2018年5月29日火曜日

見えてきた「身の程」

ノートニスモS。いい車ですし気に入っていますが、やっぱりノートはノート。2回めのサーキット走行後からそんなことを考えていました。

意外と速度は伸びます。岡山国際サーキットの裏ストレートで165km/hくらい。その前のスプーンを改善すればもう少し、パワーがもっとあれば・・・となるんですが、速度が上がるとブレーキがやばい。一応リアをディスクブレーキ化しているとは言え、ブレンボやエンドレスのキャリバーが入っているわけでもないので、制動面ではやや不安だったりして。




実は岡山国際サーキットでのアツい走りの結果、ブレーキ周りに石が入り込んだらしく、キャリパーに傷が入っていました。キャリパーへのダメージは致命的なものではなかったので安心しましたが、しかしブレーキパッドがやや傷んでいるとのことで、次回の走行以降の交換は絶対条件のようです。それもストリート仕様のような安価なものではなく、本格的なサーキット対応のブレーキパッドが必要。実はそんなに値段の違うものではないようなので、価格次第では悪くないかな、とは思っていますが・・・。

そしてタイヤもピンチ。サイドウォールがやや傷んでいて、特に熱の入る夏場の走行までは持たなそう。これも交換でしょう。ああ、金持ちが羨ましい。

現状こんな感じでして、あちこちで消耗品の交換が迫っており、正直ヤバイです。元々浪費する方ではないんですが、最近は余計に消費しなくなりました。車にあまり手を入れていないテンロクハッチバックオーナーでこの有り様。いやぁ、サーキットはお金がかかりますねぇ。

私の「資金的な」身の程がこんな感じ。速度域的に摩耗の激しいフルサーキットではなく、ミニサーキットがいいところのようです。できれば稀に大きめのサーキット、こんなところでしょうか。個人的にはセントラルサーキットが気になっているんですけどね。兵庫県で比較的近いし、ミニサーキットではないけど富士みたいにバカでかくもない、で、割と近い。遠いんですよ、どこもかしこも・・・。



また、これは実際にサーキット走行を経験してみてわかったんですが、例えば富士スピードウェイだとか鈴鹿の本コースだとか、一般的に「サーキット」といって思いつくこれらのコースは、ノートニスモSも含んだ「市販車+α」の車には大きすぎますね。岡山国際サーキット(サーキットの規模としては実はちょっと小さい)くらいでちょうどいいか、これでも大きすぎるか。そんな感じでした。岡山国際であんな感じでしょ? 鈴鹿なんか冗談じゃないですよ。(それでも一度は走ってみたいけど)

例えばR35でサーキットに行きたいとか、フルチューンに近いR34あたりのGT-R、もしくはポルシェやフェラーリ。これくらいならフルサーキットでもガンガン攻められるようになるかもしれません。
でも、ノートニスモだとどうだろう。デフやブレーキなど、とりあえずひと通りの大改造をした上なら走れそうですけどね。殆ど手を入れていない私のノートニスモSでは無謀だと思います。これが「クルマ的な身の程」。

そういう意味だと「筑波」のような規模のサーキットが羨ましいですね。スーパーGTをやるような本格的なサーキットは大きすぎるんで、筑波くらいの規模がサンデーレーサーにはちょうど良さそう。でも関西にはないんだよなぁ・・・。




今度行くのは愛知県・美浜サーキット。小さなサーキットです。最高速度はせいぜい100km/h。仮にGT-Rで走ったとしても飛ばせる区間は短く、どうせすぐにブレーキを踏むことになる・・・らしい。
ある意味安全ではあるんですけどね。速度がどうやっても出ませんから。だからノートニスモS”程度”には身分相応かも。



・・・・でもね。岡山国際サーキットでの一番の思い出として、アクセルベタ踏みで5速まで入れる感覚が、個人的に忘れられません。仮にそれ以上の速度だとリミッターに当たりますし、ブレーキや冷却系などにも手を入れる必要があるので現状は難しいですが、美浜ではどうやっても4速に入れることすらないでしょうからね。だから「ずっとミニサーキット」というのはちょっとツマラナイ。となると資金が・・・永遠ループです。


車自体は替えないとして、私の資金事情を改善するか、ノートニスモSの格を上げてやるか。身の程知らずを脱出するまで、まだ少し時間がかかりそうです。