2020年12月31日木曜日

DF50 4号機

 EH10 61号機と同じ東淀川近辺に、DF50の保存機もあります。ここの保存機は4号機で、先行試作車の一台だとか。この他、1号機は愛媛にあるそうです。今度ドライブがてら行ってみようかな。


DF50 4は距離も近い(EH10のある公園から1.15km)ので、こちらもついでに行ってきたんですが・・・



んん? なんか割れてないですか?

DF50 4号機は「周りが完全に囲われているのでよく見えない」とは聞いていました。しかし、まさか囲いが破損しているとは。

私は部材には詳しくないんですが、アクリルでしょうか。結構劣化しているようでした。透明度も下がっていましたし、紫外線で劣化して破損したんでしょうか。

で、割れた屋根からうっすら見えていますが、その中のDF50はブルーシートで全体がラッピングされていました。保存機なので状態が最優先。囲いを修理するまでラッピングもやむ無しだとは思いますが、まぁなんとタイミングの悪いこと。


しかし正面だけは部分的に見えていました。せめて顔だけでも、という計らいでしょうか。


iPhoneの焦点がフェンスに合ってしまっています。しかもナンバープレートが完全に写ってません。せっかく行ったのに・・・。(自分が悪い)

かろうじてこれが「DF50 4」であるとわかるチラ見せでした。とりあえずここにあることはわかったので、また機会があれば見に来ましょうかね。もしかすると囲いも修復されているかも。修理には相当な金額がかかりそうですが・・・。

反対側のエンドは完全にブルーシートに覆われており、全く見えません。仮にブルーシートが無かったとしても、アクリルの透明度も悪いため目視でもかなり見えづらいでしょう。



DF50についての説明看板もありましたが、フェンスで近づけません。これはフェンスの隙間から撮っただけ。

どうにか文字は読めます。


機関車すべてをブルーシートで覆うだけでも結構な費用がかかるはず。ブルーシートって結構高いんですよね。


しかし、EH10も国鉄の機関車の中ではレアな方だと思うんですが、DF50も同じくレアな機関車です。そんな2機が東淀川に保存されているのは、一体どういう経緯なんでしょうか。吹田機関区が近いから?



DF50はその名の通りディーゼルですが、いわゆる「ディーゼル・エレクトリック」というやつで、ディーゼルエンジンで発電し、電気で走る方式です。その当時は非電化区間で蒸気機関車がまだ残っていたので、これらを置き換えるためのディーゼル機関車が必要だったものの、当時(先行量産車は1957年製造)は大出力のディーゼルエンジンと変速機の技術が未熟だったため、ディーゼル・エレクトリックの採用となったようです。

ただ、DF50はとにかくパワーがない。F型=6軸で、1軸あたり100kw。全部で600kw。たったこれだけ。最高速度90kmだそうですが、亜幹線でもかなり厳しい。
DD51で2200馬力=1618kwなので、DF50がどれだけ非力かってことですよね。ちなみに、DF200もDF50と同じディーゼル・エレクトリック方式ですが、これの出力は「一軸あたり」320kw。DF200の台車一つでDF50より出力が高い。悲しい。

まぁ60年以上前の技術ですからね。ある意味ノート・e-powerのご先祖様。E13型のモーターは85kwらしいので、E13型ノート7台で大体DF50と同じくらいですかね。確かにこのパワーでは機関車としてはかなり非力です。


国鉄DF50形ディーゼル機関車(Wikipedia)


SLは保存機が多いですが、個人的にはELの方が好き。次はどこに行こうかな。




2020年12月28日月曜日

ノート・オーテック

 

公式の動画がなかったので動画は代用。素人じゃなくてプロだからヨシ。


やや時間差でE13型ノートのオーテック仕様が発表されました。


ノート AUTECH(AUTECH公式)


詳細については公式サイトの通りなのでさておき。価格は標準のXが2,186,800円で、オーテック仕様は2,504,700円。いずれも税込み。ざっくりと30万円アップです。


比較的高いのは言うまでもないことですが、実はそうでもない?部分もあります。例えば、元々ノートの標準仕様ではLEDヘッドライトがオプションですが、オーテック仕様なら標準装備。しかもアルミホイールまで標準になっていました。

要するに、「どうせ全部付ける」なら、オーテック仕様はお得です。WEBで適当に見積もりを取ってみたんですが、標準のXにLEDヘッドライトなどのオプションを付けると294万円ほど。プロパイロットやアルミホイールも付けています。プロパイロット付きのオプション(42万円!)を選ぶとナビも付いてくるので、「普通」の仕様だと大体これくらいにはなると思います。


で、オーテック仕様ではLEDヘッドライトやアルミホイールなど諸々が付いた状態で250万円ほどで、ここに42万円のプロパイロット等のセットを付けると・・・ほぼ同じ。


なんとなくこうなる予想はしていました。オーテック仕様はお高いですが、ある程度のオプションがコミコミにされているので、標準仕様に中途半端にいろいろ付けるくらいなら、いっそオーテックを選んだほうが安いかもしれません。E13ノートの場合は標準仕様そのまんまだとかなり寂しい状態になってしまうので余計に。

私ならオーテック仕様にしますかね。あの青色が好きなんで。しかし300万円は高いですよね。E12改で230万円だったのに・・・。



ところで、立ち寄ったディーラーにE13型ノートが早速展示されていたので中を見てきました。座席は少し圧迫感がある感じ。センターコンソールがかなり大きいので、左肘の辺りの余裕が欲しい人には気になるかもしれません。しかし運転席と助手席の感覚はE12型よりも少しだけ広くなったように思います。E12型のオーナーの直感ですが。


また、レンジセレクターも触ってみたんですが、結構しっかりしていましたよ。しかもRレンジに入れるためには「ボタンを押しながら奥へ押す」という手順が必要とのことで、最近多発しているコンビニへのダイナミック入店のような操作ミスに対する工夫がされていました。

レンジセレクターの右に細い棒状の出っ張りがありますが、これが実はスイッチ。セレクターを握った時にちょうど左手の親指にかかります。これを押した状態じゃないとRレンジに入らないとか。
ちょっとした工夫ですが、こういう仕組みはデジタル式のセレクターが一般的になりそうな今後は、他のメーカーでも当たり前の構造になりそうですね。


先日は時間がなかったので試乗はしませんでしたが、試乗希望者がかなり多いらしく、予約待ちの状態らしいです。まぁそれなりには売れるんでしょう。


日産を立て直すほどのインパクトがあるかはわかりませんが・・・やっぱり値段がね。もうちょっと頑張ってくれたら、と個人的に思うんですが、e-powerの構造がかなりコストの掛かるものらしく、現状ではこれが精一杯らしいです。


あとはニスモ仕様。恐らくe-powerのみですが、1年後くらいを楽しみにしておきましょう。



2020年12月20日日曜日

私にはふるさと納税は合わない?

 職場の人曰く、「ふるさと納税はやらないと損」らしいです。ふるさと納税の存在自体は知ってましたが、改めて仕組みを調べてみると・・・まぁ確かに、やらないと損かもしれない。

ラジオでとあるパーソナリティがふるさと納税の話をしていて、「ああ、こんな人でもふるさと納税やってるのか」と思えば、自分が税金関係に疎い(全部源泉徴収任せ)ことを思い知らされました。税理士付けたらもっとお得になるんでしょうか。


細かい部分は個人の年収や家族構成にも依るらしいですが、年収〇〇〇万円なら上限××万円くらい、という目安など、手厚く教えてくれる仕組みがちゃんと揃っているので、あまり深く考えなくてもメリットは得られそうです。


ただ、ふるさと納税の返礼品は食料品にかなり偏っています。全体的に返礼品のジャンルが私個人の欲しいものに合ってない。逆に言えば、地域の美味しい食べ物などが好きな人にとっては、心も満足できて寄付もできる、非常に良い仕組みなんでしょうけどね。

例えば数万単位のお肉はもちろん食べてみたいとは思いますが、普段そんなもの食べてないですし、スーパーで売っている(比較的)高級な牛肉ですら手を出さないのに、いきなりそんな高級なお肉を食べてもお腹を壊してしまうかも。(贅沢アレルギー?)

でも返戻率の高い、つまりふるさと納税的にお得な品は食料品ばっかり。食べ物はマクドナルドで十分足りてる私にとっては、良い返礼品を探すのにすごく苦労しました。オシャレなインテリアは別に要らないし、家具はIKEA派だし。ほしい物・・・スマホとかパソコンとか?

パソコンの返礼品もあるんですが、かなりの金額を寄付しないともらえませんし、もらえるのはVAIO。別にバイオは要らん。そう考えると「自分の欲しいものがちょうど返礼品にある確率」はあまり高くないですよね。


まぁそもそも、自治体の職員に何を期待してるのかって話ですよ。「地元のおすすめ品」と言われると、私だって「美味しいもの」や「市内の工場で作られてる製品」を思いつきます。これが全部の自治体でやるもんだから、返礼品の傾向がカブっちゃうんでしょうね。

私の地元もそんな感じでした。お菓子とか料理とかが美味しいお店はどこの地域にもありますが、地域の本当の魅力はこういうところに出るのかもしれない、とふと思ってしまいました。

逆に言えば、この辺りのミスマッチ需要を上手く吸収できる返礼品を揃える自治体があれば、ふるさと納税をたくさん集めることができると思うんです。その結果アマゾンのギフト券みたいな発想になったんでしょうけど、各自治体には総務省に怒られない範囲で攻めてほしいものです。


とりあえず税金については初心者なので、自分の所得に見合った金額・・・と思われる額を、あまり縁のない自治体に寄付してみました。これはふるさと納税も含めて税金のことを考え直す機会なのかもしれませんね。もういい大人ですし・・・。



2020年12月17日木曜日

続・E13型ノートの話

 E13型ノートが発表されて、世間の反応は・・・やっぱり「高い!」というもの。個人的にも金額が気になりますね。何をどうやっても200万円台からのスタートというのは中々ハードルが高い。


で、新型ノートの資料をもらってきました。プレ・パンフレットだそうなので、じきにちゃんとしたパンフレットが配布されるそうですが、それでも既に結構な数の注文が入っているらしいです。

カバンが小さいために折って入れたため真ん中に折り跡があります。まぁ別に保管してどうこうするわけじゃないんで・・・。

E12・e-powerのシフトレバーはプラ感が強く、操作も軽すぎておもちゃみたいでしたが、E13ではややマシになったでしょうか。形状はマウスみたい。
また、いわゆるプリウスシフトではないようです。並びはこれまでのストレート式ATに近いですが、恐らく最初はNレンジに入っていて、一回手前に引くと前進に切り替わるのかなと。Pレンジはボタンです。

ATのシフトは色んな種類がありますよね。一部高級車ではダイヤルを回してシフトを操作する仕組みもあるとか。やっぱりMTが一番わかり易い!

ネットでも見られる情報ですが、E13はカラーが豊富。(※ただしXに限る)

謎のグレードFはさておき、Sではモノトーン+赤青。少しさみしい。これがXでは更にカラフルな塗装に加えて、流行りのツートンまで選べます。ちょっと露骨すぎませんかね?

車重は1220kg。ハイブリッドの割には軽いですかね。E12・e-powerでも同じくらいの車重だったと思います。
そこにモーター出力は116馬力。モーターなので、同じ馬力のエンジンと比較すると最大トルクがえげつないことになります。0-2900rpmまでで28.6キロ。ノートニスモS(E12改)でも16キロですよ。低速からの加速では完全に負けてます。モータースゴイ。モーターヤッター。


その他二面図もありますね。後部差席の広さはE12よりやや狭くなったとのレビューです。まぁ元々コンパクトカーですし、今が広すぎるだけだと思うんですけどね。



「e-power」は、普通のガソリン車に部品をポン付けしただけだったのに、たったそれだけで装備やデザインやシステムが他車のコンパクトカーに比べてが陳腐化したE12型を一気に販売トップにまで押し上げた、非常にインパクトのあるシステムです。
E13型はそんな車の後継車ですからね。売れるのは当然。ただ、どこまで売れるかは正直良くわからない。

E12の場合、e-powerではない法人向けグレードも結構売れていたと思います。別にハイブリッドでもない、何故か後部座席が異様に広いだけの普通のCVT車ですが、不動産屋などの車として走っているのをよく見かけます。法人向けとしてまとまった数が出てるんでしょう。

これがE13型の場合は、”F”というすってんてんのグレードがあるんですが、これが何故かSよりも少し高いので、法人向けみたいな「中はどんなのでもいいから安くてアシとして使える車」になってないと思うんですよね。
最近良く見かけるタイムズの時間貸しとかそういった用途では?みたいな記事も見かけましたが、そんな車が200万円台〜というのは結構強気。これが売れ行きにどう影響するかが気になるところです。

まぁつまり、現状はe-power専用になったことで、金額的なインパクトが目立っちゃってますね。どうせプロパイロットのようなハイテク技術を付けるならオプションで結構かかりますから、最低価格だけでももっと安く抑えられなかったのか。せめて180万円くらいなら他車とも横並びで悪い印象も無かったと思うんですが・・・。(トヨタ・アクアがそれくらい)

ただ、割高だったのは先代のE12・e-powerも同じ。だからこそE13型ではこういう判断になったのかもしれません。



ちなみに。ネット上では「新型ノートは実質300万円!」というコメント等が散見されますが、実際はそんな甘いもんじゃないです。既に予約済みの契約例だと、LEDライトやプロパイロットなどの安全装備を入れた上で、レザーシートとかディーラーの色んなオプションまでをまるっと込みで「400万円弱」という金額があったらしいですよ。一応コンパクトカーなんですけどね。メルセデスのAクラスに手が届くびっくり価格。

こんな感じらしいので、普通に見積もりを取ったらまず間違いなく300万円は越えるでしょう。ローンの組み方で実負担は違ってくるらしいですけどね。数年おきに買い換える人ならこういう選択肢もある、との話でしたが・・・もしかしなくてもオカネモチ?



まぁつまり、E13型が高いことはどうやっても否定できない。デザインとか先進性は良い感じなだけに、価格をもうちょっと頑張ってくれたら言うことなしなんですけどね。

私なら・・・ファーストカーとして2シーター車に乗ることは決まっているので、セカンドカーとしてe-powerか電気自動車を考えているんですけどね。E13型のびっくり価格を見ちゃうと、E12の中古でも良いかな?とか考えちゃいます。

今後E13型にはオーテック仕様と4WD仕様が追加されることが発表されており、NISMO仕様も1年後くらいに追加されると思われます。E13型のNISMOは恐らくe-powerのみでMTの設定はナシ。車内のデザインを見る限りMTへのコンバージョンは全く考慮していないんですよね。


なので、その手のアツいのはマーチに期待。生産終了も噂されていたのに、各種アシストをポン付けして生き残りましたからね。それに、ノートが大幅に値上がりした関係で、これまで以上に普通車の最下位クラスとしての立場が明確になりました。これはワンチャンあるかもしれない。





2020年12月13日日曜日

EH10 61号機

以前から気になっていた、とある保存機を見に行きました。

EH10。愛称はマンモス。愛称の通り迫力がありました。



イラスト?はすごく角いですね。まさに箱って感じ。


保存機はイタズラ防止のためかフェンスで囲われていましたが、そのせいで写真のピントが合いにくい・・・。


国鉄唯一のH型。関ヶ原越えのため、とにかくパワー重視でH型になったらしいです。65年前の技術では「パワーがないなら数を増やす」という解決方法しか無かったんでしょう。

「モーター6個で足りないなら8個だ!」「8個積んだらデカくて曲がれない?じゃあ2車体連結だ!」
だからH型。超単純でわかりやすい。






機関車の色はだいたい決められているので、基本的に奇抜なものはないんですけどね。何故かEH10だけ「黒に黄色」という超インパクトのある塗装です。
昔の機関車はぶどう色が標準で、その後青+クリーム(直流用)、赤(交流用)などの色が出てきますが、黒+黄色は後にも先にもコイツだけ。EH500で復刻してくれないかなぁ。


車内はよく見えませんでした。公開イベントも定期的にあるそうな。




ところどころにラクガキがあります。〇〇♥××みたいな、どこかのカップルが書いたらしきものもありました。間違いなく今どきのコじゃないでしょうけど。

ラクガキ的行為が論外なのは当然ですが、昔の貨物機関車にそんなもの書いたところで何も叶わないと思うんですけどね。どうせ書くならもっと叶えてくれそうなやつに書けばいいのに。


何がすごいって、デカすぎて全体の写真を撮ろうと思うとものすごく遠くから撮る必要があるんですよ。こんなものが公園の片隅に置いてあります。でかいし、真っ黒だし、なんか古そうだし、事情を知らないと意味分かんないですよね、これ。







EH10は1982年に全廃。保存機はこの61号機のみ。何故大阪の淡路にあるのかはよくわかりません。


ポケモンカードが落ちてました。


他の保存機も、またぷらっと見に行きたいですね。


2020年12月12日土曜日

改めて振り返るあの瞬間(2020 SUPER GT 最終戦)

 あれから公式の配信動画などを何度も見返すんですが、何度見てもすごいなと。一年追いかけてた結末があれだった、というのもあるんですかね。あの一戦に関しては、これまでのどのレースよりも、各選手の感動とか悔しさとかが、画面を通じてすごく伝わってくるような気がします。


レース後に公開された動画の中に、優勝した100号車と37号車のオンボード映像と、フィニッシュ直前(つまりあの瞬間)の直前の実況&場内実況の動画がありました。今回は大盤振る舞いのようです。


まずオンボード映像。スタートから見るのは大変なので、ファイナルラップのところから。



37号車の平川選手は、車を止めた瞬間に腕の力が抜けてしまっているのが印象的。100号車の山本選手は、37号車をオーバーテイクした瞬間から興奮が抑えられない様子ですね。

100号車の映像では、フィニッシュ後にガス欠→牽引→帰還のところまで収録されています。FROの人との会話や無線に向かって話す山本選手の声、牽引されて戻ってきて泣いてる牧野選手を見て笑ってる山本選手などまで拾ってます。

普段中継には絶対に載らない場面なので、それだけでも貴重ですよね。牽引されてる時なんて、普通は故障とか接触で走行不能になって大変残念なシーンになるので、まず放送されないでしょう。


これで両者の無線音声まで聞けたら、とか考えちゃうんですが、37号車の方はちょっと残酷かもしれない。


次に実況の音声2パターン。これもファイナルラップから。


普段はJSportsで見てるので、場内実況を聞く機会はないんですが・・・両方声が掠れてますね。まぁあまりの事態で当然だと思いますが。


当分この動画はリピートして見ると思います。本当にいいレースでした。


困ったことに、スーパーフォーミュラのチャンピオン争いも山本選手と平川選手の一騎打ち状態になっちゃって、先日の鈴鹿2連戦の結果、まさかの両車同ポイント。ドラマでもこんなベタな脚本書かないと思うんですけどね。現実とは奇妙なものです。




2020年12月2日水曜日

E13型ノートの話

ついに、というかようやく出てきたE13型ノート。新型が正式に発表されて、ある意味予想通りなところもあれば、噂とは異なる部分もありました。


私が新型ノートで注目していた部分は以下のとおり。

  1. デザイン
  2. 広さ
  3. 価格
  4. 「NISMO S」の設定ができそうか

まずデザイン。実はこれに関しては少し前に知ってました。まぁツテってやつです。ちゃんとカー雑誌にチクったりせず、匂わせツイートもせず、心の中にとどめてましたからね。えらいでしょ。

※画像は日産HPより


新型ノートを最初にデザインを見た感想はもちろん、「アリアですやん」。どう見てもちっちぇーアリア。フロントはもちろん、リアなんかそのまんま。日産は全体的にアリアのデザインの方向性で行くんでしょうか。

アリアは発売前のかなり早い段階からデザインが発表されていましたが、今から考えると新型ノートのデザインも発表されてたってことみたいですね。似てるというかそのまんま。

完全な電動SUVとして華々しく発表されたアリアですが、実際に発売されるのは後から発表された新型ノートのほうという。発表順どおりに発売される時代は終わったんですかね。


ちゃんとアリアも発売されるはずなんですが、アリアはずっとこのままコンセプトカーのようなそうでもないような、中途半端な状態で存在し続けるような感じがしなくもない。アリアもなかなかインパクトのある車だと思うんですけどねぇ。後から新型Zとか色々出てきちゃったから、その凄さが霞んでるだけでしょうか。


そういえば、やっぱり各雑誌の「予想図」なんかアテにならないものですね。直前くらいにアリア風のデザインが出てきた程度。まぁそんなものですよね。



次に広さ。E12型はC11ティーダの後継でもある関係で、E11型よりも広さ重視でした。コンパクトカー=多少狭くてもいいよね、みたいな作りの車が多い中で、E12型の広さは群を抜いてました。後部座席に人を乗せた時に悪く言われたことが全くありません。5速MT+ハイオク+ダウンサス+大口径マフラー、のE12改ノートニスモでも、後部座席の広さはそのままでしたからね。逆に他のコンパクトカーの狭さ(アクアとか)に驚くくらい。


で、新型ノートはどうかと言うと、ちょっと狭くなっているようです。ホイールベースが20mmほど短くなりました。

そもそもE12型はホイールベースが広すぎて、E12改では「スピンしたくてもできない」ほどのドアンダーでした。(そのため単純なコーナリングではマーチニスモSの方が優れてるんだとか)

まぁ元が広すぎただけでもあるんで、それでも他のコンパクトカーよりは余裕があるそうですけどね。広さを重視しすぎると車重やハンドリングにも影響するんで、この辺りが妥協点なのかもしれません。(後部座席がスカイラインより広いE12がおかしいんです。)


内装の質感は良さそうですね。E12型は、他の同クラスのコンパクトカーと比較して、内装が弱い印象でした。2000年初頭くらいのデザインをずっと使ってましたからね。もっとオシャンティーにしてほしかった。

E13型ではメーター類がフルデジタル化し、ナビもタブレットのような操作感になっていました。USBの穴まで付いてます。



さて価格について。E12型は昔から広いグレード展開で、それがe-powerが追加されてからさらに悪化しました。NISMOだけでも4グレードあって、最終的にはブラックリミテッドなる特別仕様が増えていました。通常仕様にもガソリン仕様とe-powerでそれぞれ展開があって、青がキレイなオーテック仕様や、挙げ句SUVモドキのグレードまで追加される始末。正直ワケがわかりませんでした。


新型ではそのあたりがスッキリしています。まず「e-powerのみ」なのでガソリン仕様は選びようがありません。このへんも事前の予想通りです。E12型でもe-powerしか売ってないような状況だったらしく、e-powerとの価格差があるにも関わらずガソリン仕様(フェンダーが青くない)はほとんど見かけませんでした。なのでe-powerオンリーは予想できました。

が、それはつまり価格が高くなるということ。乗り出し価格は税金やナビなどのオプションで何だかんだ高くなりがちなのに、カタログ価格で最低200万円〜の設定。なかなか強気です。


今のところグレードは3段階。将来的にはオーテックと4WDが追加されるそうです。NISMOは発表なし。

ただ、標準グレード?と思われる「S」と、上位グレードの「X」で価格差は15万円程度。どうせ200万円出すならXでも良いと思うんです。色もXの方が豊富。Xはツートンも含めて12色の展開です。Sは7色。赤と青以外はモノトーンしか選べません。Sでも2,029,500円なので、それなら15万円出してXにしたくなります。

この他に謎のグレード「F」があります。カタログを見る限りだと、Sよりも色々と省かれていて燃費もSより上の、この手の車にありがちな「カタログ掲載用見せるためだけのグレード」にも見えますが、どういうわけか値段がSよりも高い。(2,054,800円)

法人用とかそういうのですかね。どうせ今度ディーラーで新型ノートの見積もりをもらうことになると思うんで、「F」の正体についてもその時に聞いておきましょうかね。


金額面で気になるのは、「実質付けないと話にならないオプション」が多そうなこと。元々E12型の時からそういう傾向はあったんですよね。私のノートニスモSでは、アラウンドビューモニターや自動ブレーキなどの便利装備が「選べない」、かつLEDヘッドライトなどが標準装備だったため、そもそもオプションとして選べるものが無かったんです。そのくせエンジン載せ替え+5速MTなどの改造済みだったんで、結構お得だったんですよ。

これが、例えば「e-power NISMO S」とかだと、そのままでもNISMO Sより高いのに、アラウンドビューモニターなどの安全装備オプションを付けると、ノートのくせに300万円オーバーの超強気設定でした。それでも売れてたのが不思議ですけどね。

この傾向はE13型でも変わらず。200万円〜の価格設定とは言いますが、本当に200万円ちょっとでE13ノートを買ったとしても、e-powerこそ付いていますが、それ以外が中途半端な仕様になることは間違いないです。ナビやアラウンドビューモニターは当然として、LEDヘッドライトもオプションなので、うっかりケチるとハロゲンランプです。

しかも、上級グレードでもてっちんホイール+カバー。アルミホイールはオプション。上級グレードだとアルミホイールやLEDヘッドライトくらいは標準でも良いと思うんですけどね。ちょっと強気すぎるかなぁと。見積もりを取るまでもなく、300万円台は覚悟したほうが良さそうです。

恐らくオーテックではある程度のオプションがセットになっていると思われますが、さてオーテック仕様はいくらになるのやら。私はブログのタイトル通りブルーが好きで、特に群青が好きです。英語で言うとウルトラマリンブルー。オーテックブルーはまさに好みの色なんですよね。

ただこの色はオーテック専用。ずっこい商売ですよ。ギターの色をこれにして欲望を誤魔化しましょうかね・・・。



さて最後。「E13型ノートに”NISMO S”」の設定はあるのかどうか。

今のところオーテック仕様は12月発売と予告済みですが、NISMO仕様の設定については特に発表されていません。ですが、まず間違いなく設定されるでしょう。現時点でこれだけ人気なんだから、設定しないわけがない。

それを裏付けるかのように、発表されたE13型にはスポーツ走行方面のアピールが一切ありません。普通に考えたら、その辺のアピールはNISMOの発表まで取ってあるんでしょう。


ただそこに、E12改のようなMT仕様の「S」も追加されるか?というと、ちょっと怪しいと思います。

まずベース車両が「e-power専用」になったこと。E12型の場合は後からe-powerをポン付けした仕様が出てきただけで、元はCVT仕様のみの平凡なコンパクトカーだったので、昔流行ったAT→MTのコンバージョンの如く、トランスミッションをそっくり取り替える荒業もできたんでしょう。

地味なポイントとして、E12型では軽量化のために一段階下のプラットフォームを採用していた関係で、サイドブレーキが当時から流行り始めた「フット式」ではなく、普通のサイドブレーキだったんですよね。もしE12型もフット式のサイドブレーキだったら、E12改のアイデアも出なかったかもしれません。

(まぁリアのドラムブレーキでも強引にディスク式にコンバージョンしちゃうくらいなので、全くできない改造ではないと思いますが・・・。)


こんな感じで、E12改でもベースからなかなかの大改造をしていますが、それなりに条件が整っていたからこそできた改造でもあります。これがE13型でもできるのかどうか。特にMTを入れられるのか?

これがNISMO仕様になるとして、これまで通りの「e-power NISMO」ならモーター出力を上げるとか、サスペンションを固め+ローダウンに替えるとか、これだけでもNISMO仕様としては十分。


ですが、MTの導入は難しいと思います。車内の構造がちょっと変わってるんですよね。

センターコンソールがかなりハイテクです。シフトレバー、というよりモードチェンジのスイッチですが、これがE12型のプリウス方式ではなくなり、マウスのようなレバーを手前に引けばD・Bレンジ、奥に押せばリバース、パーキングはレバー上のボタン、となりました。プリウス方式のシフトレバーが踏み間違い事故の原因だと頑なに主張する一部の勢力もありましたが、それはさておきややこしいシフト方式だったので、新型のこれは良いと思います。

で、問題はその下。センターコンソールの下に空間があります。
ここにはHDMIの差込口もあるのでタブレッドなどをここに置いて、車内で動画を見ることができる、などの使い方を想定しているんでしょうか。
・・・ということで、MTのシフトレバーを入れる場所がないんです。センターコンソールの上部から下までMTのスティックが貫通する、そんなわけないですもんね。トラックみたいな操作感になっちゃいますし。

そして、エンジン載せ替えは必須だと思いますが、同時にe-powerの部品も外すわけです。駆動用モーターも外して、エンジンとともにクラッチなどの駆動系部品を装着する・・・本当に大改造です。セドリック?をEVにコンバージョンしたYoutube動画がありましたが、それの逆ですよね。シリーズ・ハイブリッドのEV部分を外してエンジン載せ替えてホットハッチにしましょう、とか。何考えてんの?と言われかねない。

結局、E12改がそれっぽくまとまっているのは、元々のあるべき場所に改造後の各パーツがハマってるからなんですよね。CVTのシフトレバーがそのままMTのシフトレバーになっていて、足元にはクラッチペダルを追加、ブレーキをドラムからディスクに変更、エンジンはジュークからパクってきて排気量アップ。センターコンソールをぶち抜いたりはせず、各パーツを交換しただけ、とも言えるんです。

K13型マーチニスモが販売継続中なんですが、もしかしてMTのNISMOロードカーはこちらが担うことになるんでしょうか。マーチとノートで少々立場がかぶっていましたが、e-powerとMTガチ仕様だと完全に需要は分かれますし、どんな形であれ「ホットハッチ」には一定の需要はありますから、マーチのほうも是非とも継続してほしいものです。

・・・海外の「マイクラ」そのままでも良いと思うんですが、あれはノートと大きさが丸かぶりなんで、差別化が難しいんですよね。ヤリスみたいに完全にスポーツ風に振り切れてしまうとか。車名もいっそパルサーにしちゃうとか・・・なんつって。


現状では、E13型をMT仕様にすることは現実的じゃないですね。しかし「e-power」は非常に運転しやすくて楽しい車なので、MTのガチ仕様じゃなく、例えば家族用とかであれば全然欲しいです。(自分用はもちろんZですが!)



E13型に関して何よりも肝心なのは、「本当に買うとしたらおいくら万円なのかなー」というところ。金額さえ妥協できるなら、先進的な良い車だと思います。ぜひとも試乗してみたい。買うかどうかは家族次第。

e-power搭載車として一段進化し、価格帯としても2段階くらいの大成長をしてしまった新型ノート。コロナがどうとかで経済はヒエッヒエですが、乗り出し200万円後半でも大人気でバンバン売れちゃうくらい景気が回復してほしいものです。



そして発売したばかりのキックスが微妙な立場に。キックスはモニターも付いたアナログメーター装備で、車内装備の先進感はE13ノートよりも少し劣っています。同じe-power専売車で、違いはSUVであるところ。デザインの好みだけで売り分けるのは難しいと思うんですが、どうなんでしょう。


2020年11月30日月曜日

まさかの超大逆転勝利・・・(2020 SUPER GT 第8戦)

GT500クラスは、なんと上位6チームが「勝てばチャンピオン」という稀に見る接近戦のまま突入した最終戦。なかなかいいものが見れました。これだからレースってステキ。

まぁ正直言うと、チェッカー直後は意味わかんなくてしばらく呆然としてたんですけどね。いつかのル・マンでの、カズキ選手のノーパワー事件の時もしばらく呆然としてましたが、あれはポルシェに抜かれるまで少し猶予があったじゃないですか。だからその間に頭の中を整理できました。ああ、よくわからないけどダメだったんだろうな、と。


でも今回のは違う。最終コーナー立ち上がりで37号車がまさかのスローダウン。なんで!と思っている間に100号車が抜いちゃって、そのままゴール。山本選手もよくわからなかったんじゃないですかね。角度的に、100号車がコーナー立ち上がったときに37号車が何故かスローダウンしてて、ナンデ?と思ってるうちにオーバーテイクしてたはず。その間3秒くらいでしょうか。そんなことあります?

今年度は、23号車の”テールトゥウィン”もなかなかあることじゃなくて、良いもの見れたと思ってたんですけどね。コロナウイルスのゴタゴタで色々ややこしかった分、マモノが帳尻合わせをしてきたんでしょうか。

ファイナルラップで2.6秒差くらいだったので、これは37号車の粘り勝ちだな、と思っていました。何だかんだで平川選手ってすごいよなぁ、ヤマケンもすごいよなぁ・・・と思って油断していました。


このレースは当分語り継がれるでしょうね。ましてやチャンピオン決定の懸かったレースでこんなことになるとは。

37号車スローダウンの原因は恐らくガス欠。攻め過ぎた、あるいは給油が少なすぎた・・・まぁ様々な要因が関わっていることは私でもわかります。



最終戦に限らず、今年度は車の単純な速さで勝ち負けが決まってないことが多いんですよね。シーズン中の各場面でそういうシーンが目立ちました。23号車のテールトゥウィンもその一端。

そもそもの話、ガス欠になったのは多分給油量を攻めたから。今年度は給油について各チームがかなり研究しているようです。

加えて、NSXは燃費が良いらしい。噂によると、エンジン交換後からアンチラグの使用がかなり減っている(使っていない?)らしく、その部分での燃費の違いが大きいんだとか。逆にトヨタのエンジンは燃費が悪くなったそうな。(日産は不明)

第7戦でホンダが上位を独占していましたが、理由は燃費の良さもあるんでしょうね。燃費が良い=要所でパワーの出るエンジンマップが使える=安定して速い、ということですから。

どういうわけかダンロップユーザーの64号車も絶好調。第1戦は完全にスープラ祭りだったのに、いつの間にかNSXがかなり巻き返してきていました。


さらに、今年度は各レースで「セーフティカー」が乱入するお陰で、ピットタイミングを遅らせたチームが尽く巻き込まれてしまい、ピットタイミング次第では全く勝負にならなくなることが多発していました。

流石にそんなレースが続いていると各チームも学習するので、最終戦ではピットが開いた周回で続々とピットインしていました。リスクマネジメントですよね。

ただこの戦略は燃費との兼ね合いがあって、燃費の悪い車は早くピットに入ってしまうと最後まで走れないらしく、そのあたりの駆け引きもあるわけです。


結局最終戦ではセーフティカーは入らなかったんですが、セーフティカーの亡霊みたいなものが各チームの戦略に影響を与えて、37号車の焦りに繋がったんだとしたら?・・・とか考えちゃいます。


一方で、NSXには燃費面では少し余裕があったわけで、しかも追いかける側なら失うものはない、という強みもあったでしょう。100号車は序盤から攻めて攻めて、ラストで山本選手のプレッシャーを受け続けた平川選手が、燃費の厳しい中でペースを上げて、その結果力尽きたと。

あと1周どころか「あと数百メートル」、富士の最終コーナーからチェッカーラインまで全開で走れる燃料があれば勝てたわけで、しかも37号車は序盤のペースが良かったので少し余裕があったんですよね。

もし37号車が勝っていれば、平川すごいヤマケンすごい、ニックも良かったね!、で終わるはずだったのに、本当に悔しいレースだったと思います。


実は100号車もチェッカー後に途中でガス欠で止まって牽引されていたので、本当に両車ギリギリのところで戦っていたようです。

チーム国光をずっと支援してきた「レイブリッグ」のブランドが今シーズン限りだそうですが、これ以上無い結果になりましたね。本当に素晴らしいレースでした。




ところで、こんなアツいレースにも関わらず、日産・GT-Rは目立たない地味なレースになってしまいました。

スタート直後に23号車がいきなり6位から1位にジャンプアップして「まさか!?」と思わせたこともありましたが・・・レース後に振り返ってみると、「あーそんなこともありましたねー」くらいの些細な出来事になってしまいました。1位になって以降はズルズルと後退し、最終的にはラップダウン。他のGT-R勢もいいとこなしでした。

というか、23号車以外のGT-Rが全体的にイマイチなんですよね。ホンダもトヨタも、多少の戦力差はあるとはいえ、各チームが要所要所で良いところを見せてるんですよ。でも日産にはそれがない。何故?


例えば、究極的な部分で「車の強さ」を比べた時にGT-Rは圧倒的に不利だったとして、それを補う戦略的な部分でどうにか戦えているのが23号車だけ、とか?

まぁ鈴鹿でのテールトゥウィンも、実力と言うよりは「運」の要素が大きかったですし、23号車ですら本質的な部分での強さがスープラ・NSXと比べて足りていなかったと思います。


これはあれですね。心機一転ベース車両をZ35にするしかないですね!(個人的希望)


むしろ今シーズンに関しては、23号車が2勝もできたことが驚きです。これでもし、初戦からスープラと張り合えるような強さがあれば、もしかするとGT-Rがもっとチャンピオン争いに関わることができたかもしれません。


シーズン序盤から、特にスープラはドラッグが少ないとかで、直線が速いことが特徴でした。ただ最終戦に限っては、GT-Rも直線ではスープラと同等だったように感じます。NSXはスープラと比べると少し不利な感じ。アンチラグを使ってないから立ち上がりが悪いんでしょうか。しかしそれでもアンチラグを使わないメリットがあるんでしょうけどね。

GT-Rの、特に23号車はエンジンがかなり早い段階で壊れちゃったので、本来のように「スペック2」みたいなエンジンを投入できてないと思うんです。松田選手曰く「何もしてない」。序盤の日産陣営の雰囲気もかなり危機感を持っていたようですし、日産はシーズンを通してトヨタ・ホンダに比べて相当不利だったことは間違いないでしょう。(そういえばドラシャをポキポキ折ったりもしてましたよね)

一体何をしたんでしょう。これでスープラと直線で勝負できていたということは、燃費面でかなり妥協してたんでしょうか。日産はこの辺りの情報発信が少ないので、真相は謎のままです。詳しくAuto Sportsで!ってとこですかね。




先日、知人との飲み会(もちろん厳戒態勢で行きましたよ)での会話の中で、私の超絶ペトロヘッドの話になったんですよ。この時に限らず、よく「車が好きならイニDとかワイルドスピードとか見るんですか?」と言われるんですけどね。私はこれらにあまり興味がないんです。イニDは深夜のアニメを途中までちょっと見てたくらい(11000回転のエンジンが出てくる付近)、ワイルドスピードは1・2作めを見たのみ。それもTVのロードショーで。


え、なんで!?と驚かれるんですけどね。案外こういう人って多いんじゃないでしょうか。

だって、リアルのレースのほうが圧倒的に面白いじゃないですか。こんな↑レースが作り話ではなく生で見られるのに、なんでわざわざ誰かの考えた筋書きを見なきゃならんのだと。

それに、車系の作品って不自然なところが多くないですか? イニDの場合、「ハチロクでこんなに速いなら、他の車ならもっと楽に勝てるじゃねぇの?」と終始思っていました。ぶち壊しなのはわかってますけどね。

ワイルドスピードについては、話の内容やスープラ・R34よりも、あちこちで活躍するエクリプスが気になって仕方なかったです。ランエボはわかるけどなんでエクリプス?(エクリプスがアメリカで人気なのは知ってますが・・・)

いずれも作品として面白いのもわかるんですが、実際のレースと比べてどうか?と聞かれると、圧倒的にリアルレースの方が良い、と私は思うんです。


別に「車の漫画とか映画を見る人の程度が低い」って言いたいんじゃないですよ。ただ、それだけレースって面白いよねって話です。ただ、どういうわけか私の周りにはこういう視点の人って居ないんですよ。特に変わった考え方でもないと思うんですけど。

同感だと思ってくれた人は、たぶん私と仲良くなれそうです。どこかで会ったら握手しましょうね。


残念ながら今年度のSUPER GTはこれで全レース終了。レースに限らずずっとコロナウイルスに振り回された1年でしたが、そのお陰でスケジュールが過密になって、高頻度でアツいレースが見られたことは非常に楽しかったです。

まぁ来年度も同じようになってほしいとは思いませんが。F-1みたいに年間20戦くらいしてくれたら言うこと無いんですが・・・。



2020年11月28日土曜日

日産・キックスに乗ってきた

 ちょっとディーラーに行ったついでに試乗してきました。


細かいデータはよく知らないので、自分の頭に残っている本当に率直な感想だけ残しておこうと思います。

というか、色んな車を乗り尽くした専門家の意見は調べりゃナンボでもありますからね。


・後部座席の広さはボチボチ

とにかく後部座席がE12ノートと比べてもそこまで劣らない広さでした。最近の車は、コンパクトカーでもSUVでも後部座席の広さを犠牲にしていることが多いですが、キックスは使い勝手としては十分だと感じました。


・荷室は超広い

広かったです。積載量は十分。普段使いで困ることはまず無いでしょう。


・意外と車高は低い

個人的に車高の高い車は苦手です。なのでミニバンは当然のこととして、SUVもちょっと苦手な車だと思っていたんですが、最近のSUVは車高が低いらしい。

キックスの車高も結構低め。低すぎず高すぎず、ちょうどいい感じでした。


・内装は普通

普通でした。私はあまり内装にこだわりがないので・・・。


・安全装備は一通りあるけども

当然各種安全装備は選べますが、例えばアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラーはオプションだったりするので、実際の価格はちょっと高めになりますね。


・グレードが少ない

キックスは2グレードの設定ですが、違いは内装がツートンかどうかだけ。なので「選択肢が少ない」とも言えますし、「色さえ気に入ればお買い得車も選べる」とも言えます。

たまにディーラーで出てくるんですよ、お買い得車。色んな事情で浮いちゃったやつ。いわゆる「新車」よりほんの少し中古車寄りというか、家で言うところの建売住宅ですよね。もう出来ちゃってるけど、その分安い。

お買い得車はグレードや色が決まってしまっている状態なので、グレードが多い車種だと自分の好みのグレードでは無いことが多いんですが、そもそもグレードが少なければ、後は色の問題だけになります。そういうのを狙ってみるのも良いかもしれない。特に年度末。


・見積もりは350万円くらい

そもそもe-powerが高いんですよね。ガソリンのみの仕様がないので、最低価格はどうしても高くなります。

とはいえ350はちょっと高い気もします。思いの外いい車ではありましたが、新型ノートを蹴ってまで選ぶかと言うと・・・まぁそんな感じですね。


・やっぱりe-powerは良い

e-powerが気に入っています。というか、電動のワンペダル運転がすごく自分に合っている気がします。

AT限定の人も増えているとのことですが、私はMTオンリー。ATだと運転時に違和感があります。

「車とのイッタイカンガー」とか言うつもりはないんですけどね。AT車を運転していると、自分の思ったとおりの運転ができないんですよ。だからMTにしたい。これからもずっと。


・・・と言ったところで、ATしか乗らない人にはこの感覚ってわからないと思うんです。何言うとんじゃい。

でも、個人的に日産のワンペダル運転はMT車の感覚に近いんですよ。特に減速時、ペダルを離すとブレーキが掛かるんですが、これがエンジンブレーキの感じによく似ています。

恐らく意図的に似せてるんだと思いますけどね。AT車にはないMTの面白さみたいなものが、ワンペダル運転では体験できる・・・ちょっと大げさですけどね。でもただのAT車に乗るくらいなら、e-powerなどのワンペダル運転ができる車にします。


ただ、それだとノートでいいじゃん?となります。わざわざキックスにする理由。SUVだから?

プリウスは嫌だけどCH-Rなら!(中身は同じ)みたいな感覚ですかね。



こんな感じです。キックス、良いと思います。私なら新型のノートにしますが。やっぱり値段がね・・・。




2020年11月23日月曜日

Going Nowhere...


結構好きな曲です。ぼんやりと何も考えずどこかに行ってみたくなります。



さて、相変わらず世の中はコロナ一辺倒。本当に厄介なカゼですよね。

4月あたりは完全な自粛ムードで、ウチの会社もテレワークもどきで対応していましたが、第2波?では特にそういうこともせず、あくまで”言うだけ”になっています。食堂では距離を取って食べろ、エレベーターは何人まで、食事中でも会話する時はマスクをつけろ・・・などなど、注意喚起はするんですが、それを徹底してるか?というとそうでもない。

マスク着用についてはかなり広まってますけどね。お客さんのなかにはこの後に及んでマスクなしで特攻してくる超人がいます。もう人としての感覚が全く合わないんでしょう。本人なりの理由はあるんでしょうけど・・・。


一方で、国はGoToがどうとか言ってるじゃないですか。感染拡大を受けて一時中断しそうな勢いですが、明らかに「新型コロナウイルス感染症対策」と相容れないGoToキャンペーンは、一体どこに向かってるんでしょう。まさにGoing Nowhere。

私はそもそもGoToするアテがないので移動していませんが、特に地方では自粛警察と呼ばれる迷惑おじさん(もしくはおばさん)が案の定発生していますし、イザコザを避けるためにも家でじっとしている方が無難かな、と思ってしまいます。旅行の目的はリフレッシュ・気分転換なのに、旅行先でストレス貯めてたら意味ないでしょう。



ワクチンの開発も進んでいるそうですが、コロナウイルスの性質的にワクチン開発は難しい、もしくはワクチンを開発してもすぐに効果が薄くなる、というのがもっぱらの予想。

つまり、コロナ騒動は当分続くと思うんです。それでも最終的には人類の医学が勝ってほしいと思っていますが。



そんな中、うちの職場で小規模なイベントをやると。毎年やってることですが、4〜5月の世間的に微妙な状況で実施の判断がされました。

他のイベントは既に件並み中止が決まっていたので、私の部署全員が「なんで?」と思ったに違いない。それどころか他の部署やお客さんから「え、やるの?」「なんでやるの?」「こんな状況なのに大丈夫?」と当然のご意見が殺到する始末。

下っ端ながら一応”担当者”という変な肩書を付けられてしまった私は・・・上手く答えられなかったですね。そりゃそうでしょ。私だってやりたくないですもん。そこまでしてやるイベントでもなし。本当にどこに向かっているのか疑問でした。


「例年やってるイベント」というのは、基本的には昨年度の実績をなぞるだけなので、変に挑戦しなければ難しくないと思うんです。だから担当初年度でもそこまで無理をしなくて良いはず。

・・・ハズだったんです。しかし、世の中はご存知の通りのコロナ騒動。当然楽なわけがなくて、考慮すべきことが山ほどあり、会場レイアウトの変更、開催規模の縮小、開催内容の変更、人員配置の変更、感染症対策マニュアルの作成など、無駄な仕事が山積していました。



本当に、そこまでして実施するイベントでも無いと思うんですよ。お客さんが毎年楽しみにしてます!みたいなものでもなく、地元の小学校でやってる夏祭りくらいの規模なので、苦労が多い中で「一体自分は何のためにこの仕事をしてるんだろうか・・・」と、内心疑問だらけでした。

その挙げ句、一番意味不明だったのが、会場レイアウトや企画内容の検討をさせられて、自分なりの提案書を提出したときのこと。


「〇〇くんはコロナ対策はこれで良いと思ってるの?」


・・・知らんがな!


別に上司のことは嫌いじゃないんですよ。性格は合わないですが、個人的に恨みはないんです。これだって”上司の上司”からの指示もあるでしょうから、中間管理職なりにいろんな悩みはあるんだと思います。
ただ、自分で言ってておかしいと思わないんですかね。”正しいコロナ対策”って何ですか?誰に聞いたらわかるんですか?世界中あの手この手で対策を取っているのに一向に収束してませんよね?マスクしてて距離取ってても感染することもあるのが新型コロナウイルスの怖いところじゃないんですか?それの対策って何ですか?

もっと言うなら、そんな大事なことであれば、担当者一人に考えさせるっておかしくないですか?アドバイスとかもらえないんですか?(そもそも私がアドバイスするなら「そんなイベントやめちまえ」と言いますが)

だいたい、「正しいコロナ対策」ってのはWHOの人でも知らないと思うんですよ。感染症対策については、今のところはとりあえずウイルスの種類やウイルスの傾向から「アルコールに弱い」などの医学的対策はわかるので、この辺りを軸に対策を組み立てていくのはわかります。
ただ、それでも私は医者ですらありません。そんな人間が「新型コロナウイルス対策」なんかぶち上げていいんですかね。何が”正しい対策”なのかを勝手に判断してもいいんですかね。



・・・まぁイベントは既に終わったんですが。私含め、職場の皆様は大変疲弊していたように思うんですが、果たしてそこまでする必要があったのか、本当に謎です。そのエネルギーはもっと有効に活かすべきだったのではないかと。

ずっと、アテもなくどこかへ猛進していく日々でした。GoTo地獄。
どうにかそれも終わりましたが、どうせ一段落なんか付かないんです。どうせ「次」もありますからね。今後も無意味に疲弊していくんでしょう。



”正しいコロナ対策”ねぇ。会場のあちこちにミストシャワーの機械を置いてアルコールを常時噴霧しときましょうかね。火気厳禁になりそうですがw、なんつって。




以上。ただの愚痴でした。


2020年9月28日月曜日

MF2のアルバイトの分析・・・みたいなやつ

モンスターファーム2が、 プールバグなどの有名なバグが修正されて、Switchやスマホへ移植されました。ずーっと私が熱望していたやつです。「バグありであれだけ楽しいんだから、バグがなかったらもっとすごいに違いない!」と20年前から言ってました。歳がバレますね。

なるべくネット情報には頼らず楽しもうと思っています。まぁ昔の攻略本情報が頭に残っているので調べる必要がないだけなんですが。


さて、移植版では「アルバイト」も移植されています。「商品を仕分ける仕事」と説明されますが、そんなに難しい内容ではありません。

そもそも、もう当時を知らない人には仕組みを説明するのも難しいんですが、MF2のアルバイトは「ポケットステーション」、通称ポケステで遊ぶものでした。ポケステはそれ単体でも遊べる超小型ゲーム機で、PS1のメモリーカードスロットに挿してデータをやり取りする仕組みでしたね。

当時ポケステが出た時は「家の外でもPSのゲームで遊べる?」みたいな雰囲気だったんですけどね。ポケステ自体がローテクのゲーム機なので、ゲームボーイみたいな中身をイメージしているとガッカリするシンプルな内容です。

本体がPSのメモリーカード大なので、当時の技術的にも大したことができませんでした。MF2のアルバイトもそう。知育教育レベルの超簡単なゲームを延々とやるだけ。それがアルバイトの正体。でもこのためだけに当時の私はポケステを買ったはず・・・。


基本的には赤丸の数字の大きい方を選択するだけ。もし数字が同じなら緑丸のイコールを選択、足して10なら青丸のTENを選択する。5・5はTENを選ぶ。本当にこれだけ。下に表示されるモンスターは現在育てているやつが表示されます。こいつはゲル系ですね。
赤丸は1点、緑丸は5点、青丸は10点。失敗すると同じだけ減点されます。青丸で失敗するとマイナス10点なので、足して10になる組み合わせは絶対に間違えないようにしたい。

周りの黒枠が残り時間を表しています。1回60秒。60秒間になるべく多くを仕分ける。そういうアルバイト。

私はIOS版を買ったので画面を直接タッチするんですが、Switch版だと十字キーで選択できるんでしょうか。タッチだとちょっと指がしんどいです。速くやろうとすると特に疲れますね。


ただ、報酬はそんなでもないんです。9999点まで貯められますが、これで引き換えても100点=10G換算なので・・・まぁアルバイトですから。
費用対効果は正直言って微妙で、お金稼ぎなら大会に出て稼いだほうが早いです。一応アルバイトのみで獲得できるアイテムがあるのでそれ狙いならやむを得ないですけど、そうでないならあまりやり込むものではないかもしれません。

225点以上を記録したら「DNAカプセル」という、なんだかそれっぽいアイテムがもらえます。DNAカプセルは合体時に使うと「ジェントル」というモッチー系のレアモンを出せる・・・だけ。
PS1ではアルバイトでのみ入手できるモンスターだったんですが、移植版では円盤石からも再生できるらしいので、いよいよアルバイトの価値がなくなっています。


まぁそれでも暇な時にやっちゃうんですけどね。シンプルで1分しか使わないのでちょっとした時間つぶしに便利。昔もポケステで同じ感じでやってた気がします。


実は「225点以上でDNAカプセル」みたいな条件は知らなかったです。ジェントル自体は持ってたので、多分アルバイトをやりこんだ結果DNAカプセルは手に入れてたんでしょう。

実際に225点をクリアしようと思うと中々大変です。簡単な2択+αではあるんですが、スコアを出そうと思うと速さが必要で、つまりミスしやすくもなる。瞬間的にどちらの数字が大きいか判断して、なおかつ「足して10」や「イコール」の場合はそっちを選ぶだけなんですけどねぇ・・・。


速さの目安としては「70回」だと思ってます。失敗すると減点なのでパーフェクト前提ですけどね。ミスしたらそれだけリカバーが必要です。

実例だと、74回正解のパーフェクトで252点。ただこれには運も絡んでいて、要するに10点問題のチャンスがたくさん回ってこないとここまで稼げません。1点問題ばかりだと200点にも届きませんので。

同じ74回正解のパーフェクトでも、運が悪いとこの通り。225点には全く足りてません。判断力の集中力と、諦めない忍耐力も必要かもしれません。

ちなみに「74問正解」は、ペースにすると0.8秒間隔。これが速いか遅いかはわかりませんが、私の脳の性能が特段優れているわけでもないハズなので・・・。(もしそうだったらゲームの設定が無茶ってことですしね。)

私は0.8秒間隔くらいが限界ですね。80問正解までペースを上げようとすると途端にミスが多くなります。もう脳の処理が追いついていないんでしょう。


とにかく速さを優先するとこの通り。10点問題を尽くミスして減点されてしまい悲惨な結果です。これでも83問なので、速さばかりに拘るのも良くないんです。どうせ80問パーフェクトでも225点を超えられない可能性もありますし。

なんというか、”そういう山”があるんですよ。10点問題がやたら多い山。連続で10点とか、5回に1回とか、体感ではそれくらいのハイペースで10点を加算できるような山があるんです。それを引き当てて、その時にパーフェクトに近い成績で、70問以上正解すれば、多分225点を超えられます。


ネット情報では「正解の法則がある」なんて記述もありましたけどね。私は実力?でやりましたよ。多分頑張ればみんなできる・・・ハズ。



とにかく運です。76回パーフェクトでもこんなスコアの時もあります。高得点取ったところでどうせ大したアイテムじゃないんで、気楽にやりましょう。本当にお金稼ぎがしたいなら、適当にかしこさを上げたBランク以上のモンスターで冒険に行って金のかたまりをたくさん持ってきたほうが速いですよ。


ちなみに、現時点での私の最高得点は255点。このミスの一回は10点問題だったので、可能性としては「275点」だったかもしれないアタリの山だったんですよねぇ。惜しいことをした。

パーフェクトの記録は「78回」ですが、点数が比例しないのが悲しいところ。もし80回以上のパーフェクトがコンスタントに出せたらスゴいのかもしれませんが、代わりに人間としての何かを失いそうなので、私はやめておきます。

実際のところ、これの最高得点って何点なんでしょうね。TASとかで見てみたい。



ニュー・Zへの期待とか

新型Zのプロトタイプがついにお出まし。いよいよ期待が高まってきましたね。

今回発表された車は”プロトタイプ”とのことなので、量産車はほぼこのまま出てくることになりそうです。といっても、GT-Rプロトは量産車とデザインが異なる部分もありましたし、全く同じでもない、とも言えそうです。


デザインは全体的にシンプルですよね。フロントもリアも超シンプル。最近の車は造形がゴチャゴチャしてることが多いので、もしかするとZもそういう方向になるんじゃ・・・みたいな心配をしていたんですが、完全に杞憂だったようです。
しかもVモーションすら不採用。「日産車であること」のアピールよりも「Zであること」のアピールを優先した、とかカッコいい言い方をしてみます。



私はリアの見た目が好きです。Z32のリアデザインに似ています。


内装も公開されていて、完全デジタルのメーター、6速MT、3連メーターなどの仕様が発表されています。


エンジンは3Lのツインターボ、とのこと。恐らくスカイラインに搭載されているエンジン「VR30DDTT」とだと思われるんですが、雑誌等で指摘されている400R用のエンジンは上級モデル、あるいはNISMOだけで、標準グレードは304馬力のエンジンを使用すると予想しています。

ただ、Z34では336馬力あるんで、少なくともこれくらいの馬力(例えば340馬力くらい)は出るように、新型Zでは少しチューニングするのでは?と考えています。「ダウンサイジングしたけどパワーアップしたから!」っていう売り文句って大事だと思うんですよ。多分エコとは無縁の話になっちゃいますが。



さて、気になるところ。まず、横からのシルエットの、特に窓まわりがZ34に似ています。似ているというかほぼ同じ。そこだけ見るとZ34そのものです。Aピラーの角度とかね。
で、内装でも、ドアの内側の感じがZ34そのもの。こちらも同じ。

各方面でも指摘されているようですが、どうやらシャシーはZ34から変わっていないようです。つまりZ33からの持ち越し。完全な新規開発ではない、ということになります。

Z33は剛性不足だったそうなので、Z34では各所を見直して改善したとか。そして今回の新型でも根本的に変えることはせずに改良で対応すると。Z33なんか20年前の設計なんですけどね。さて大丈夫なんでしょうか。
トヨタではTNGA採用の新シャシーを続々導入するなど、各社のプラットフォームが刷新されつつある中で、新型Zのプラットフォームの古さが影響しなければ良いんですが。

まぁ今更2シーターのFR用レイアウトを新しく作るわけもないですし、共通化や使い回しもやむを得ないところではあります。要するに良いものができていればそれでいいんですよね。Z34も好きですし。


デザイン面でいうと、かなり好みが分かれるらしく、賛否両論と言ったところ。特にグリルがあまりにも真四角なのが気になる、という声が多いように見受けられます。まぁ確かに私もそう思いましたが・・・。


四角いグリルは実はZのアイコンで、Z33でもよく見たらグリルは四角いです。

ここから最終的な量産モデルでのデザインが変化するのかどうかにもよりますし、新型Zのどこにナンバーが付くのかによっても雰囲気はかなり変わってくると思います。大幅に変わることはないと思いますが・・・個人的にはもうちょっとなめらかな四角で良いと思うんですけどね。今のグリルは、画像編集ソフトで四角く囲ってDelを押して削除したような、そんな感じに見えません?



次。価格です。Z34型はベースグレードで390万円台。でも結局諸費用で400万を超えてしまう、それくらいのランクの車です。
元々は「3万ドルから」が売りだったはずなんですが、いつの間にか4万ドルクラスになっています。

最近の車はモデルチェンジする度に微妙〜に値上がりしてるのがテンプレなので、新型Zも400万円台前半からの価格設定が予想されています。

しかし、「ちょっと頑張れば手の届く価格」という発表もありましたし、何をどうやってか300万円台からの発売であることを願うばかりです。そこは頑張ってほしい。結局オッチャンしか買えない車だと意味ないんですよ。


ニスモの設定もあるようですが、これは恐らく1年後。まぁ400Rのエンジンは間違いなく載るんで、400馬力以上が期待できます。私は標準グレードを狙っていますが、Z NISMOも期待が大きいのではないでしょうか。


発売時期は来年末とか言われていますが、少なくともすぐではないんで、貯金をチャージする時間が少しだけあります。その間どうするか。ノートも気に入ってるんですけどねぇ。今を逃すと・・・とかこんな悩みを延々と繰り返す今日この頃です。ノートを弄り倒して楽しむか、夢だったZオーナーになるか。




ところで、新型Zはレースカーとしても期待されているそうですね。貴重なFRクーペですし、何より話題性がある。
GT500のベースに丁度いいんじゃない?なんて話もありましたね。現行レギュレーションではGT-Rは大きすぎて不利な一方で、新型スープラは小さくて有利。そして今年度のGT-Rは不振。まぁ良いきっかけではありますが・・・前例もありますしね。


今回の発表はあくまでプロトタイプ。例えばZ34っぽい各所も、量産モデルでは修正されている可能性もあります。私は大いに期待してます。本当に買うかもよ?



2020年9月3日木曜日

「ブレーキの時にキュッと戻される現象」の話【E12改】

 ガーッと加速して、ドン!ってブレーキ踏んで曲がった時に、キュッって戻されるでしょ? こう、やりすぎて怒られたような感じで、あーゴメンナサイネーって感じで・・・。


・・・こんな感じで言われて、当時は一体何のことかサッパリだったんですけどね。最近ようやくわかりました。

というか、私はノートニスモSにデフすら入れられてないんで、実際の感覚で体験したことはないんですが、理屈では合っているらしいです。キュッと戻される感じ。


ノートやマーチでサーキットを走るなら、「VDC」をOFFにすると思います。普通のノートならたくさんボタンが付いているハンドル右の辺りに、ニスモSだと一個しかないボタン、それがVCDのボタンです。

VDCは横滑り防止とかトラクションコントロールとか、その辺りの機能です。要するにサーキットでは邪魔なやつ。だからサーキット走行前にはOFFにしてしまいます。ただボタンを押すだけ。もちろん公道でOFFにする意味はあまりないですが、逆に言えばサーキットでこそぜひ使いたいボタン。


・・・ではあるんですが、表示上は「VDC OFF」の状態でも、実は完全にOFFになっていない機能があるらしくて、それが速さを追求する上で邪魔なんだとか。VDCの中にブレーキでデフのような機能をする仕組みがあるらしく、これがどうやってもOFFにできないやつらしいんです。(ブレーキLSD、とか言われてましたね。)

つまり、意図しないところで「ブレーキ」が効いちゃう。デフが働く場面といえば曲がる時なので、「急ブレーキ後のコーナリングでキュッと戻される感覚」の正体がコイツだというわけですね。なるほど・・・。


私が冒頭の話を初めて聞いたのが2年か3年くらい前のこと。何のことかわからずずっとぼんやりしていたんですが、原因がわかった今、さて対策は必要なんですかね。そもそもデフ(機械式)がないのに。もっと優先すべきことはあるのでは・・・。


一応、対策部品としていろいろあるようで、名前を聞いたのは「デビキャン」という名前のVDCキャンセラー。コイツを付けると、文字通り完全にVDCをOFFにできるらしい。これを付けるとVCDの横にもう一つボタンが増えます。

N-Tecとプリンス兵庫(日産ディーラー)のコラボ商品、とのこと。N-Tecは色んな所に出てきますねぇ。なんだか得体の知れないトコですが。


あそこのクイックシフト(一番いいやつ。14万円。)を触らせてもらったことがあるんですが、あの感触はよかったですね。個人的には好きなフィーリングでした。というか、ニスモのクイックシフト(8万円)であの感触にして欲しかったなぁ、というのが本音ですけど。


実際のところ、私のノートは”究極の速さ”を追求できるレベルに達していないので、多分VDCキャンセラーを入れたところでその真価は出せないと思うんですよ。でもそこまで高くもないんで、他の人の評判を聞いてから考えましょうかね。





2020年9月2日水曜日

Z proto

 

9月16日にプロトタイプのZ35?が発表されるようです。いよいよですねー。


今回の画像も相変わらずシルエットだけ。発表でパワートレインなどの詳細も明らかになるでしょうか。

「プロト」と言うからには、コンセプトカーのように非現実的な部分は少ないと思うんです。恐らくはプロトの先に市販車版があるはず。ノートのインビテーションやTONEのように、コンセプトカーとして次期Zとなるであろう何かしらが発表されるんじゃないか、と数年前から考えていたんですけどね。初っ端からプロト。まぁそういうのもありかもしれません。


個人的にはコンセプトカーって結構好きなんですよ。絶対市販されないけど、何かしらのエッセンスが市販車に出てくるんで、後から「ああ、あの時のあれが」って思えたりして。


とにかく9月16日です。いつか私も買うかもしれないZ。楽しみです。


公式サイト(Nissan Next)



2020年9月1日火曜日

レカロ+4点シートベルト

オシャレではなく走行会に向けた装備・・・とかいいつつやっぱり憧れもあって、ノートニスモにレカロシートを導入した時の話。実際に入れてみると「やっぱり新車の時に入れても良かったかな・・・」と感じましたね。
何よりもフィット感が違う。ノートニスモS純正のスポーツシートは”純正シート”としては中々のホールド感ですが、やはりサーキットでは物足りないです。体が暴れてタイムどころじゃない。ゲームとリアルの差を痛感しました。

しかしレカロシートなら、3点シートベルトのままでもホールド感がスバラシイです。もちろんサーキット走行の領域ではホールド感が不足しますが、公道レベルならムダすぎるほどガッチリホールドされます。本当に身動きが取れなくなるので、ゆったり乗りたい人にはちょっと不向きかもしれません。(特に助手席)




SR-7は定番中の定番ですね。セミバケですが、必要十分といった感じ。 サイド(太ももの横にあたる部分)が立っていないタイプもあります。ホールド感が減る反面、乗り降りはしやすくなる。個人的にはやや中途半端な仕様ですが、SUVみたいに車高が高い車ではサイドがあると乗り降りにかなり支障が出るんで、その場合はサイドなしがおすすめ。リーフニスモや(今は亡き)セレナニスモはサイドなしのレカロシートがオプションです。


バケットシートを入れたことで満を辞して4点式シートベルトも導入。安全面の装備がかなり充実してきましたね。
車の改造というとサスとかマフラーに目が行きがちですが、安全面が何よりも重要なはず。私の場合は安全面に投資をしすぎて、速さに影響する改造がタワーバーだけしかできていませんが・・・まぁいいじゃない。


ただ、レカロというか、この手のバケットシートはカスタマイズの定番ですが、本体以外にも色々と必要な部品があることは知りませんでした。さすがはゲーム脳。椅子だけ付ければ全部終わりとか、そんなに甘い世界ではありませんでしたね。


シートの場合はまずシートレールが必要。これはつまり「車とシートを繋ぐ部品」。シートの形状が違うんで、純正シートを外してそのままレカロを付けられないため、車種専用の部品が必要、とこういう理屈なんだそう。
これ、1セット2万円くらいの部品です。車種専用のシート取付台なので、もし乗っている車が変わってもシートレールさえ調達できればシートを使い回すことができます。これでZに乗り換えても安心。

ちなみに、ノートニスモのオプションにある専用レカロシートは、レカロ社の「Sportster」という商品名でラインナップされているものとほぼ同じ(日産のオプションなら値段が実質半額で超お得)で、シートレールもノート用のシートレールがそのまま使われています。それが2セット=4万円もオプション価格にコミコミだったりして、本当にお得なんですよね、あのオプションは。普通に買ったら2脚で50万円超えるかもしれません。


これは一脚の値段。シートレールは別なので・・・あのオプションの価格設定は本当に謎ですよ。





次に4点式シートベルト。これはHPIにしました。サベルトなどが定番ですが、HPIが安くて良いとのことで勧められたんです。お値段は割引もあって2万円ほど。
これが実際安い。ニスモからもサベルト製4点シートベルトにNISMOロゴが入ったものが売っていますが、なんと7万円もします。機能は同じなので、これはもう好みの問題。




さて、これだけあれば取り付けられるか?というとそうでもなくて、「シートベルトを車体に取り付けるパーツ」が必要です。

これは基本的にはアンカーをボディに打ち込むことになるんですが、それだとかなり大掛りになってしまいます。要するにボディに穴を開けるわけで、本格的なレースだと安全のためにしっかりと取り付けられるよう指示されることもありますが、走行会レベルではちょっと過剰。何よりも普段使いに影響が出ますからね。

私の場合、まずレカロシートのシートレール下に、4点式シートベルト用のフックをつけています。これは貰い物(安く譲ってもらった)なのでメーカーなどは不明。どこかのオートバックスの販売店がオリジナルでそういう部品を出しているとか、HPIにラインナップがあるとか、いろいろ聞いたことがあります。まぁこの辺りはショップの人が詳しいでしょう。

これで下側2点はOK。上側はリアシートのチャイルドシート用フックに繋げています。

これでも体は十分固定される・・・というか、完全に身動きが取れなくなるくらいガッチリ固定されてしまいます。最初慣れるまでは苦労しましたが、3点式シートベルト+スポーツシートのホールド力が霞むほどの威力でした。バケットシートすごい。




費用はトータルで・・・20万統一感を円くらい?シートを革張りのちょっといいやつにしたんで高いですが、安いシートを選ぶなどすれば15万円を切ることもできそうです。中古品も結構あるみたいなので、それも選択肢に入れるならもっと幅は広がります。



セミバケでもかなり満足。逆に私はフルバケだとちょっとシンドいかな?と感じました。ノートって車高はそこまで低くないのに、セミバケ入れただけで乗り降りにコツがいる状態。これでフルバケまで入れちゃうと、本当にサーキットを走るための車になってしまう気がします。


あと、助手席にバケットは入れるべきではないですね。まぁ助手席に座る人次第ですが、サーキットで同乗走行するわけでもないならバケットシートは不要だし、何よりも乗り降りがしんどい。見た目の統一感を出すならサイドなしのタイプで妥協したほうが良いかも、と感じました。




2020年8月26日水曜日

クルマの噂についての独り言

噂です。あくまで噂の話です。そんな独り言だから信憑性ゼロ。でも発信元が・・・まぁそんな話です。

①”ニスモ”は1年後
日産車は大量のモデルチェンジが控えているらしいですが、もし”ニスモ”が設定されるなら1年後だとか。Zとかね。

ノートはどうでしょうね。3列シート版が出るとかそんな話ですが、基本は間違いなくe-power。ノート=e-powerのイメージもありますから、キックスみたいに全部e-powerの可能性もあるかもしれません。

基本電気駆動の車だと、現行のE12型のようにジュークのエンジンをぶっこんでリアブレーキを強引にディスクにしたり・・・よりも更に大規模な改造になってしまうので、あまり現実的ではない気がします。

まぁ「e-power NISMO S」みたいなルートもありますけどね。それはそれで世間的にはアリでも、MT原理主義者は困っちゃいます。E13型?のノートを待ちましょうか。秋に発表らしいですよ。


②”ニスモ”はツインターボ。下位グレードはNA?
Z35には、400Rに積まれているツインターボエンジンが載せられるとの噂がありますが、400Rに積まれている”それ”なのかはさておき、ニスモはツインターボらしいです。

ただここで気になったのは、上位のニスモがツインターボで、下位グレードにはNAもあるかも、ということ。同じエンジンでノンターボだと、パワー的には完全に差別化されてしまいますね。昔から国産スポーツカーには廉価グレードのNA搭載車がありましたが・・・。


③触媒はどうした
満を持して登場した、某ECMとオイルクーラー。ニスモからついにエンジン本体に手を入れるオプションが追加されたのがつい先日。
その時私が思ったこと。「あれ、触媒は?」

ま、そういうことです。


④1インチの差
同じエアロのノートで、グレードにSが付くかどうかでホイールに16インチと17インチの差があるとします。デザインも似てるし、ちょっとサイズが違うだけ・・・でもなくて、16インチはどこぞの韓国製、17インチはエンケイ製。当然重さも違う。

この場合、17インチのSに気合い入れ過ぎなだけなんですけどね。ドラムブレーキを強引にディスクにしちゃうくらいですし。しかしそこまでしっかりと差別化してるとは思いませんでした。

でもサーキットでは16インチに下げたほうが速くなる悲しさ。すまん、エンケイ。


⑤金持ちの道楽
噂というか、実話ですけどね。

GT-Rニスモ。17年式でも十分速い。何故か2020モデルで1000万以上値上がりしましたが、個人的には17年モデルのほうがスッキリしてて好きです。

でもバンパーだけでウン百万。カーボン製で一体型なので、ちょっと石が飛んだだけでも致命的なんです。なので松田選手はサーキットでは走らせず、「サーキットでR35を走らせるためにノーマルのR35も買う」という変なことに。
でもGT-Rニスモでサーキットに行きたい。その場合はバンパーの予備を用意するか、バンパー全体を養生テープでラッピングするか。なんだそれ・・・。



⑥パワーがありすぎてMTがない?
V12ヴァンテージはMTのみ。だからパワーがありすぎてもMTがなくなる理屈はないはず。

でも安めの車だったとしたら。例えばZみたいに「3万ドルから」の車にツインターボを載せちゃったら、それなりに容量のあるMTを載せる必要があります。ガラスのミッションはアルテッツァの欠点だったそうですね。

そんなMTを用意できないからZはATだけって話だけど・・・え、そうなの?と片耳で聞いていたワタシ。MTじゃなかったら買う意味ありませんやん。

まぁZなんて道楽の極みみたいな趣味カーですし、この世の新車MTのラス1になってもおかしくない存在だと思いますけどね。ただスープラは8速ATだけですし、自動ブレーキ強制の兼ね合いからATオンリー、そんなこともあったりするんでしょうか。ますますZ35が読めなくなってきましたよ。


⑦あのデザインはドラッグにしかなっていない
「デザイン的には好評みたいだけど、ドラッグにしかなってないからねー」

まじすか。


⑧剛性上げるならリア
・・・まじすか。フロント入れちゃったけど。




噂なんて信じるもんじゃないですけどね。もしかしたら事実が含まれているのかもしれません。

少なくとも、車雑誌の「予想CG」よりは正確だと思いますよ。何を元に作ってるんでしょうね、あれは。