2021年4月15日木曜日

頑張れT150

おそらく4年くらい使っているT150がいよいよヤバい。接触不良に加えて、パドルシフトまでおかしくなってきた・・・これは御臨終か?

そもそもハンコン自体が消耗率高めですよね。リアル志向でハンコンのトルクをMAXにしたら、腕が千切れるかと思うくらいの筋肉痛になったこともあります。それだけ機械に力をかけ続けたら不具合が出て当然。連日やりこんでたらハンコンの買い替え頻度も多いんじゃないですか?


次買うならG29にしたいと思っていますが、さていつ買うか。後継品も出て安くなったとは言え、4万円弱の出費はかなり痛い。Z貯金もしたいのに、今更ゲームのハンドルごときで散財したくないんですよねぇ。相変わらずPCも買い替えたいし・・・。


接触不良は、ハンドルを切ったときに何故か□やL2ボタンが反応する現象。以前はPSボタンやStartボタン・Shareボタンが反応していて、特にGT Sportのオンラインレース中に発動したときは・・・正直キレそうになりました。

トップ争いをしているときに急にホーム画面が表示されて画面をキャプチャされ、どうにかゲームに戻ったらポーズがかかってスロー走行で最下位になってたりして。どんな嫌がらせ? 他の参加者から見たらただのレース放棄と思われても仕方ないでしょ。

・・・という症状から推測するに、接触不良はハンドルを切ったときの信号が短絡してることが原因なのかなぁと。劣化が進行しているのか、接触不良の”悪影響"が致命的なところに出なくなったのは良いことですがね。今はレース中に急に視点が変わるだけで、レース放棄まがいの不具合よりは随分マシです。鬱陶しいことには変わりないですが。


分解して直るものなのか。どうせ保証切れですし、バラして直らないなら大人しくG29を買いましょうかね。漏れたオイルを拭いて接点復活剤を吹く程度ならできますが、ハンダが必要なレベルならあきらめましょう。

パドルの不具合は単に戻りが悪いだけ。中の部品が折れていないことを祈るのみです。


ファナテックのハンコンは部品ごとの販売ですが、何回もG29クラスのハンコンを買い直すくらいなら、思い切ってファナテックを買って長期間使ったほうがコスパ良かったりするんでしょうか。まぁ10万円単位の出費をしたらZが遠のくので絶対にありえない仮定ですが。


せっかくDiRT熱がかなりいい感じになってきたので、ここでバシッと直したい。直せるか?


・追記

結論から言うと、修理できませんでした。T150は分解しようにもかなり複雑のようで、分解できたとしても修理できるか不明な上、分解したものを元に戻せる自信がなかったので、素直にG29を買うことに。

ま、4年も使ったなら十分ですかね。


2021年4月14日水曜日

コリン・マクレーモード(初期の頃) - シエラ コスワース



 標準でも難易度がおかしいDiRT Rally。フリープレイで配布されたにも関わらず、大ブームにはなりませんでした。おかしいな、人気ジャンルのレースゲームのはずなのに。

まぁグランツーリスモでも中々難しいのに、ラリーなんかもっと難しいわけで、裾野の狭さには定評があります。私が一番最初にラリーのゲームに触れた時もそう。いきなり「4 Right」と言われましても、それを聞いてどうするか?は誰も教えてくれません。


さてDiRT Rally 2.0に追加されたコリン・マクレーの人生を振り返る「コリンマクレーモード」に遅ればせながら挑戦したものの、肝心のインプレッサに乗る前に一度断念してしまうくらい、厳しい難易度設定でうんざりしてしまいました。

DiRT Rally 2.0特有のFR車の難しさに、難易度ミディアムでも厳しいタイム設定。まぁまぁのラリーゲーム歴がある私でもちょっと厳しかった。最初の「ミニ」はいいとして、次の「シエラ・コスワース」が鬼門。クリア条件がシビアなため、結構飛ばさないとクリアできない、でもそもそものコースと車が難しいので完走すること自体一苦労・・・という有り様でした。


半年間投げた挙句、ふと思い立って挑戦したらクリアできましたが、クリアの秘訣は実力でもなんでもなく「モニターの大画面化」というオチ。全ては環境のせいだった?


その苦労の結果が以下の動画です。この手のプレイ動画は超絶テクでないとダメ、みたいな風潮もありますが、まぁいいじゃない。

スコットランドは飛ばしているとコース外の丸太に食われる確率が非常に高い。それにビビりまくった結果がこの有様です。今のところの私の実力ではこんなもん。

攻略にリアルで半年かかったわけですが、これでもコリン・マクレーモードの序盤(初期の頃)なんですよね。先が思いやられます。今後練習していけば上達するんですかねぇ・・・。






2021年4月12日月曜日

2021 SUPER GT・Round 1 岡山国際

 https://youtu.be/bPamGPidlvQ

レースそのものはとても良かったです。ヤマケンの鬼ブロック、実はタイヤがかなりキツかったという裏事情のほか、GT500は今年度もスープラが強そうだなぁとか、GT300もスープラが速そうだなぁとか、でもGT300で優勝したのはGT-Rだったので今後の展開が気になるなあとか。


ただ、GT500の勢力図は相変わらずのようで、予選前はNSXもいい感じだったのに、結局予選は上位5台がスープラ独占で、NSXは謎の不調のまま決勝でもパッとせず。

それに輪をかけて不調なのがGTーRで、全車予選Q1落ちで散々。当然決勝も下位でした。今年こそは、と思っていたんですけどねぇ。


トヨタ:1-2-3-4-6

ホンダ:5-7-8-13

ニッサン:9-10-14-リタイア


非常に厳しい結果。純粋に戦力が足りてない、そんな感じ。今年度はエンジンパワーは他社並みに改善したとの触れ込みだったものの、それでも全然でした。残念。

ニスモは接触でリタイアでしたが、ピットインのタイミング以外は割といい感じだったらしいので、完走できればもっといい順位だったような気もします。タラレバですが。

ただニスモ以外のGTーRが全然なので、要するに去年から変わってない。本当に車が強い時は、それこそスープラみたいにメーカーで上位独占するような勢いがあるハズなので、やっぱり今年も厳しいのかもしれません。またマグレ頼りの一年になりそうな予感。


そして、今年もレースがSCに振り回されてますね。毎回毎回ピットタイミングで誰かが事故ってSCが入って、それでレース結果が変わっちゃう。接触によるスピンや車両トラブルは仕方ないことですが、やはりSC関連はどうにかすべきと思います。


ま、諸悪の根源は電波法なんですが。おのれ総務省。






2021年3月16日火曜日

サイドブレーキと思われるもの(自作)

ラリーストとしてはハンコンにサイドブレーキは是非欲しいところ。しかし、私が知っている限りではPS4で使えるサイドブレーキはThrustmaster製のものだけ。これがなんと4万円ほどの超高級品です。たかだかボタン一個の役割の部品に4万円弱かかるという意味不明ぶり。

現在は欠品中です。コロナの影響でしょうか。

サイドブレーキの金額でG29+シフターが買えるほどで、Thrustmaster製のハンコンがやや高額なこともあって、ハンコン+シフター+サイドブレーキを全部揃えると普通に10万円を超えてきます。中古とか輸入品なら多少安いですが、ハンコンは保証が効く正規品にしたほうがいいですよ。すぐ壊れるんで。


そこで考えた。要するに棒状のものを引っ張ればサイドブレーキが掛かるようにすればいい。それだけでしょ?

とか簡単に考えてしまいますが、さて本当にできるものなのか。単純な性格なもので、ロクに設計図も書かず(というか書けない)色々と買ってきて作っていました。


で、結論から言うと、できたのがこれ。

・・・なんだこれ。

超チープな見た目通り、実際チープです。部品だけなら1600円+税ってところでしょうか。脚?なんかIKEAのスペーサーとして入っていたダンボールだし、木の板は激安(500円)のヒノキだし。


しかし意外(?)なことに、ちゃんと機能します。仮組みして試してみた際、自分の想定以上にそれっぽいものができていることが判明して、内心焦ったくらいです。どうせ失敗するだろうと思っていたので。

全体的に、とにかく安く仕上げることを目標にして部品を買いました。安さ重視のため、「本当はこっちの方が良いのかな?」みたいな部品についても、特売でやたら安かった部品をあえて選んだりもしています。


また、部品代に加えて加工用の工具を一部購入しており、実は全体としては工具代の方が高いです。ノコギリやコントローラー加工用の細いドリル、600円くらいのモンキーレンチも買いましたね。


仕組みは見ればわかると思いますが、「ワイヤーでPS4コントローラーのL2ボタンを引っ張ってるだけ」です。棒を引っ張るとワイヤーがL2を引く。あとはゲーム内の設定でL2をサイドブレーキに割り当てればOK。

ちなみに、サイドブレーキの左側にシフターを置きたいためにスペースを開けています。右ハンドル仕様のつもりなんですが、触る頻度を考えたらシフターとサイドブレーキは逆だったかもしれません。まぁいいや。


サイドブレーキとして重要な「棒状の何か」は、この世で一番安価な棒状部品、塩ビ管。要するに水道管。

サイドブレーキとして使ったのは40cmですが、ホームセンターで売っている水道管は無駄に長く、切った後でもまだ1mくらい余ってます。余りを今後使うことは多分ないです。

価格は100円ほど。安くて加工もしやすく大変便利です。

ただ、この塩ビ管を切断するノコギリを持っていなかったので、そのノコギリ代で500円掛かってます。しかも塩ビ管を切るのは1回だけ。あまりにも痛い出費でした。


塩ビ管にドリルで穴を開けてL字金具にボルト留めしただけで、十分サイドブレーキっぽく動きます。これをボルトで木の板に固定。ボルト万歳。

塩ビ管を引いた後に自動で戻るよう、引きバネも入れました。バネは結構高額で、塩ビ管の2倍の価格(200円)です。

後から考えると引きバネの長さはもうちょっと短くても良かったかも。余裕を持たせすぎました。

で、ワイヤー(1mで180円)は塩ビ管に打ち込んだアイボルトから手前に伸ばし、プーリー(120円)を通して方向を変え、L2ボタンへ繋がっています。L2ボタンは2mmの細いドリルで穴を開けてワイヤーを通すだけの簡単構造。

プーリーは滑らかな動作とワイヤーの摩耗を考えてのことですが、その狙いが正しいのかはわかりません。あと、無理やりプーリーをボルト留めしているのは見なかったことにしてください。

結局ワイヤーのテンションが想定よりも緩くなってしまい、ボルトを介してワイヤーを張ることになってます。まぁその内改良します・・・。

PS4のコントローラーは、長期間の消耗によりスティックが誤作動するようになって廃棄予定だったものを再利用しています。L2ボタンに穴を開けてワイヤーを通しているので外れません。コントローラーとしての通常使用はできなくなってしまいました。サイドブレーキ専用です。

もし普段使いのコントローラーと併用するなら、このあたりに少し工夫が必要かもしれません。キーワイヤーなら良いかも。

コントローラーの調達は、例えばL2・R2だけは無事なジャンク品とかどうでしょう。純正コントローラーはジャンクでも高いんですがね。

コントローラーが動かないようにどうするか散々考えた挙げ句、結局ロングボルトで四方を固めてます。(※同じボルトを4本買ったつもりが1本短い)

また、余ったナットを使うことで、コントローラーの後側が少し浮くようにしています。そのままだとL2ボタンが下と接触して効きが悪くなることへの対策です。


ここまで作って実際にDirtRally2.0で試してみたんですが、動作自体は悪くないものの、そのままだとサイドブレーキを動かす度に木の板ごと浮きます。「チープ=軽い」なので・・・。

固定対策として、ハンコンのシートと直結して動かないようにするための金具を追加購入しています。L字金具やボルトなど、計500円くらい。

さらにサイドブレーキの高さをシートと合わせるために、何となく取っておいたIKEAのダンボールを切って脚にしてテープで固定し板を支えています。


これで一応完成!!・・・ということにしました。あとは耐久性がどうなのか。

自作してみて思ったのは、サイドブレーキそのものの構造よりも、台座の配置や固定の方が厄介だと感じました。ネットで買えるハンコン用シートを色々と見る限り、シフターを設置するための部品はあるんですが、サイドブレーキまで置けるようになっているものが見つかりません。

なので、Thrustmasterの4万円サイドブレーキを買ったところで、今使っているコクピットと上手く組み合わせられたか、正直微妙なところです。ハンコンにサイドブレーキまで置く変人の需要に応える会社はないんですかねぇ。


本格的にコックピット的なものを組もうと思うと、シートも含めて既成品の組み合わせだけではどうしようもなくて、部品の加工や作成も含めたDIYが発生しそうです。もし全体的にガッチリとした骨組みが作れたら、例えばホームセンターの木材やパイプを使って上手く作れたらカッコいいだろうなーと思いました。


参考までに、ガチのコクピットをYoutubeで見つけました。


こちらのお姉さん、どうもプロっぽいんですが、サイドブレーキは金属パイプのようです。形状だけなら塩ビ管と同じ。狙いどころは間違ってなかった。

これと同じ環境を自宅に作るにはトータルでいくら掛かるんでしょうか。少なくとも100万では済まなそうです。仕事でラリーやってる人と比べるのも変ですけど。


まぁ一番大事なのは雰囲気ですからね。水道管ではどうやってもファナテックっぽくはならないんで、雰囲気をそれっぽく仕上げられただけでも十分です。


・追記

案の定、ワイヤーが緩んできたので対応する予定です。ワイヤーのテンションは後から調整できるようにしたほうが良さそうですね。

他の部品は特に問題なさそうなので、適当に作った割には意外とよくできていたらしい。何故?




2021年2月18日木曜日

どこかで名前を聞いた気がする人のSF19鈴鹿TA(GT Sport)


 Youtubeで見かけたこれ、GT Sportでのオンボードなんですが、ドライバー名の「Esteban Ocon」ってなんか聞いたことのあるようなないよな。

いや、ちゃんと動画のタイトルに書いてあるんですけどね。あまりそういうのを見ないままに再生しているもんで、「聞いたことあるようなないような」ってえらい失礼な話で、現役F1ドライバーのエステバン・オコン選手です。


世界で蔓延している新型コロナウイルスによる感染症(我が社での通称=新コロ)の影響でF1などモータースポーツがストップしていた最中、レース業界ではオンラインで現役選手がレースをするイベントをよくやっていましたが、これもその延長線上なんでしょうか。ちゃんとPSN IDが表記されているのが面白い。

F1でもe-sports大会が開催され、ゲーマーと現役F1レーサーがレースをする、なんて面白いことをやっていました。もちろんF1から出てくる選手は若手メインであって、うっかりライコネンとかハミルトンが出てくるわけがないので、オコンのような若手選手が多かったようです。

まぁF1に限らず、最近の若手選手は「ゲームでも速い」らしいですからね。実車だろうがゲームだろうが車なら何走らせても上手いんでしょう。


現役のF1ドライバーがSF19でアタックするのも面白いですね。バトンとかアロンソとコネがある時に乗せときゃよかったんじゃないかと思うんですが・・・それはさておき、このラップタイムは速いんでしょうか

オコン選手のタイムは1:35.200。SF19の実車のタイムはというと。


2020年スーパーフォーミュラ第6戦・鈴鹿のPPはニック・キャシディ選手。タイムは「1:34.442」。タイヤなど一概に比較できないところもありますが、かなり接近してますね。

なお、2019年のスーパーフォーミュラ第1戦・鈴鹿でのPP・牧野選手は1:36.060だったので、季節などの影響を考えると、GT Sportの再現度は良い線行ってるようです。(上から目線)


私はGT SportはほとんどGT4でしか走ってないですが、SF19でもガンガン走れるくらいには復帰したいなぁと思った今日この頃でした。





2021年2月14日日曜日

今更だけど"919tribute"がおかしい(良い意味で)

 

Youtube(プレミアム加入済)を巡回していたら見つけた動画。ポルシェ・919ハイブリッドevoのニュル北アタック。凄まじいです。

タイムは5分19秒54。919が本気出したらこんなもん・・・らしいです。2018年の動画なので今更ですが、久々に面白いオンボードを見れました。


既に10年以上前の話ですが、初期型のR35がポルシェ911のニュルブルクリンク北コースのレコードタイムを破って話題になりました。その後は”ほぼ”プロトタイプみたいな市販車でのアタックばかりになってしまい、市販車でのレコードはあまり意味がなくなりましたね。GT-Rはあの価格で高性能だったのが良かったと思うんです。

ちょっと調べてみたところ、現在では4ドアのパナメーラでも7分29秒で走る時代。GT-Rニスモは7分8秒、911 GT2で6分40秒など、ちょっと意味不明な領域に突入中。4ドア車でもいつかのR35と同等の記録が出る時代になってしまいました。そのうちロードカーでも6分を切るようになるんでしょう。




しかし919はそんなロードカーの争いもどうでも良くなるくらいの速さ。919は特に「ブースト」がスゴイですね。直線加速の飛び出し方が明らかにおかしい。画面の表示で「アクセル」と「ブレーキ」の他に「ブースト」の表記がありますが、これがハイブリッドシステム=モーターの動作を示していると思われます。減速時にパワーを貯めて、加速時に一気に開放。ばびゅーんと加速しています。

このアタックしている919はWECでのレギュレーションから「開放」した特別仕様(だから”evo”)とのことで、元の919はV4エンジンとハイブリッドシステムの組み合わせで「900馬力」だったものを、evo化された結果「1160馬力」にパワーアップしたとのこと。

モーターのアシストは限定的なので、全域で1160馬力ではないんですが、それにしてもブーストが作動している時の加速はとんでもないですね。あっという間に300km/h。高速域でもどんどん加速しているので、アシストが切れずにそのまま加速したら500km/hでも600km/hでも行ってしまいそうな感じです。

最終のストレートでは369km/hを記録しているものの、モーターのアシストで最高速度には早々に到達していて、実は直線のほぼ全域でレブっているだけ。まぁギヤ比を変えたところで最高速を出せるのは最後の直線だけですし、全体でのタイムアップとか安全性を考えたらこの程度が落とし所なんでしょう。



今後この記録を破る車はどういったものなのか。919はハイブリッドですが、世界ではガソリン自動車追放の流れなので、電気自動車の開発が活発です。



で、現時点でのニュル北における電気自動車レコードは、フォルクスワーゲン・ID.Rの6分5秒。ID.Rはパイクスピーク用の電気自動車で、これを使ってニュル北のアタックをした際の記録のようです。「一人乗り電気自動車」は見た目が酷いのでタダでも要りませんが、ID.Rはスーパーカーみたいでいいですね。

このアタックではギリギリ6分切りを達成できていませんが、これは2019年のアタックなので、2021年にはこれを破る記録も出てくるかも。フォルクスワーゲンは排ガス事件の件を挽回するのに必死なので、当然このあたりの記録を狙ってくるでしょう。

そして、919の記録まであと40秒。あと少しですが、919に及ばない原因は割とハッキリしています。



これがアタックの動画。エンジン音ではなくモーター音のみ。超未来感。


これ、速いんですよ。確かに速いんですが、やっぱり気になるのは最高速が全〜然伸びてないこと。ニュル北を1周6分で走れるのに、最後の直線で250km/hにも届いていません。逆に言うと、最高速がその程度なのに6分切り寸前まで走れているのもすごいんですが、これも電気自動車の特徴。トランスミッションが1速しかないので最高速的な部分が苦手です。

電気自動車は基本的にトランスミッションが「不要」。5速くらいのギアをひとつだけ載せて、モーターの凄まじい低速トルクでそこを補っている、という仕組みだそう。

まぁ公道レベルならそんな仕組みでも何も困らないですからね。200km/hとか300km/hみたいな非実用域での性能を追求する必要があまりないし、わざわざトランスミッションのような重くてたくさん部品が必要な構造物をなくせることも電気自動車のメリットの一つなので、例えばリーフのような車にトランスミッションが付くことは今のところなさそう。

個人的には高速巡航用のギアがあれば良いんじゃねぇの?とか考えるんですが、私みたいな工学的シロウトが考えることは頭の良い人達が考え済みのハズなので、現時点ではそれを考えた上での「1速ギア」なんでしょう。将来的にはわかりませんが。



ポルシェも電気自動車のタイカンを出しているので、こういう極限のアタックも電気自動車ばかりになるんでしょうか。

まぁ速ければガソリンでも電気でも何でもいいのも確か。技術が進歩すれば市販車にも恩恵がありますからね。電気自動車が安く・良いものになるなら大歓迎。もっと安くなーれー。



・余談

なお、バーチャルの世界ではもっとすごいです。「ビジョン・グランツーリスモ」で収録された「ダッジ SRT トマホークX ビジョン グランツーリスモ」によって「3分4秒500」が記録されています。なんじゃそれ。

ビジョングランツーリスモは現実の車じゃないですから別に何とでも言える。これが発表された際に散々ツッコんだ記憶があるんですが、改めて”設定”を見ると今でも中々ツッコミどころのある車でした。

乗るのに7ヶ月のトレーニングが必要だとが、心身ともに最高の状態じゃないと乗れないとか、人間の反射神経の限界だとか、素材がグラフェンだとか、全体的に「さいきょうのくるま」みたいな設定でした。

まぁそれがVGTのコンセプトでもあるんですが。VGTという単語がすごく懐かしい。あれってどうなったんでしたっけ。


動画はなんだか早送り再生みたいですね。車の性能がどうとかよりも、これに対応できる人間がすごいなぁと思います。なんでただのレースゲーム好きの皆様が人間の反射神経の限界に挑まなきゃならんのかは不明ですがね。それに挑戦するのはF-22のパイロットとかで良いんじゃない?

この動画を見て思い出したんですが、当時これのタイムアタックでニュル北を走ってゴールドを取ったんですよ。でも「人間の反射神経の限界」とやらに長時間挑んだために、腕と足が凄まじい筋肉痛になって日常生活に支障が出た上、あまりにも異常に速い世界に慣れてしまった(というか慣れないと走れない)せいで”普通の車”で走れなくなってしまいました。感覚が違いすぎてベストタイムから数秒落ちになる始末。

あれはそういう車です。私はノートニスモとかZくらいの車で十分。別に人間の反射神経の限界に挑戦したくない。それを痛感した一台?でした。


ところで、トマホークXは”2035年の未来の技術を反映させた車”だそうですが、「V10+圧縮空気で2500馬力」という設定は、世界的流れの「ガソリンエンジン車追放」の対象になりませんかね。時代は電気なのに。

安易に「未来」を想像すると、ぶっ飛び設定以前の変なところで矛盾しちゃうのはよくあることです。1980年台の映画に出てくる未来で、モニターがブラウン管だったりするアレですよ。

そういえばもう一つのアレなVGTだったレーザー推進とかなんとか言ってたやつは、一応ガソリンエンジンじゃないから2035年でもOKなのかな、なんて。



2021年2月4日木曜日

中古リーフの話

E13型のリーフが発売され、やっぱり高かった。ここまで高いならリーフでも良い。でもだからってリーフにしても新車で400万はちょっと。

ところが、リーフは中古だと安いんですよね。現行のマイナーチェンジ前の、3万キロ前後のやつで、最上グレードの"G"でも200万円をかなり割り込んでます。マジで?


別に事故車でもないんですよ。私がGT-Rみたいなスポーツカーの相場しかよく見ていないだけで、日用車だと相場はこんなものなんですかね。

リーフは全部入りが基本で、プロパイロットも普通に付いています。それで200万円を切っている。ちょっと欲しいかも。でもここまで安いとなんか怖い。


考えられるリスクとしては、バッテリーの劣化でしょうか。リーフは標準グレードでは元々320キロ程度の航続距離しかないので、経年劣化でもっと距離が伸びなくなっていて、それで安いとか?

ちょっとレンタカーでリーフを乗ってみたことがあって、自分の日常で使う電気自動車が非常に楽しかったんですが、借りた車は満充電だったのに既に残り走行距離が300キロを切っていました。

これ、高速道路で遠出しない限りは問題のない距離だと思いますが、少し心もとない距離であることは確か。これでも先代のリーフに比べたら改善しているものの、例えばテスラはモデル3でも航続距離がもっとあるので、比較しちゃうと気になりますよね。


同じリーフでも「e+」という航続距離が長いグレードがありますが、当然割高。というか、テスラもそれなりに高いです。現状、電池容量はお金と引き換えらしいです。

微妙な航続距離+3年落ち+3万キロの結果が200万円弱、なんでしょうか。逆に言えばその辺が妥協できるならお買い得なのかも。



あと、これは何の根拠もない個人の想像の話ですが、リーフは今後のマイナーチェンジでさらに魅力的になると思います。やたら高額になったノートとの差別化もありますし、E13ではプリウス式からストレート式になったレンジセレクターとかはリーフにも反映されるでしょうし、その他も色々改善される予感。特に航続距離の強化は絶対されるはずで、日々進歩している電池技術の恩恵を受けるでしょう。

そうなると中古リーフももっと値下がりするかもしれないし、新車リーフも値下がりしてくれるかもしれない。ちょっと楽しみです。


正直なところ、セカンドカーとして乗るならe-powerのノートやキックスが良いかな、とか考えていたんですが、レンタルリーフがとても楽しかったので、多分どこかでリーフを買うと思うんです。

それがいつになるか。良いタイミングを待ちましょう。



なお、先代のリーフはもっと安いですが・・・こっちはさらに怖い。ちょっとアレなデザインもさることながら、先代リーフは発売から時間が経っているだけに、10万キロ超えの個体もザラあります。

ここまで走ってると中古のiPhone7みたいなもんで、絶対に電池がヤバイ。残念ながら電気自動車は物理的に長く乗れないのかもしれませんねぇ。