もちろん他も見たんですが、そちらは追々。
モデルチェンジ後のヴィッツは中々イケメンだと思うんですよ。最近はアクアに完全に押されまくってて、「ヴィッツのハイブリッド」なんていう意味不明な車種まで登場しちゃう迷走ぶりなんですが・・・でもスポーツ向けのハッチバックといえばヴィッツ。
その内ヤリスに改名してそっち方面のイメージを強めようとかそんな話も聞きますが、今回のGRMNモデルの投入にしても、トヨタはまだまだヴィッツを見捨ててはいないようです。まぁWRCのベースマシンでもありますし、やっぱり「ホットハッチ」って魅力的なジャンルなんですよ。だからオーリスにもGRを設定してあげて。
ホイールはつや消しのグレー。純正にしてはシブいと思います。ワタシ好みです。もちろんノートニスモの方が好きですが。
少し気になったのが、ヴィッツ・GRMNにもニスモ系の車と同じように、サイドスカートなどに赤のアクセントがあります。ただヴィッツの場合はただのステッカー。実はノートニスモの赤色もラッピングなので根本は同じなんですが、ノートニスモの場合は専用エアロとの組み合わせですからね。しかしヴィッツの赤は平面の上に貼っているだけ。遠目で見るとそうでもないんですが、近くで見ると中々安っぽい感じがしました。同じステッカーでも見せ方が違う。
ホイール径は17インチでノートニスモSと同じ。やはりホイールが大きいと迫力が違います。普通のプリウスでもホイール径を変えるだけで格好良く見えますからね。見た目にこだわるなら外せないポイントです。もちろん、ダッセェホイールに替えちゃうと台無しになるんで、難しいカスタマイズでもあるんですが。
リアサイド。マフラー位置は変更なし。右にオフセットです。排気音などは聞いていませんが、マフラーの大きさから察するに、迫力のある音が聞けそうな感じがします。ノートニスモも結構大きなそれっぽい音がしますからね。うるさくなく、でも格好いい音。重要なポイントです。
ウイングも大きめ。しかしこれくらいが限度でしょうか。ハッチバックのウイングはどこまで大きくするかが難しいですね。ノートニスモにもカスタマイズの一環で大きいウイングをつけている人がいるようですけど、個人的には「バランスがちょっと?」という印象。決して悪くはないんですが、インプレッサのでっかいウイングほど合っていないというか、でも純正だと気持ち小さいような・・・という実感です。
まぁ私はウイングを交換することはないでしょうが。ヴィッツのもこれくらいで丁度いいんじゃないですか?
この手のメーカーコンプリートカーでは必須なのか?ってくらい絶対に付いているフォグランプ。ノートニスモにも付いています。普通の車にはまず無い装備なので、実際に使うとかなり目立つこと必至。ついでにオシャレでいいですよね。
ディフューザーも付いています。これもいいアクセントですね。
車内です。メーターは格好良いですね。速度の目盛りが詰まってて何がなんやらですが・・・。
速度表示は260km/h。210馬力もあるので、ノートニスモSほど無駄でもないでしょう。
やっぱりメーターの格好良さは重要ですよねぇ。ノートニスモSのは廉価版ノートの使い回しなんで、非常に普通であることが悔やまれます。これに関してはヴィッツの圧勝。
ノートのメーターについては、あまりお金を掛けない範囲で格好良くする案を模索することにしています。色でも変えるか?
で、一番の問題がこちら。内装が・・・当たり前なんですが、ヴィッツのそのままです。これが400万円の車の内装かな?というのが正直な感想。確かにノートニスモもそのままで、ちょっと赤いアクセントが入っているだけですがね。それでも230万円ですから。
ヴィッツ・GRMNのダッシュボードはプラスチックのそのまんま。ボタン類の配置は仕方ないとしても、表面にアルカンターラくらい貼っても良かったんじゃないですかね。あれだけでも随分違いますよ。私もカスタマイズの一環で貼ろうかと思ってるくらいです。
確かに、210馬力の3ドアハッチバック、というスペックは魅力的なんですが、400万円を出すほどの内容にしては少し物足りないような。私なら86を買います。もしくはWRXか。
運転席に座る列に並んでいた時に、音楽を聞きつつ周囲の人の会話もこっそり盗み聞きしていたんですが、「400万にしては安っぽい」という声がちらほら。エアロパーツのステッカーや内装のチープさは結構な残念ポイントだと思います。例えそれを打ち消せるほどの性能があるとしても少し微妙。
ちなみに、ヴィッツ・GR(GRMNではない)は230万円です。ノートニスモSと比較するならここでしょうか。MTも選べて5ドア。恐らく限定販売では無さそうです。価格相応という意味ならGRも十分な選択肢だと思います。金もガレージもあまりまくっている富豪の方ならGRMNをどうぞ、なんてね。
さて、ついでなんで他のトヨタ車も。
86・GRです。モデルチェンジ前にも86・GRMNが発売されていましたね。超高額でしたけど。GRブランドの発表で一番輝くのがコイツなんじゃないですか? ニスモとかSTIのようなメーカーカスタマイズの86。それだけでも価値があります。これまでの86はカスタマイズを街のチューナーやユーザー達の自由に任せていましたね。まぁそれはそれで悪くないんですが。
カスタマイズパーツの多さだけでも86の凄さがわかります。そういう盛り上がりが大事です。
マフラーはなんとセンター出しですよ。そのせいでフォグランプがどこかへ行ってしまいましたが、左右両側にライトポッドがあります。どう光るんでしょうか。ウインカーでは無いだろうし・・・。
ウイングはさりげないサイズ。86・GRはそこまで大規模なカスタマイズはせず、実はエンジンスペックもベースモデルと大差ありません。全体的に一味違う、というレベルのカスタマイズになっています。派手にやっちゃうよりは私好みですかね。
メーターは白。レトロな感じですね。格好いいです。だから何でノートニスモのメーターは・・・。
写真は撮り忘れましたが、シートはレカロです。このへんのクラスになると、どの車種も尽くレカロのようなホールド製の高いシートを装備してるじゃないですか。資金的な都合でレカロシートを諦めた私なんですけど、サーキット走行での座り心地を考えると、やっぱりレカロ入れとくべきだったかなー、と後悔中です。まぁレカロシートは運転席だけでいいんで、比較的手頃なシートを導入する予定で計画中なんですが。こちらも追々。
ダッシュボードにはアルカンターラ。ヴィッツもこうしてくれたら、内装の雰囲気がまた違ったと思うんですよね。
86は真ん中の操作系がノートニスモよりもワンランク上でした。価格帯が違うとこういうところに露骨な差がでます。埋められない差ですね。
しかしこの86GR、なんと500万円弱します。なんとまぁ・・・。(4,968,000円)
先ほど、ヴィッツ・GRMNなら86の方がいい、というのはあくまで「400万円のヴィッツなら普通の86でいいやん」という話でして、86GRが500万円だとまた話が変わってきますね。見た目にしてもパワーにしても、ベースの86からそこまで大きく変わってません。一味違う、くらいの印象です。86GT(真ん中のグレード)が300万円くらいと考えると、GRMNのバッジに200万円を出す計算ですが、さてそこまでの価値があるのかどうか。これでV6に積み替えてて300馬力くらい出るのなら・・。
500万円の予算ならクラウンが買えます。そういう価格帯。後輪駆動でMTに絞っても、エリーゼまで買える値段です。思い切った価格設定ですよね。
というか、GRMNのブランド自体がえらく高額ですね。想定している価格の2回りくらい上の価格帯ばかり。スイスポが183万円で、ノートニスモSなら230万円で「高けぇよバカ」とか言われてるくらいなのに、ヴィッツで400万円、86で500万円。いくらなんでもちょっと飛ばし過ぎ?
元から若者はお呼びでないのかもしれません。86自体が中高年ユーザーが多いとのことでしたが、要するにそういうことなんでしょうか。
私のあこがれ・Z NISMOが630万円です。200馬力ちょいの86GRならこちらのほうが魅力的。私ならそっちがいいですね。
ちなみにWRX・STIなら390万円ほど。この場合はWRXが異様に安いだけですけどね。どこに魅力を感じるか、でしょうか。コスパで言うなら断然WRX。86に500万円を出せるならGR。
こちらはプリウス PHV・GR Sport。車名が長いです。PHVのプリウスはやや存在感が薄く、後発のノートe-powerに話題を全部持って行かれていますが、外見のデザインに関しては普通プリウスの数億倍格好いいと思っています。というか、なんでこっちを普通のプリウスにしなかったんでしょうね。
GR SportはこれまでのG'sにあたるグレードですね。車種もこれまでより拡充。MTが選べない車種が殆どでして、ガチでサーキットを走っちゃうような人ではなく、ちょっとそれっぽい車に乗りたい人にはちょうどいい感じのテイストがステキだと思います。
特にハリアー・GR Sportなんかは大量発生しそうな予感がします。何せ見た目がいい。
アクア・GR Sport。アクアのG'sは本当によく見かけますね。恐らくノートニスモ(Sじゃない方)のような需要が一定数あるんだと思います。要するに見た目だけなんですがね。
やっぱり”それっぽさ”って重要なんですよ。馬力など中身のスペックや走行性能ばっかりに注目している人は少数なんです。そういうガチ勢は結局お金を出さなかったりもしますし。
ただ、アクアの後部座席って狭いですね。座ってみると膝の前に隙間が殆ど無い。小柄な女性やお子さんならいいとして、私のようなゴツイやつには狭いのなんので、とにかく圧迫感がすごかったです。コンパクトカーの限界は確かにあります。
まぁ、比較がノートなんでちょっとかわいそうでもあるんですが。便利さで言えばノートニスモの勝利。やったね。
まだGRブランドは売りだしたばかり。しかし実際の売れ行きはある程度保証されていると思います。アクアとかハリアーとか、プリウスαやノアなどは確実に見かける車種になるでしょう。マークXも良さそうですね。少し割高でもお金を出す価値はあると思います。GR Sportはそこまで高額ではないので、自分で中途半端にダサいカスタマイズをするくらいなら、最初から完成されたGRにしてもいいでしょう。
ただ、その中でもガチ系のヴィッツと86の高額さにビビりました。世間的にスポーツカーが売れない時代だという認識はありますけどね。そこまでかと。お手頃じゃないと意味がないんですけどね、私のような(比較的)若い世代には特に。