東京モーターショーでホンダの次期レース車両が公開、GT500のNSX後継としてシビックを投入するらしい。なんてこった!!
…ってバレバレでしたけど。シビックかどうかは確信はないものの、GT500の次期車両を公開するっぽいことは報道からわかってました。「なんとサプライズで次期GT500車両が!!」なんて言わなくても、ホンダのレースカーで「次期」があるやつなんかスーパーGTしかないですからね。バイクなわけないし。
シビックRはなかなか好評らしいですね。先代はゴツゴツしていて、ガンダムだとか言われていましたが…まぁ確かにガンダムっぽい。スポイラーいくつあるんだ?ってくらい複雑なデザインでした。その頃の新車が全体的に凝った作りのやつが多かったですね。今は逆にシンプルな感じになりましたが。
そんなシビックがついにGT500車両のベースマシンに。どうせデザインだけとはいえ、その会社のフラッグシップを担う車だけに注目度も高いはず。その役割にシビックがなっている。難しい時代になりましたね。
ベース車はFFですがGT500の規定に合わせてFR化されているでしょう。NSXもFRになってましたし、むしろこっちの方がそこまで違和感はないのかもしれない。「MR風でFR」は仕方ないにしてもちょっと強引だった。
そして「5ドア」。もちろんデザインだけで後部ドアなんかないでしょうけど、ボディ形状としては残ります。Zもスープラも2シーターなのに、シビックは5人乗り。ボディサイズはかなりデカいですね。容積が大きいという感じ。この辺りが不利になったりしないんだろうか。
私にとって「シビック」は今だにEK9で、ホットハッチのイメージなんですよ。シビック自体いろんなバリエーションのある車ですが、今はセダン型が主流、現行のシビックRは5ドアです。
5ドアだけどニュルブルクリンクのコースレコードを狙う車だけあって中身は過激。FFなのに320馬力とか、タイプRじゃなかったら意味不明なスペックです。3ドアならもっと速いんでしょうけどね。そこを「やらない」のか「できない」のかはわかりませんが。
そして、シビックがNSXの後継になる、ということは、少なくとも数年はNSXクラスの車の後継車は出ない、ということですよね。どちらかというとこっちの方が残念かもしれない。一応スープラやGT-R が残っている他社と比べて、スポーツカー的な車が非常に少なくなっているホンダ。ここ数年の世相を反映しているようです。
数年前、NSXがFR化されたGT500に参戦した時はちょっとびっくりでしたが、その時にも「ベース車両がないからもしかしてシビックじゃないか?」と私は思っていました。あの時はNSXのFR化で強引に繋ぎましたが、今回は本当にシビックになっちゃった。市販車のNSXも再度一旦止まることになりそうです。復活することはあるのだろうか。
ロードカーのNSXも、個人的にはちょっとパッとしない車でした。現実では一度も見たことないですね。フェラーリやランボルギーニは何度もあるのに。
個人的には、ハイブリッドだったことが余計だったのかな、と思っています。どこのメーカーもハイブリッドのスポーツカーは微妙になりがち。結局スポーティなだけで中途半端なだけ。フェラーリみたいに極端なスペックにしないとお金持ちは買ってくれないみたいです。どうせ電動ならもっとすごいやつありますからね。
NSXはハイブリッドなためにサーキット走行も難しいらしい。そうなるくらいなら純粋なエンジン車でも良かったのかもしれない。会社的にも難しそうですけどね。CR-Zの時も同じですし。
もう一つ。2024年にコレが出るということは、スーパーGTの2024年も今とそこまで変わらなさそうです。共通モノコックで、共通のパーツ。急にGT3メインになったりすることはないでしょう。多分。
日産はZのまま、トヨタはスープラになりそうですが、スープラも2年後まで続いているかわからない車種なので、ちょっとどうなるかわかりません。トヨタは謎の車が多いのでもしかしたら代替わりするかも、と思っています。
2023年、NSXラストの年。最後の逆襲なるか?