2021年8月18日水曜日

Z(2023)

 


新型Zが正式発表。既出の情報以外に、いろいろ新情報がありました。出典はこちら。語学力の限界に挑戦してみました。


・「2023」のアメリカ仕様

これ、2023モデルらしいです。アメリカでの発売が2022年の春、日本仕様の発表は冬とのこと。まぁほぼこの仕様で出るでしょう。

しかし、最近の車の「2023年仕様」みたいな言い方はよくわかりませんね。2022年の春に出るなら2022モデルではないのか?と思うんですが、そうではないらしい。3月に発売される「4月号」の雑誌みたいなものですかね。


・車名は「Z」

日本では「フェアレディZ」ですが、これまでアメリカでは排気量+Zの名称でした。例えばZ34型は「370Z」。3700ccだから。

今回の新型Zは、「Nissan Z」。非常にシンプルになりました。まぁ排気量を元にした名前だと限界がありますからね。「180SX」も1.8Lエンジンのアメリカ仕様シルビアの名称でしたが、日本では2.0Lでもそのまま180SXの名称で売られていて、ややこしいことになっていました。「ワンエイティ」の語呂の良さは好きですけどね。


発表会でオッチャンが言っている通り、「Z」の一文字で車名を表すことができるのは、結構すごいことですね。これもZが長年積み上げてきた歴史があるから。「i」とか「E」は全業界で取り合いになってます。そこにある資産は活かすべき。


日本では「フェアレディZ」になるでしょうか。今回発表された仕様では、リアに「Z」一文字のロゴが付いています。シンプルでとても良い。



・400馬力

3.0L・ツインターボなのは既出の通り。しかし馬力は400馬力だそうです。思っていたよりも多かった。

スカイライン400R搭載の400馬力仕様エンジンが使用される噂はありましたが、Z34でいうところの「ST」のような上位モデルにだけ搭載されると思っていました。

日本でもベースグレードから400馬力になるでしょうか。


・「スポーツ」「パフォーマンス」の2グレード+「プロトスペック(240台限定)」

グレードはシンプルに2種類。ベースグレードの「Sport」と、アップグレードされた「Performance」だけ。Proto Specは生産台数の通り240Zにインスパイアされたデザイン。黄色いキャリパーや、内装にも黄色が入るらしい。エンジンやパフォーマンスはプロトスペックでも同じ。

「Sport」では18インチのタイヤに黒スエードと布張りのシート、「Performance」にはスポーツマフラー、スポーツサス、クラッチタイプのデフ、RAYSの19インチタイヤ、大径ブレーキ、シートヒーター、レザーシート、「Homelink garage controller」が付いています。付けまくってますね。

「Homelink garage controller」ってのがよくわかりませんが、多分そういう名称の商品なんでしょう。車内から直接ガレージの扉を開閉できるようなシステムが車に内蔵されている感じだと思われます。


これが日本でどうなるか。Z34では「ベースグレード(名無し)」「S(ブレーキなどスポーツ走行向け仕様)」「T(革シートなど質感重視)」「ST(全部入り)」の4グレードでした。アメリカ仕様の2つは、「ベースグレード」と「ST」に近いと思います。

個人的には革シートのような装備は特に求めていないので、アメリカ仕様の「Sport」でも十分かも。たくさんグレード分けされるよりもシンプルな方が良いです。内装くらいなら後からどうにでもなりますが、「そもそもエンジンが違う」という場合だと載せ替えたりできませんから。お金がないからってGTOのNA仕様を買うようなことは避けたい・・・。


・「6MT」か「9AT」

どのグレードでも6速マニュアルと9速オートマチックが選べるとのこと。MT仕様は既出の通り。Z34から引き続きシンクロレブコントロール搭載のMTです。

ATは今流行りの多段AT。GT-Rデザインのパドルシフト付きだそうです。サーキット走行では圧倒的にATの方が楽なので、実はちょっと迷ってます。まぁMTにするでしょうけどね。


・0-60mphは3.5秒

時速60マイルまで3.5秒。いわゆる0-100km/hです。結構速い。Zに加速が速い印象はないんですが、400馬力もあるなら当然ですかね。


・色は色々

ツートンの場合、ルーフは黒でボディカラーは6色。

  1. Brilliant Silver(シルバー)
  2. Boulder Gray(グレー)
  3. Seiran Blue(青)
  4. Ikazuchi Yellow(黄色)
  5. Passion Red(赤)
  6. White Pearl(白)

モノトーンの場合は3色から。

  1. Black Diamond Metallic(黒)
  2. Gun Metallic(グレー)
  3. Rosewood Metallic(濃い赤)
単色はバリエーションが少ないですね。基本的にはツートンを選ぶことになりそうです。

Zプロトはイエロー推しで、正式発表ではブルー推し。何色にしようかな・・・。


・$40,000

4万ドル・・・。


インフレを考えると、これまでのZと価格は変わっていないそうです。2003年の350Zは27,000ドル。

よく言われていますが、「長期間お給料がお値段そのまま!」なのは日本だけの話で、基本的に物価が上がれば給与も上がるもの。失われたX年間が延々と続いている日本では、物価だけ上がって給与が変わらないために、相対的に車が値上がりしたように感じるだけです。(まぁそれにしてもe-powerの価格設定は強気だと思いますけどね。)


日本ではいくらになるでしょうか。現時点で4万ドル=440万円。ここに「おま値」が追加されて・・・ああ、悲しくなってきた。


・ドライバーアシストなど

デジタルモニターにタコメーターやスピードメーターが表示されるのは既出の通り。GT500ドライバーの松田次生選手が開発に関わっているそうですね。

そのほか、クルコン、レーンはみ出し警告、後退時衝突警告、前面衝突警告、歩行者検知機能付きの緊急ブレーキを装備。ただ、アラウンドビューモニター的な機能は付いておらず、オートハイビーム、後方の自動ブレーキも付いていないとか。


・スープラと競合?

400馬力の2シーターということで、同じ日本車ならスープラが競合ではないか、とのこと。スープラの2.0L仕様が43,000ドルで、価格と性能なら圧倒的にZの方がお得ということになりますが、さてそんなうまい話がありますかね。

最上級のRZ(3.0L・直6)は日本なら731万円から。仮にNISMO的な仕様が追加されるならコレくらいの値段でもいいですけどね。何らかの奇跡が起こってZのベースグレードは450万円くらいに収まっていてほしい。



金額に関しては自分の稼ぎをどうにかしないと解決しないので諦めるとして、そのほかの仕様は中々のもの。てっきりベースグレードは300馬力?とか思っていたので、ハイスペックなのは非常によろしい。

私ならベースグレード。ホイールだけ替えて、マフラーもできれば替える、くらいでもう十分です。あとは金だ!




2023 Nissan Z Debuts: 400 Horsepower, Twin Turbos, 2 Seats, $40,000

↑日本の記事では無い情報もたくさんあって助かりました。ありがとう、ビル。