2021年6月11日金曜日

何かのパートナー

 「BBSジャパン」がFIA GTチャンピオンシップ 2021 シリーズのオフィシャルパートナーに

へぇ。


あくまで1シリーズのパートナーらしいですが、パートナーになることでBBSにメリットあるんですかね。チャンピオンシップのホイールは強制的にBBSになるとか?私はレイズ派なんですが、もしかしてチャンピオンシップ出禁になったりしないだろうか。

タイヤのシミュレーションなら何となく理解できますが、例えばゲーム内でホイールにシミュレーションとかもしてるんでしょうか。そこまで細かいことするなら他にやることあるような気もしますけどね。


他に、グランツーリスモは時計屋の「タグホイヤー」とパートナー。肝心の時計はあまり存じ上げませんが、名前は知ってるタグホイヤー。サルトサーキットにも看板がありますね。

しかし、レッドブルを支援しているタグホイヤーの現在の立場が「公式タイムキーパー兼ウォッチ・パートナー」という、長年レース業界に関わっている割に結局何をしているのか不明な存在に成り果てています。文字通りの解釈なら、タグホイヤーの人がストップウォッチを持って車の横に立ってそう。タグホイヤー製のストップウォッチがあるとは思えませんが。

というか、スポーツの世界での時計屋は全体的にそんな感じですよね。名前だけ。特に時間的な何かをしているわけではない。スポーツの世界で本当に時間を計っているのは、陸上競技場のゴール横に置いてあるセイコーの黄色い巨大時計くらいじゃないですかね。


HPによればタグホイヤーは一本20万円とか50万円とからしいので、どうせならタグホイヤーの時計よりもファナテックのハンコンが欲しい。せっかくGTで名前を出してもらって恐縮なんですが、ゲームのユーザーと高級時計の親和性があまりよろしくないように思います。


まぁ時計に関しては十万円単位なら良いほうで、プロドライバーの「パートナーシップ」には超高級時計屋さんが多くて、それも500万とか1000万のパートナーシップばかり。タグホイヤーやロレックスが可愛く見えるレベル。

あれに対してかなり引いているのは自分だけなんでしょうか。あのPRで良い印象を与えられる人類はかなり限られるように思うんですが。



自動車メーカーの立場なら、時間が正確じゃない上にオシャレすぎて今が何時だかよくわからない時計にウン百万使われるくらいなら、その金額で車を買ってほしいはず。その辺は競合しないんですかね。

用具メーカー(アルパインスターとかプーマとかレカロとか)ならチームに物品が提供されていて当然ですし、レースを通じた商品へのフィードバックもあるでしょう。なのでリターンはあるし、絶対に商品の販売にも繋がっている。私もレカロ買いましたし。

対して超高級時計は・・・リターンはあるんですかね。大人の世界のパトロン的なやつが、自分の思っている以上に闇が深いってことなんでしょうか。



なお、プロドライバーにも色んな人がいて、谷口NOB選手はスポンサーとしてカシオのエディフィスを提供してもらっているとか。ブログなどにもよく出てきます。カシオなら時間の正確性が超高級機械式時計よりも上ですし、何故か同じ時計でも嫌味がない。比較対象の金額がアレなせいでしょうか。

エディフィスの公式サイトによると、「谷口選手装着モデル」は46,000円+税。すごい普通で逆にびっくり。100倍以上の金額の時計を提供して応援?してもらってる人もいるのにね。ドライバーの人気と時計の金額が逆じゃないのかと。100倍応援されている割には・・・。


あと、エプソンは会社自体が時計メーカーでもあるとか。実はプリンター屋は仮の姿で、社名も「セイコーエプソン」が正式だと最近知りました。ここの時計も大概高い方なんですが、それでも10万円前後。まぁタグホイヤーよりは安いか。



全体的に話が迷走しています。要するに、超高級時計の「パートナー」が謎。プロドライバーとのパートナーシップについての広報記事の「パートナーシップの理由」が一言一句理解できない。どうせならもうちょっとこじつけて欲しい。と、思いました。



個人的にレーススポンサーの提供品でステキと思ったのはマクドナルド。いつかのルマンでコルベットのスポンサーになっていて、チームへビッグマックが無限に提供されていました。

いいですよね。ビッグマックなら栄養が取れるので、硬くて食べられない上に時間もよくわからない物体よりも役に立つ。非常に有意義なパートナーですよ。