Apple Musicに加入したくなかった理由の大きな一つが、「洋楽の曲名やアーティスト名が変になるから」。モノによってアルファベットだったりカタカナだったり。せめて英語表記か日本語表記のどちらかに統一できないんですかね。混ぜるなよ。
さも「日本では当たり前」みたいに、楽曲名をカタカナ英語だったり日本語版のタイトルだったりにしてくれてますけど、言語なんかどうせ翻訳したところでニュアンスまで完全に変換できるわけないんだから、そのままアルファベットで書いてくれたほうが良いと思うんですけどね。
最近、諦めてAppleMusicに加入したものの、その辺りの懸念は「案の定」でした。例えば、ローリングストーンズの「You can't always get what you want」が聴きたくなった時のこと。何故かこの名前で探しても全然見つからないんですよね。
どのアルバムだったっけ?とか思いながらようやく見つけたのが、「無情の世界」というタイトルに変換されていた1曲。え、日本語だとそんなタイトルだったのか、と2021年になって知りました。
これ、もはや意訳ですらないんですけど。文章の示す意味の「大まかな方向性」が同じってだけで、言語の翻訳としては間違っていると思います。歌詞も「無情」ってほど深刻な内容じゃないし、一体「世界」はどこから来たのかと。
「You can't always get what you want」なんて、各単語は中学で習うレベルなんだから、翻訳として微妙に間違っている日本語を当てはめるよりも、そのまま表示してくれたほうが絶対に良いと思います。そんな難しくもないだろうに。
まぁApple Musicの場合、再生すると"本来の"タイトルが表示されるので、再生中はその辺の違和感を気にせずに済みますが。
1968年のライブ演奏版。ミック・ジャガーがマイクスタンドを蹴っ飛ばすシーンが好きです。
洋楽でも古めの曲はこの被害に遭っていることが多くて、検索する際に苦労します。ビートルズなんかも酷い。
そのままカタカナになっているやつはまだ良いとして、意訳?されたせいでもはや何の曲だかわからないものもあります。「みんないい娘」って何?まぁそれを言い出すと「正しい英語ってなんですか?」って話になりますけどね。アメリカ英語とイギリス英語でもだいぶ違いますし、訛りがひどいと何を言っているかわからないこともあります。
ちなみに、私がYoutubeなどで英語リスニングをしているなかで、ちゃんと?「ホ」と言ってるように聞こえたのは、ジョージ・ブッシュの湾岸戦争開戦時の演説くらい。逆に、何故パパ・ブッシュはそういう発音なんでしょう。
「Why」を「ホワイ」と言っている。初めてこの演説を聞いたときは、「ホワイって言ってる!」とちょっと感動しました。全く本筋ではないですし、F-117とかが爆撃している中での深刻な演説なので、実際は何も楽しくない内容なんですが。
「開戦の演説」だから、全国民に伝わるよう、ゆっくり丁寧に話している感じもします。アメリカンでも普段話すときはこんな言い方しないのかも。
ただ、「What」の場合は発音記号でも「(h)wət」と、「ホ」の部分は括弧書きで書かれている。カッコで囲むくらいなので、発音しないのが基本と読み取れます。
結局、英語のことはネイティブに聞いたほうが早そうなので色々探してみたところ、「ホワット」が正しいと教えてくれているものは見つからず。
例えば、この方は「ワット」と言っている。「h」は発音しない、とも言っている。誰だ、「ホワット」なんか言い出したのは。
(動画が日本のYoutuberみたいな過剰演出でないのがステキですね。)
ネイティブの他にも、英語が話せる日本人の方々も、「ホワット」なんて発音は間違いだと断言しておられます。hは無視していいと。中1の自分は間違っていなかった。
【結論】 what=ワット
パパ・ブッシュの例はよくわかりませんが、もしかするとアメリカの一部地域や年代では「wh」の発音で、小さく「ホ」と言う人”も”いるのかも。この辺りの真相は謎です。
まぁそもそも、カタカナで英語の発音を表現しようとしているのがおかしいんですけどね。「ア」と「エ」の間、みたいな音がいくらでもあるんだから、もっと違う表現にできなかったのか。
日本人の英語力が極端に低い理由は、カタカナ英語が原因だと思います。この世からカタカナ英語を排除するだけで日本人の語学力はいくらかマシになるんじゃないかと。
最近思うところがあって中学生英語から学び直しているんですが、当時テストのために覚えたカタカナ英語が本当に邪魔。学校で勉強した英語の発音は、今の私の英語学習には何の役にも立ってません。
Oasisの楽曲の方が数億倍役に立ちます。だからみんなもOasisのアルバムを買おう。いいね?
そういえば、ビートルズ楽曲の日本語版でダントツの珍妙さを誇るあの曲は、Apple Musicでさり気なく修正されていました。
ま、意味不明すぎたので当然ですよね。アルバムタイトルはアルファベットで楽曲はカタカナ英語と、よく見るとなんかチグハグしていますが・・・。