ」で、実際トヨタが勝ったんですが、中々危なっかしいシーンが多かったです。勝てるレースで自爆リタイヤは最悪。

小林可夢偉選手の乗る7号車が総合優勝。中嶋選手の8号車は燃料系トラブル?で失速したものの完走。ワンツー。まぁ順当ですかね。

そして毎年思う。ノーパワー事件の年に勝っていれば・・・。


ル・マンには次年度からプジョーが参戦。羽なしハイパーカーでガチレースになる・・・かもしれない。


グリッケンハウスのSCG007も、速さ的にはそこそこ。ワークスでもないのに参戦初年度でここまで走れたら上出来だと思います。これまでもP4/5などでレースの実績はあるチームなので、経験は豊富です。


↑P4/5


グリッケンハウスのSCG007は市販も予定しているとか。実際にSGC003でレースカー兼ロードカー仕様の車を作ってしまったことがあるので、可能性としては十分ありえます。

トヨタのGR010は市販されない?という噂もありますが、もしSCG007が本当に市販されたらすごい。要するに「採算度外視ならなんでもできる」だけかもしれませんけどね。


久々にレース漬けの週末でした。楽しかった。




2021年8月1日日曜日

翼はいらない

 

2022年からWECに参戦するプジョーのハイパーカー「9X8」がついに公開。しかしなんとリアウィングがない。レースカー=リアウィングがあって当然、という時代が終わるのか?


そういえば市販車でも標準ではリアウィングがないことが多くなりました。昔と比べて技術が進んだためにリアウィングのようなエアロパーツがなくてもダウンフォースが確保できるから、という理由らしい。

レースカーでもダウンフォースはほとんどが床下で発生させていることが多いと聞きます。低速では役に立たず、高速ではダウンフォースを生む半面空気抵抗にもなるリアウィング。別のアプローチでダウンフォースを稼げるなら無いほうがいいんでしょう。ぶつかったら取れるし。


90年台のスポーツカーにはリアウィングが必須?みたいな感じで、GT-Rやインプレッサには当然のようにでっかいウイングが付いていて、それがステータスみたいになってました。

「スポーティ=ウイング」のイメージが拡大しすぎて何故かプリメーラにもウイングが付いていましたが、実はロードカー程度ならウイングは付いてても無駄では?という疑惑もありました。まぁサーキットでは効果があるとして、「高速道路での安定性が違う!」という意見もあるようですが、逆に言えばそれ以外では意味がない・・・。

ロードカーの速度領域=100km/h程度ではダウンフォースによるメリットも少ないですし、ウイングの設置場所を強化しないとダウンフォースで車体が凹むこともあるとか。ウイングのせいで後方視界は絶望的。


最近の車では、スープラ(A90)も標準ではウイングレス。トランクにリップスポイラーが付いているので、ここにあえてウイングを付けるのも変な感じです。WRXのウイングも実はオプション。

アストンマーティン・DB11はCピラーでダウンフォースを発生させて、リアウィングと同等の効果を出しているらしい。「ウイングが出ている=高速域で走っている=速度違反」でお馴染みの可変ウイングすら不要にしてしまうのが21世紀の技術。


実は私は「車にGTウイング付けたい派」だったんですけどね。最近のウイングレスの車のほうがスマートな気がして、もしZを買ってもウイングを付けないほうがいいのかな?とか考えていたんですよ。スープラみたいにリアウィングなし前提のデザインなら、むしろGTウイングを付けてもダサいだけかも。


プジョーのウイングレスレースカーは果たして成功するのか。プリウス(ハイブリッド)やリーフ(BEV)はかなり空気抵抗を意識していますし、時代の流れとしては正しい。こういう面白い発想の車は歓迎ですよ。

「WECのレギュレーションを追求した結果前輪駆動になった挙げ句にLMP2よりも遅くなった車」もありましたが・・・まぁ多分そんなことにはならないでしょう。多分。



2021年2月14日日曜日

今更だけど"919tribute"がおかしい(良い意味で)

 

Youtube(プレミアム加入済)を巡回していたら見つけた動画。ポルシェ・919ハイブリッドevoのニュル北アタック。凄まじいです。

タイムは5分19秒54。919が本気出したらこんなもん・・・らしいです。2018年の動画なので今更ですが、久々に面白いオンボードを見れました。


既に10年以上前の話ですが、初期型のR35がポルシェ911のニュルブルクリンク北コースのレコードタイムを破って話題になりました。その後は”ほぼ”プロトタイプみたいな市販車でのアタックばかりになってしまい、市販車でのレコードはあまり意味がなくなりましたね。GT-Rはあの価格で高性能だったのが良かったと思うんです。

ちょっと調べてみたところ、現在では4ドアのパナメーラでも7分29秒で走る時代。GT-Rニスモは7分8秒、911 GT2で6分40秒など、ちょっと意味不明な領域に突入中。4ドア車でもいつかのR35と同等の記録が出る時代になってしまいました。そのうちロードカーでも6分を切るようになるんでしょう。




しかし919はそんなロードカーの争いもどうでも良くなるくらいの速さ。919は特に「ブースト」がスゴイですね。直線加速の飛び出し方が明らかにおかしい。画面の表示で「アクセル」と「ブレーキ」の他に「ブースト」の表記がありますが、これがハイブリッドシステム=モーターの動作を示していると思われます。減速時にパワーを貯めて、加速時に一気に開放。ばびゅーんと加速しています。

このアタックしている919はWECでのレギュレーションから「開放」した特別仕様(だから”evo”)とのことで、元の919はV4エンジンとハイブリッドシステムの組み合わせで「900馬力」だったものを、evo化された結果「1160馬力」にパワーアップしたとのこと。

モーターのアシストは限定的なので、全域で1160馬力ではないんですが、それにしてもブーストが作動している時の加速はとんでもないですね。あっという間に300km/h。高速域でもどんどん加速しているので、アシストが切れずにそのまま加速したら500km/hでも600km/hでも行ってしまいそうな感じです。

最終のストレートでは369km/hを記録しているものの、モーターのアシストで最高速度には早々に到達していて、実は直線のほぼ全域でレブっているだけ。まぁギヤ比を変えたところで最高速を出せるのは最後の直線だけですし、全体でのタイムアップとか安全性を考えたらこの程度が落とし所なんでしょう。



今後この記録を破る車はどういったものなのか。919はハイブリッドですが、世界ではガソリン自動車追放の流れなので、電気自動車の開発が活発です。



で、現時点でのニュル北における電気自動車レコードは、フォルクスワーゲン・ID.Rの6分5秒。ID.Rはパイクスピーク用の電気自動車で、これを使ってニュル北のアタックをした際の記録のようです。「一人乗り電気自動車」は見た目が酷いのでタダでも要りませんが、ID.Rはスーパーカーみたいでいいですね。

このアタックではギリギリ6分切りを達成できていませんが、これは2019年のアタックなので、2021年にはこれを破る記録も出てくるかも。フォルクスワーゲンは排ガス事件の件を挽回するのに必死なので、当然このあたりの記録を狙ってくるでしょう。

そして、919の記録まであと40秒。あと少しですが、919に及ばない原因は割とハッキリしています。



これがアタックの動画。エンジン音ではなくモーター音のみ。超未来感。


これ、速いんですよ。確かに速いんですが、やっぱり気になるのは最高速が全〜然伸びてないこと。ニュル北を1周6分で走れるのに、最後の直線で250km/hにも届いていません。逆に言うと、最高速がその程度なのに6分切り寸前まで走れているのもすごいんですが、これも電気自動車の特徴。トランスミッションが1速しかないので最高速的な部分が苦手です。

電気自動車は基本的にトランスミッションが「不要」。5速くらいのギアをひとつだけ載せて、モーターの凄まじい低速トルクでそこを補っている、という仕組みだそう。

まぁ公道レベルならそんな仕組みでも何も困らないですからね。200km/hとか300km/hみたいな非実用域での性能を追求する必要があまりないし、わざわざトランスミッションのような重くてたくさん部品が必要な構造物をなくせることも電気自動車のメリットの一つなので、例えばリーフのような車にトランスミッションが付くことは今のところなさそう。

個人的には高速巡航用のギアがあれば良いんじゃねぇの?とか考えるんですが、私みたいな工学的シロウトが考えることは頭の良い人達が考え済みのハズなので、現時点ではそれを考えた上での「1速ギア」なんでしょう。将来的にはわかりませんが。



ポルシェも電気自動車のタイカンを出しているので、こういう極限のアタックも電気自動車ばかりになるんでしょうか。

まぁ速ければガソリンでも電気でも何でもいいのも確か。技術が進歩すれば市販車にも恩恵がありますからね。電気自動車が安く・良いものになるなら大歓迎。もっと安くなーれー。



・余談

なお、バーチャルの世界ではもっとすごいです。「ビジョン・グランツーリスモ」で収録された「ダッジ SRT トマホークX ビジョン グランツーリスモ」によって「3分4秒500」が記録されています。なんじゃそれ。

ビジョングランツーリスモは現実の車じゃないですから別に何とでも言える。これが発表された際に散々ツッコんだ記憶があるんですが、改めて”設定”を見ると今でも中々ツッコミどころのある車でした。

乗るのに7ヶ月のトレーニングが必要だとが、心身ともに最高の状態じゃないと乗れないとか、人間の反射神経の限界だとか、素材がグラフェンだとか、全体的に「さいきょうのくるま」みたいな設定でした。

まぁそれがVGTのコンセプトでもあるんですが。VGTという単語がすごく懐かしい。あれってどうなったんでしたっけ。


動画はなんだか早送り再生みたいですね。車の性能がどうとかよりも、これに対応できる人間がすごいなぁと思います。なんでただのレースゲーム好きの皆様が人間の反射神経の限界に挑まなきゃならんのかは不明ですがね。それに挑戦するのはF-22のパイロットとかで良いんじゃない?

この動画を見て思い出したんですが、当時これのタイムアタックでニュル北を走ってゴールドを取ったんですよ。でも「人間の反射神経の限界」とやらに長時間挑んだために、腕と足が凄まじい筋肉痛になって日常生活に支障が出た上、あまりにも異常に速い世界に慣れてしまった(というか慣れないと走れない)せいで”普通の車”で走れなくなってしまいました。感覚が違いすぎてベストタイムから数秒落ちになる始末。

あれはそういう車です。私はノートニスモとかZくらいの車で十分。別に人間の反射神経の限界に挑戦したくない。それを痛感した一台?でした。


ところで、トマホークXは”2035年の未来の技術を反映させた車”だそうですが、「V10+圧縮空気で2500馬力」という設定は、世界的流れの「ガソリンエンジン車追放」の対象になりませんかね。時代は電気なのに。

安易に「未来」を想像すると、ぶっ飛び設定以前の変なところで矛盾しちゃうのはよくあることです。1980年台の映画に出てくる未来で、モニターがブラウン管だったりするアレですよ。

そういえばもう一つのアレなVGTだったレーザー推進とかなんとか言ってたやつは、一応ガソリンエンジンじゃないから2035年でもOKなのかな、なんて。



2021年1月19日火曜日

TS060・・・じゃなくて「GR010」【WEC】

TS030から再開したトヨタのWECでの活動ですが、2021シーズンからLMP1クラスは「ハイパーカー規定」でのレースへ変わりトヨタも参戦継続、新車はTS050の次だからTS060・・・ではなく、心機一転「GR010」という名称になりました。本当に「ガズー」という名称がお気に入りのようですね・・・。

とはいっても中身はTS050からの正常進化らしく、見た目もこれまでのプロトタイプと大きく変わらないように見えます。細かい部分で、例えば車体が大きくなっているとか、そういう違いはあるらしい。そのほか、よく見るとサイドミラーがフェンダーとの一体型ではなくなっています。


さてこのGR010、「ハイパーカー」です。一応市販車ベース・・・というより、厳密には「市販車と共通性が多い」車らしいです。ベース車ではなく、兄弟車とかそれくらいの近さだそう。GR010は分類的にはプロトタイプ。ハイパーカークラスへの参戦という意味では変わっていないようですが、いつの間にか市販車ベースではなくなっていました。

とはいえ、この手の「ロードカー」は何だかんだで売られないことが多いです。後に「かなりズルかった」ことで伝説となっているTS020も一応ロードカーベースでしたが、本当に売られることはありませんでした。日産のR390も同じ。たまにイベントで公開されるだけ。「市販車」と言いながら本当に売る気はなかったんですよね。スーパーGTのHSV-010も同じ。

でもGR010は、一応本当に売られるらしい。売るとしても数はしれていますが、まぁ1台1億円くらいはするでしょう。
これが金額的にびっくり・・・でもないのが悲しいところ。ヴェイロンが1億超えだったのは有名ですが、ケーニグセグの新車・ジェスコは3億超えらしいですし、もう金額が高いこと自体には何も感じなくなりました。今更1億だから何だって話ですよね。金額的なインパクトはあまりないと思います。

最近のスーパーカーやハイパーカーはもれなくチリトリみたいな形状で個人的には好きではないですし、高いだけで本当にハイスペックなのかよくわかんないんですよ。まんまプロトタイプみたいな車がロードカーとして買えるなら、非常に魅力的な車だと個人的には思います。私には永遠に縁のない車なのが非常に残念ですが。


さて、WECのLMP1は、ハイブリッド規定ができた最初こそかなりの盛り上がりを見せたものの、2016年のノーパワー事件を経て、2018年にはトヨタ以外のワークスが撤退してしまったので、新たな規定として「ハイパーカー規定」をブチ上げました。世界中でハイパーカーが増えていましたし、参戦するメーカーも多いんじゃないか?という期待はあったと思います。

が、意外と参戦するメーカーは少なく、参戦する風を吹かせていたアストンマーティンはいつの間にか参戦しないことになり(しかもF1の方に参戦するとか)、元々トヨタの参戦は確実としても、プジョーは参戦する気があるようなないような微妙な状態で、他には「グリッケンハウス」がプライベーターとして参戦予定とのことですが、既にプロジェクトには遅れが見られるようで、早くも不安です。

そもそもグリッケンハウスは、端的に言うと「超クルマ好きで金持ちのオッチャン」のチームですからね。メーカーの支援を受けずに自分でレースカーを作ってしまう情熱は本当にスゴイ、しかし本当にハイパーカー規定のレースカーを作り上げて、しかもレースになるほどのマシンを作れるのかどうか。いつかの日産みたいにならなければいいですが。

まぁグリッケンハウスは、私の好きな「フェラーリ・P4/5」の作成元ですし、P4/5はNur24hで上位争いもしていましたから、レーシングチームとしては意外と有力なのは間違いないんですけどね。


新しいLMP1クラスには、先述のハイパーカーの他に、いくつかのメーカーの作ったシャシーを使う「LMDh」という規定もあります。こちらは何よりも市販車ではなく共通シャシーを使っているために価格が安く、デイトナ24時間にも参戦できるのが強み。ポルシェはこちらの規定でWECに参戦するとか言われていますね。またハシゴを外されなければいいですが・・・。

ただ、LMDhは要するにこれまでのLMP2ですからねぇ。これまでのLMP2にハイブリッドシステムをポン付けしたような感じです。4社が供給するシャシーを使う、など、まさにLMP2。でもコスト的には間違いなく安いでしょうし、戦力が非常に均衡していて面白いクラスだったのも確かなんですよ。
ただ、このLMDhとハイパーカーとが同じLMP1になるので、その間のバランスをどう取るのかが難しそうです。予定としてはハイパーカーの方を遅くして、あとはBoPで上手く調整するらしいですが、さてちゃんとレースになるのか。タイム的にもLMP2なLMP1。これが次世代のル・マンです。


いずれにしても、滑り出しを見る限りだと、LMP1クラスに昔ほどの勢いはないですね。まぁ実際に始まってみると面白いのかもしれませんが。少なくともトヨタしかいない、大ハンデでどうにかレベリオンが戦えているだけだったここ数年のWECよりはマシだと思いますけどね。レベリオンなんか参戦終了しちゃったし。かわいそうに。


WECの勢いがなくなってきましたが、フォーミュラEも怪しい雰囲気が漂ってるみたいですね。アウディは今年で撤退、日産も撤退の可能性があるとか、そんなニュースが出ていました。

なんでも、フォーミュラEからは技術的なフィードバックが少ないそうな。これって結構致命的ですよね。参戦する意味がない。アウディは電気自動車でダカールラリーに出るそうです。

レースの電動化方面も苦戦するのかもしれませんね。フォーミュラEも中々楽しめたレースなので、今シーズンも見るつもりなんですが、続々と撤退表明!みたいなシーズンは勘弁してほしいものです。



WECについては、新規定のレースに、プジョーやグリッケンハウス、ポルシェなどが本格的に参戦するのは少し先の話。ハイパーカーのガチバトルが見られるまでには時間がかかりそうです。










・余談?

しかし、「ハイパーカー規定」は厄介なことになりましたね。参戦車が思いの外集まらない。世界中にハイパーカーは溢れているので、そういったメーカーが続々と参戦するかも?という思惑はあったと思うんですよ。
でもガチなのはトヨタだけ。トヨタについては、恐らくノーパワーの恨みが原動力です。あれで優勝していたら2018辺りで撤退していてもおかしくないですよ。

なんでかなーと考えて思いつくこととしては、結局ハイパーカーって、超金持ちのマウント取りの材料みたいなところがあるじゃないですか。「俺があのすげぇの持ってるんだぜ?」って言いたいだけのやつ。


売る方もそういうド金持ちをターゲットにしているので、車の金額も中身もどんどん先鋭化しちゃってて、なんだかよくわからない世界になりつつあります。スゲェ見た目とか、ワケワカラン素材とか、時速400キロ、シンジラレナイ未来システムとか。一定のルールの中で競うレースの雰囲気とはまるで合っていない。全体的にびっくり人間コンテストに近いですかね。


マクラーレン・F1はF1マニファクチャーだけあってサーキットでの性能にも気合が入っていたそうですが、ゾンダで有名になったパガーニは、レース活動をする気はないらしいです。オーナーからワンオフで「ゾンダのレースカー欲しい」と言われたら作る、そんな感じ。特定のルールに則ったグループGT3のような世界で戦う気は全くなし。

世界中にハイパーカーが溢れているのに、「ハイパーカーのレース」にはトヨタしかいないってのも寂しい話。しかしこのあたりにハイパーカーの本質があるような気がします。「○億円!」「へぇ!」・・・で終わっちゃう感じ。
億単位の車なんか、今後何をどうやっても買えない(買わない)ので、大多数の人にとっては遠い宇宙の話くらいどうでも良くなっちゃいませんかね。スーパーカーくらいの方が現実味があってちょうど良いと思うんですよ。

私は、クルマは乗ってナンボだと思ってるんで、どうせならハイパーカーもガンガンレースしてほしなぁと思うんですけど、実際に走らせてオカネ・クバルさんこと前澤氏みたいにゾンダで事故っちゃうのも困りますしね。どうしましょう。


金額については、最近はハイパーカーでも3億超えが当たり前になってきましたが、3億円ならレオパルドみたいな戦車が良いですね。絶対に煽られなさそう・・・。



2020年3月8日日曜日

雲行きが怪しいハイパーカー規定


WECのハイパーカー規定が発表され、トヨタとアストンマーティンの参戦も決まり、プジョーとグリッケンハウスの参戦も予定されている・・・はずだったのに、ここにきて雲行きが怪しくなってきました。

まず、アストンマーティンが参戦を延期。ヴァルキリーを使うところまで決まっていたのに、えらい急な延期となりました。一体何があったのか。