2020年9月28日月曜日

ニュー・Zへの期待とか

新型Zのプロトタイプがついにお出まし。いよいよ期待が高まってきましたね。

今回発表された車は”プロトタイプ”とのことなので、量産車はほぼこのまま出てくることになりそうです。といっても、GT-Rプロトは量産車とデザインが異なる部分もありましたし、全く同じでもない、とも言えそうです。


デザインは全体的にシンプルですよね。フロントもリアも超シンプル。最近の車は造形がゴチャゴチャしてることが多いので、もしかするとZもそういう方向になるんじゃ・・・みたいな心配をしていたんですが、完全に杞憂だったようです。
しかもVモーションすら不採用。「日産車であること」のアピールよりも「Zであること」のアピールを優先した、とかカッコいい言い方をしてみます。



私はリアの見た目が好きです。Z32のリアデザインに似ています。


内装も公開されていて、完全デジタルのメーター、6速MT、3連メーターなどの仕様が発表されています。


エンジンは3Lのツインターボ、とのこと。恐らくスカイラインに搭載されているエンジン「VR30DDTT」とだと思われるんですが、雑誌等で指摘されている400R用のエンジンは上級モデル、あるいはNISMOだけで、標準グレードは304馬力のエンジンを使用すると予想しています。

ただ、Z34では336馬力あるんで、少なくともこれくらいの馬力(例えば340馬力くらい)は出るように、新型Zでは少しチューニングするのでは?と考えています。「ダウンサイジングしたけどパワーアップしたから!」っていう売り文句って大事だと思うんですよ。多分エコとは無縁の話になっちゃいますが。



さて、気になるところ。まず、横からのシルエットの、特に窓まわりがZ34に似ています。似ているというかほぼ同じ。そこだけ見るとZ34そのものです。Aピラーの角度とかね。
で、内装でも、ドアの内側の感じがZ34そのもの。こちらも同じ。

各方面でも指摘されているようですが、どうやらシャシーはZ34から変わっていないようです。つまりZ33からの持ち越し。完全な新規開発ではない、ということになります。

Z33は剛性不足だったそうなので、Z34では各所を見直して改善したとか。そして今回の新型でも根本的に変えることはせずに改良で対応すると。Z33なんか20年前の設計なんですけどね。さて大丈夫なんでしょうか。
トヨタではTNGA採用の新シャシーを続々導入するなど、各社のプラットフォームが刷新されつつある中で、新型Zのプラットフォームの古さが影響しなければ良いんですが。

まぁ今更2シーターのFR用レイアウトを新しく作るわけもないですし、共通化や使い回しもやむを得ないところではあります。要するに良いものができていればそれでいいんですよね。Z34も好きですし。


デザイン面でいうと、かなり好みが分かれるらしく、賛否両論と言ったところ。特にグリルがあまりにも真四角なのが気になる、という声が多いように見受けられます。まぁ確かに私もそう思いましたが・・・。


四角いグリルは実はZのアイコンで、Z33でもよく見たらグリルは四角いです。

ここから最終的な量産モデルでのデザインが変化するのかどうかにもよりますし、新型Zのどこにナンバーが付くのかによっても雰囲気はかなり変わってくると思います。大幅に変わることはないと思いますが・・・個人的にはもうちょっとなめらかな四角で良いと思うんですけどね。今のグリルは、画像編集ソフトで四角く囲ってDelを押して削除したような、そんな感じに見えません?



次。価格です。Z34型はベースグレードで390万円台。でも結局諸費用で400万を超えてしまう、それくらいのランクの車です。
元々は「3万ドルから」が売りだったはずなんですが、いつの間にか4万ドルクラスになっています。

最近の車はモデルチェンジする度に微妙〜に値上がりしてるのがテンプレなので、新型Zも400万円台前半からの価格設定が予想されています。

しかし、「ちょっと頑張れば手の届く価格」という発表もありましたし、何をどうやってか300万円台からの発売であることを願うばかりです。そこは頑張ってほしい。結局オッチャンしか買えない車だと意味ないんですよ。


ニスモの設定もあるようですが、これは恐らく1年後。まぁ400Rのエンジンは間違いなく載るんで、400馬力以上が期待できます。私は標準グレードを狙っていますが、Z NISMOも期待が大きいのではないでしょうか。


発売時期は来年末とか言われていますが、少なくともすぐではないんで、貯金をチャージする時間が少しだけあります。その間どうするか。ノートも気に入ってるんですけどねぇ。今を逃すと・・・とかこんな悩みを延々と繰り返す今日この頃です。ノートを弄り倒して楽しむか、夢だったZオーナーになるか。




ところで、新型Zはレースカーとしても期待されているそうですね。貴重なFRクーペですし、何より話題性がある。
GT500のベースに丁度いいんじゃない?なんて話もありましたね。現行レギュレーションではGT-Rは大きすぎて不利な一方で、新型スープラは小さくて有利。そして今年度のGT-Rは不振。まぁ良いきっかけではありますが・・・前例もありますしね。


今回の発表はあくまでプロトタイプ。例えばZ34っぽい各所も、量産モデルでは修正されている可能性もあります。私は大いに期待してます。本当に買うかもよ?