私はコスパ!(米、トイレットペーパー、タオル・・・)
多分そういう性格なんです。1万円でいいお肉もらっても、金額(実質一万円)が気になって味がよくわからないに決まってます。だったら消耗品をガンガン買っちゃおうって話。ちょうどタオルが買い替え時だったし。
とあるお笑い芸人の方(かなり金銭感覚がルーズそうな人)がテレビでふるさと納税の話をしていて、こりゃやばいなって思いましたね。節税対策としてそれほどのレベルとは思わなかった。
ふるさと納税が総務省の説明通りの仕組みなら、こんなに露骨な節税もないと思うんですけどね。どうせ納める税金なら、その金額で何かもらったほうがマシ。その辺の露骨さが合法なのかが直感的に理解できません。聞いた通りの仕組みなら、そりゃやらなきゃ損って言われますわ。しかもお金がある人ほど得をする。本来納めるべき税金で、下手したらパソコンが貰えたりする。私だってパソコン欲しいですけど、自腹で買ってます。でも収入が多い人は、節税ついでにパソコンがもらえる。そんな不公平があっていいのか!・・・また僻みが出てしまった。
さて、ふるさと納税の返礼品を考えているのはおそらく役所の職員なんでしょうけど、ふるさと納税の本質的な部分をわかっていそうなところと、「とりあえず地元のPRを!」としか考えていないところと、はっきり分かれていますね。
仕組み的に仕方ないんでしょうけど、地元の特産品だと全国的に内容がカブるので、美味しい食べ物系の返礼品でランキング上位を狙う場合、相手が非常に強力で難しいと思います。農産物ならどうやったって北海道みたいなところが強いし、米ならコメどころの地方が圧倒的に強いに決まってる。
こういう時、人口が多いことしか取り柄のないベッドタウンは、豊富な自然パワーに後押しされた地方勢の主砲一撃で爆沈待ったなし。そこらへんのお菓子屋さんのミルフィーユで北海道に勝てると思うなよ? 菓子はいいから米を食え米を。
・・・それはともかく。
ふるさと納税の返礼品を探していると、とことん自分が無欲なことを思い知らされます。
みかんもイチゴも好きだけど3個でいい。キロ単位で欲しいわけじゃない。お米も好きだけどツヤツヤのお米じゃなくていい。なんなら白けりゃいい。多分麦ご飯でも区別がつかない。
お肉も黒毛和牛や神戸牛じゃなくていい。別にオージービーフでもいいけど、オーストラリアはふるさと納税の対象ではないので・・・。
どこぞの街みたいに商品券を返礼品にして総務省に怒られた例もありますが、狙いは正しいと思うんです。露骨にやるからダメなのであって。その辺の「狙ってる感」がまだまだ足りないと思いました。節税狙いの人を効果的に集められるような返礼品。
返礼品ランキングでは、やはり美味しそうな農産物が上位独占のようですが、美味しそうな農産物に興味がない人(普通の農産物で美味しさのリミットに到達する貧乏舌)は、返礼品の選択に困ります。
とりあえず、来月にはトイレットペーパーが大量に届きます。これで拭き放題。美味しいものはそこまで求めていないんで、自分みたいな無欲・オブ・無欲な人間に刺さるような返礼品がもっと増えてほしいですね。