2020年12月12日土曜日

改めて振り返るあの瞬間(2020 SUPER GT 最終戦)

 あれから公式の配信動画などを何度も見返すんですが、何度見てもすごいなと。一年追いかけてた結末があれだった、というのもあるんですかね。あの一戦に関しては、これまでのどのレースよりも、各選手の感動とか悔しさとかが、画面を通じてすごく伝わってくるような気がします。


レース後に公開された動画の中に、優勝した100号車と37号車のオンボード映像と、フィニッシュ直前(つまりあの瞬間)の直前の実況&場内実況の動画がありました。今回は大盤振る舞いのようです。


まずオンボード映像。スタートから見るのは大変なので、ファイナルラップのところから。



37号車の平川選手は、車を止めた瞬間に腕の力が抜けてしまっているのが印象的。100号車の山本選手は、37号車をオーバーテイクした瞬間から興奮が抑えられない様子ですね。

100号車の映像では、フィニッシュ後にガス欠→牽引→帰還のところまで収録されています。FROの人との会話や無線に向かって話す山本選手の声、牽引されて戻ってきて泣いてる牧野選手を見て笑ってる山本選手などまで拾ってます。

普段中継には絶対に載らない場面なので、それだけでも貴重ですよね。牽引されてる時なんて、普通は故障とか接触で走行不能になって大変残念なシーンになるので、まず放送されないでしょう。


これで両者の無線音声まで聞けたら、とか考えちゃうんですが、37号車の方はちょっと残酷かもしれない。


次に実況の音声2パターン。これもファイナルラップから。


普段はJSportsで見てるので、場内実況を聞く機会はないんですが・・・両方声が掠れてますね。まぁあまりの事態で当然だと思いますが。


当分この動画はリピートして見ると思います。本当にいいレースでした。


困ったことに、スーパーフォーミュラのチャンピオン争いも山本選手と平川選手の一騎打ち状態になっちゃって、先日の鈴鹿2連戦の結果、まさかの両車同ポイント。ドラマでもこんなベタな脚本書かないと思うんですけどね。現実とは奇妙なものです。