2021年8月14日土曜日

ノッテグラ2022


2022年に新型のインテグラが出るらしい。NSXの販売終了と入れ替わりのニュースでしたが、まさかここでインテグラとは思わんかった。


まぁまずはNSXの販売終了ですよね。ずっと期待(というかファンの強い要望)をされていた「タイプR」はついに出ず、代わりに「タイプS」を限定発売して終了するようです。一応、タイプSは鈴鹿で2秒くらい速くなっているらしい。


2代目のNSXはついにパッとしないままでした。ハイブリッドのためにサーキットの連続走行が難しいとか、そもそも重さの関係でスポーツ走行に不向きだったりしましたが、個人的に一番の欠点はやっぱり内装がイマイチなこと。2000万円超えの車であれはちょっとね。内装はシビックRとそんなに変わらない気もする。


NSXのタイプRは、雑誌などでは「既定路線」「絶対に出る」みたいな感じで扱われていましたが、個人的には無理じゃないかと思っていました。ハイブリッドを下ろすわけにもいかないし、そもそも元のNSXが特段速いわけでもないので、ホンダ的にも「タイプR」を付けるグレードは出さないだろうなと。

それでも限定とは言えタイプSを出してくれるのは良いですね。デザインもステキ。最初からこの見た目だったらもっと印象が違ったかもしれません。


2代目のNSXはチューンドカーがほぼなかったので、スポーツカーが欲しい層の反応が微妙だったのは間違いないと思います。R35やWRX、86はなんだかんだで色々選択肢があったのに。

そういえばNSXは走行会でも全く見たことないですね。フェラーリやポルシェみたいな路線なら絶対に一定の層には売れたはず。会社の偉い人がそういう方針だったんでしょうね。


ノートニスモのe-powerも同様で、「ハイブリッドのスポーツカー」はサーキットでの実用性が本当に低いんですよ。数周で電池切れになってしまう。パフォーマンス命の車なのに、そのパフォーマンスが持続しないのは致命的。せめてスポーツ走行枠の30分くらい全開走行ができないと・・・。

CR-Zと合わせて「ハイブリッドが次世代のスポーツカーの形」みたいな雰囲気もありましたが、結果的にはどちらも微妙だったのかなと。理想はともかく、要するに重くて複雑だっただけ。最初からわかっていたことなので今更ですけどね。



で、インテグラ。NSXがなくなるとホンダのフラッグシップがまたしてもレジェンドになるのかと思いきや、ここに来て「インテグラ」。ちょっとこれは予想外。

ホンダ、新型「インテグラ」を2022年米国導入へ アキュラブランドから復活宣言(Car Watch)


チラ見せ画像では情報が少なすぎてよくわかりません。私のイメージするインテグラは「DC2」「マフラーの音がうるさい」「シャコタン」「確実に盗難される」という偏見しかないんですが・・・新型らしき画像は「セダンです」と言われても違和感のない感じ。

インテグラはシビックと似たようなものを作るわけがないんで恐らくクーペになる思うんですが、全体的に正体不明な感じがします。

「インテグラ」のイメージに捕らわれているだけで実はMRなのかもしれないし、S2000的な要素と統合してFRかもしれないし、そもそもガソリン車ですら無いかもしれない。NSXですらハイブリッドでしたし、ガソリンオンリーの車ではないような気がする。「完全電動のスポーツカー」だったらすごくインパクトがありますが・・・。


値段もわかりませんね。DC2はタイプRでも200万円台前半でしたが、シビックRでも450万円の時代に、一体どの価格帯になるのやら。「プレミアムコンパクトのパフォーマンスモデル」とのことなので、86みたいな値段にはならないと思うんですけど。とりあえずプレミアムなお値段なんでしょう。

今回の発表では情報不足。「パフォーマンスモデル」というからには数字上の性能は高めなハズ。ただしスポーツカーに分類するような車ではない可能性もあります。



しかし、90年代の人に「2022年の日本のスポーツカーは[トヨタ=スープラ+86+ヴィッツ][ニッサン=Z][ホンダ=インテグラ]になってますよ」って言っても信じてもらえなさそうですね。形は何であれスープラが残ってるのは結構すごいことだったのかも。


R35も2022モデルまでは少なくとも出そうな雰囲気ですが、NISMOの2022モデルだけ先行で発表されている不思議。普通逆だと思うんですけどね。何かあるんですかね。