2018年7月25日水曜日

もし雨が来たら

雨が降るとこの曲が頭の中で流れます。まぁ多少の雨ならいいんですけどね。「数十年の一度の災害」レベルだと笑えなくなります。恐らく危険性を表現するためにやや大げさな表現になってるんでしょうけど、こんな雨がしょっちゅう降ると現実味が無くなっちゃってね。伝えるって難しい。

それに、最近は地震もありましたから。そこに数十年レベルの大雨。踏んだり蹴ったりです。



岡山には4月に走行会で行きました。実はその日も、大災害にこそなりませんでしたが、ニュースになるほどの大雨でして、走行枠の時は小雨だったものの帰り道は大雨でした。高速道路では前が見えないので減速、山陽道は電灯が少ないので真っ暗、という、なかなか荒れた天候でした。これまで参加した3回の走行会のうち、雨が2回。どちらも大雨の予想だったものどうにか持ちこたえた、という奇跡はありましたが、どっちにしろ雨は雨。これだと走行会的にはツマラナイ。

レースの場合は、要するに他車との相対速度の競争なので、自分が遅くても他と競えていればそれで良かったりします。もちろん、雨故にスピンしやすいとか、そういう怖い部分もありますけどね。でも走行会の場合は自分の速さが重要。前より速かったとか遅かったとか、それが唯一にして最大の意義だと個人的には思うんです。

個人的な感覚ですけどね。GT5をやり込んでいた時もそうだったんですが、セッティングの変更や路面コンディションの違いが速さにどう影響しているのか、未だによくわからないんです。実車の”感覚”は、もしかするとこれから研ぎ澄まされていくことかもしれませんけどね。期待も込めて。

車のセッティングをする意義は、つまり「どれだけ速くなるか?」ですよね。わざわざ遅くなるようにはしないはず。走り方も「アレを変えたことでどれだけ速くなるか?」が重要。

なので、雨だと非常に困るんですね。なによりも車をぶっ壊す最悪の事態は避けたいので、路面コンディションばかりに注意が行ってしまい、タイムも散々なものになります。他車との比較という意味では、みんな同じコンディションであることは確かなんで、極端に「順位」が変わることはないでしょうけどね。



そういう、路面コンディションの違いも考慮した走り方は、できるなら本格的にレースに参戦するときになってから勉強したいものです。そんなに無い走行会の機会を、濡れた路面に気をつけながら慎重に走ることに費やしたくない・・・というワガママな感情が、特に岡山国際の走行会の時には強かったです。フルコースを全開で走れる機会なんかそうありませんから、非常にもったいなかったな、と思いました。楽しかったですけどね。


普段車に乗るとき、天候はあまり気にしません。教習所で雨の日はハイドロプレーニング現象に気をつけましょう!とか言われますが、極端な運転(過速度、急加速、急減速、急ハンドル)をしないだけでその危険性はぐっと減ると思います。もちろん、雨じゃなくても安全運転は当たり前ですが。煽るとか論外。

タイヤも重要です。どこぞの激安タイヤだと危険性大。そもそものグリップも足りてないのに、そこに悪天候が重なれば・・・考えただけでも怖いです。
ただ、これはハイグリップすぎるタイヤも同じなんですよね。上位グレードのタイヤほど高グリップですが、逆にウェット路面のグリップが犠牲になっているのが当たり前。レースカーで言うところのスリックタイヤに近い、溝の少ないタイヤだからそうなるんですよね。「公道可」であっても、できれば公道では使わない方が良いらしいです。

ま、そんなタイヤ(高額)を買える人は、どうせ走行会の時だけタイヤを交換して走りますから、公道での性能なんかどうでもいいんですよ。この場合の「公道可」は、「公道を走ることができるタイヤ」というアピールより、「規定で公道を走れるタイヤじゃないと使用できないレース等イベントで装着できるタイヤ」、という意味合いのほうが強いですからね。


ラリーなら雨でも歓迎。でもせっかく参加費を払った走行会で雨は勘弁して欲しい。それを痛感した岡山走行会でした。