2020年3月24日火曜日

レースが続々中止してる件

世間はコロナ騒動でてんやわんや。株価はダダ下がりで経済も大打撃でイベントは尽く中止。もうどうしようもないですね。歴史的にも人間が大打撃を被った理由は、隕石でも宇宙人でもなくて大抵は火山か病気ですよね。




ゲームのディビジョンさながらのパンデミック。まぁあれは人為的な生物テロという設定ですが、今の所は火炎放射器で消毒してる連中もいませんし、騒動が収まるまで耐えるほかなさそうです。

当然レース関係のイベントも中止が相次いでいますね。フォーミュラEはギリギリ開催したものの、F1はオーストラリアGPが開幕直前でキャンセル。F1は既に7戦ほどの延期・中止が決まっているそうで、モナコGPは中止が決定。市街地レースだと延期するにもスケジュール調整が難しそうですからねぇ。これに限らず、イベント系は場所やハコの確保が第一ですから、安易に延期できない事情もわかります。しかし中止すると大損害。もうどうしようもないです。

WECもスパ24hが延期とのことですが、「本戦」のル・マン24h(6月)まで延期が決定しました。これの延期先が「9月」なんですが、WECはル・マン24hを最終戦にするためにシーズン開幕を9月に変更したばかり。2020年の9月には、例のハイパーカー規定も含む新シーズンがシルバーストンで開幕するはずでした。
このままだと新シーズンの開幕戦後に前シーズンの最終戦が組まれてしまう・・・なんてことはないので、間違いなく来シーズンのスケジュールが変更になるということです。とんでもねぇな、コロナ。

スーパーGTもテストが無観客になった挙句に第1戦岡山が延期。あくまで「延期」とのことですが、収束するのがいつになるかわからない状態ですし、第2戦からちゃんと開催されるかどうかも不透明。

WRCは第3戦・メキシコが予定通り開催されたものの、WHOのパンデミック宣言を受けて3日目を中止。次戦のアルゼンチンは延期が決定しているそうで、レース業界はしばらく全部がお休みになります。

もう世の中の何もかもがこんな感じですね。楽しみも何もなく、ネガティブなニュースばかり流れる中、経済はほぼ垂直に落ちていくのを見ているだけ。
これは全世界的にGDPがとんでもないことになりそうです。コロナの死者も当然恐ろしいですが、経済的にヤバくなって出てしまう間接的な被害のほうが圧倒的に大きいでしょう。



そんな状態の中で、なんとかしてイベントを開催しようという動きがあります。コンサートなら無観客でネット配信しているところが多いですね。それのせいでインターネットのトラフィックが逼迫しているとのことですが・・・。
日本ではあれだけ頑なに導入されなかったテレワークも各社で導入していたりして、もしかすると「ピンチをチャンス」にする良い機会なのかもしれませんね。タダでは転ばない!という意気込みは良いと思います。


「テレワーク」といえばレース業界も。F1が中止になった「代わり」として、プロレーサーがゲームで対戦する様子を配信するんだとか。(autosportの記事
これまでレースゲームはとことんリアルを追求してきたわけですが、ついにガチレースの代わりにまでなってしまいました。まぁレース結果はポイントには反映されないらしいですけどね。

プロレーサーは仕事で車を運転しているわけですから、これもある意味テレワーク。集まると感染の恐れがあるため、遠隔地からの参戦になるそうです。この辺はしっかりしてます。




日本ではあまり危機感がなくて私もどう振る舞って良いのか迷ってるんですが、イタリアやアメリカではとんでもないことになっているコロナ騒動。少なくとも”夏の一大イベント”までに収束する気配はなさそうなので、日本への経済的大ダメージは避けられなさそうです。せっかく雰囲気だけでも好景気だったのに、散々です。

しかし、ピンチをチャンスに、というポジティブ思考で、この際だから色んなことをやっちまえばいいと思うんです。そろそろ経済的なダメージが株価以外にも出てきそうなのでちょっと怖いんですが、とはいえできることといえば「とにかく頑張る」しかないですからね。何を頑張るのかは知りませんけどね。