ニッサン/ニスモ、2022年からの新型GT500車両『ニッサンZ GT500』をお披露目
ですよねー。
Z好きとしては非常に嬉しい発表である反面、サプライズ皆無なのが悲しいところ。もはや「次はZ」なことは既定路線で、一応隠してるけどバレバレな状態だっただけに、正式発表されたところで反応に困ります。
来年の活躍を超楽しみにしているのは間違いないんですけどね。あふれ出る今更感。
auto sportの記事を見ても、自分が妄想で作ったような記事そのまんまの文章が並んでいるような気がしてしまいました。嘘ニュースで半年くらい前に「次期GT500車両・新型Zをお披露目」って作ってもほぼ同じ内容になったかもしれない。
ただ、実際に走ってるシーンを見ると現実感が出てきました。新しいZが走ってる。非常に重要な部分です。
クルマはやっぱり走ってナンボですね。静止画だけ見て色々知った気になるのは良くないと思いました。
地味ぃに、タイヤはミシュランですね。タイヤ供給が1台だけということはなさそうなので、ニスモは2台体制でしょう。
#12も走るでしょう。#24は・・・監督が落ち着いてくれ。
まぁ次期車両はさておき、そのほかの部分で個人的に気になっていることを。
・来年のドライバーは?
来年の参戦体制についても何か発表されるかな?と思っていたんですが、確定の話は何もなかったですね。
ただ、イベントに来ていたメンバーが「意味深」と言えなくもない。こんな場面に適当に呼ぶわけないですし、来年の参戦体制に関わりのあるメンバーなのは間違いないはず。
#23のロニーさん・松田さんと、#3の平手さん、現在はGT300で参戦中の柳田さんが出ていました。この4人が開発ドライバーと思われますが、少なくともロニー・松田・平手の3人は来年のGT500ドライバーとして数えていい・・・と考えるのはまだ早すぎますかね。
GT-RとZの世代交代を象徴するようなシーンで、GT-R(#23)に平手さん、Z(#230)にロニーさん、という組み合わせで走行していました。#23に平手・・・何か意味があるのかな?
ここで逆に、Z=平手・GT-R=ロニーだったら大変でしたが、でもそうじゃない。まだまだロニーで行くぞ!というアピール・・・そんなことまで考えてない?
そして、その後の「ニスモドライバーを代表して」のシーンでは、松田さんが代表で色々話していました。ライブ配信後の走行も松田さんがドライブしていたとか。
この場面で代表としてスピーチするなら、普通に考えたら松田さんは来年も#23になりそうですけどね。
まぁ#3もニスモみたいなもんですし、少なくともこの3人は「ニスモ2台・4人のどこかには入る」ということだと思うんですが、さてどうなるかな。
・「フェアレディ」じゃない
新型マシンは『ニッサンZ GT500』とのこと。これまでもauto sportの記事は、細かい表記などもメーカー側の意図を汲んだ内容になっていると思うんですが、あえて「フェアレディZ」と表現していないように感じました。
先代?のZを「Z34」と表記していて、新型を「ニッサンZ」と明確に使い分けてますね。自分みたいな適当な人間が執筆すれば、絶対に混同すると思うんです。そこが大人の事情でちゃんと区別されている。あれは大人の文章です。
これってつまり、新型の国内向け正式名称も「ニッサン・Z」になるのかな、と。世間的にどう呼ばれるかは別にして、世界中で正式名称を統一してしまうのかもしれません。
車体のロゴも「Z」のみ。リアエンブレムも「Z」とだけ書いてあります。非常にシンプル。
プロトタイプの時点では、トランク上部にナナメで「Fairlady Z」と書かれていたものが、GT500仕様ではテールライトの間に「Z」のみの表記に変更。北米向け市販車と同じエンブレム。マーケティング的にこの部分は市販車のデザインと揃えるはず・・・ということは?
テールライト横の「Z」エンブレムを見て「あ、”フェアレディ”じゃないんだな」と思いました。
ま、個人の想像ですので悪しからず。というか、私はいずれ買うので、自分のクルマがどうなるか?が気になるだけです。名前って大事でしょ?
・「新しいZ」
既出情報の通り、新型のZはたぶん車検証的には「Z34」なんでしょう。ただ記事では区別のためか「ニッサンZ」と繰り返し書かれています。それはもうしつこいぐらいに。
Z32・Z33・Z34は国内では「フェアレディZ」なので、「ニッサンZ」と表現してもこれまでのZとはイメージはカブらない。現行のスープラが「GRスープラ」になっているのと似ている気がします。
新しいZは「ニッサンZ」、もしくは「Z」。これでクルマに詳しくない人に「フェアレディって何?」と聞かれることもなくなる・・・かもしれない。
・小さい
R35型は14年前の設計。市販車の元の設計が良かったために、アップデートを重ねた14年後でもトップクラスの性能を維持していますが、その間に変わりまくったGT500のレギュレーションに適応できてなかったですね。
今のレギュレーションでベースモデルと関わりがあるのは車体のデザインだけ。そのデザインで空力の良し悪しが決まるなら、空力面を考慮してベースを選ぶのは当然。ただニッサン的にGT-R以外にするわけにもいかず、気づいたら14年も経っていた、ということなんでしょう。だからって2年前にZ34にするのも変ですし。
当然そのあたりを考慮したであろう新型車両。GT-Rと並ぶと小さいことがわかります。現行のレギュレーションで勝つことを意識しまくっているのは明らか。元々車格的にGT-R>Zなので、小さいのは当たり前ですけどね。2シーターだし。
来年は鈴鹿以外でも活躍できそうです。というか、これでようやくフェアに勝負できる!って感じですね。
・市販車の国内仕様がまだ未定
新型Zは北米仕様が既に発表済みで、2022年春に発売予定。その際に「国内向けは2021年の冬に発表」という報道でしたが、市販車の方の続報がないまま、季節的には冬になりました。
先にGT500仕様が発表されてしまいましたが、国内向け市販車の発表に手こずってたりするんでしょうか。なんだか日本の法律は面倒なことが多そうですし、そのあたりの微妙な調整に苦労しそうではありますが・・・。
モーターショーが軒並み中止しているので、発表のタイミングが非常に難しいですが、どちらかというと市販車のほうが重要ですので、そちらの正式発表にも期待したいところ。
一応オートサロンは1月にやるっぽいので、何もなければそこで発表されそうですけどね。オミクジポンとかいう変なのが大流行してまたイベントが全部中止とか嫌ですよ?
いよいよ「新型Z」が現実世界に進出してきたので、本格的に資金面の心配をしなくては、と少し焦ってます。
楽しみであると同時に、とても不安。どうしよう。